PL花火

西で一番の花火大会を挙げろと言われると、関西人のほとんどが、「PL花火大会や!」という事でしょう。

それどころか、PL花火大会は日本国内でも五指に入るほどの規模で開催され、全国各地から大勢の観客が集まります。とにかくド派手で美しく、花火好きも、お祭り好きも、みんな満足する花火大会なんです。

そんな「PL花火大会」の2023年の日程や見どころ、穴場スポットを紹介していきます。

PL花火大会とは

実は花火大会じゃない?!

PL花火大会の「PL」とは、「パーフェクトリバティー教団」(Church of Perfect Liberty)という宗教団体の略称。高校野球で有名な「PL学園」も、この教団が運営しているんです。

そのPL花火大会ですが、正式名称は「教祖祭PL花火芸術」(きょうそさいピーエルはなびげいじゅつ)という宗教行事。初代教祖の遺言を元に1953年(昭和28年)から行われているもので、教祖祭の一環として行われています。

宗教行事と言うと難しく考えてしまいますが、気軽に花火を楽しむことができますよ。

PL花火大会の日程・時間・場所は

毎年8月1日!

打ち上がる花火

PL花火大会は、毎年8月1日に開催されます。

  • 開催日時:2023年(令和5年)8月1日(木)
  • 開催時間:20:00頃~20:40頃(予定)
  • 打上会場:光丘カントリー倶楽部(富田林市新堂2258-1)
  • 打上数:2万発以上
  • 最寄り駅:近鉄長野線「富田林駅」

※雨天決行

打ち上げ場所の「光丘カントリー倶楽部」はゴルフ場で、PL教団の敷地内ともなります。花火大会は雨が降ると延期になることが多いのですが、PL花火大会の場合は多少の雨なら決行されます

小雨が降っていてもあきらめず、レインコートなどを用意した上でお出かけ下さいね。

PL花火大会の見どころは?

まさに芸術!2万発もの花火

PL花火大会の特徴は、短い時間でとにかく花火が上がり続けることです。

PL花火大会は、1時間足らずの花火大会。ですが、その短い時間に2万発もの花火が打ち上げられるんです。打ち上げ花火数は公表されていないため、正確にはわかりませんが、年によって1万数千発のこともあれば、もっと多くて2万5千発以上の時もあるとも言われています。

いずれにしても、2万発前後の花火が一気に打ち上がるので、濃密な花火大会だというのがわかりますね。

□教祖祭PL花火芸術 in 光丘カントリー倶楽部前から
https://youtu.be/EopBOo4ZeFk

*間近で見ると圧倒されるそうですが、本当に「スゴイ」の一言に尽きます。

大型花火や仕掛け花火、そしてスターマイン

PL花火は短時間にたくさん打ち上がるだけの花火大会ではありません。一度に連続で打ち上がる、大型花火

毎年決められたテーマに沿って展開される、仕掛け花火。競技大会でしか見られないような、珍しい花火の数々。そしてフィナーレに用意されている、6000発とも8000発とも言われるスターマインの大発射

あまりの数の多さに、空が花火の色で明るくなると言われるほどなんですよ!

□PL花火芸術 フィナーレ 【銀世界】
https://youtu.be/xH_V5Jf4VkU

*すごすぎて目がチカチカします。少し注意して見てくださいね。

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PL花火大会の穴場スポットは?

見学場所は用意されてるの?

PL花火大会(教祖祭PL花火芸術)は基本的には教団の行事の為、間近で見られる場所も教団の敷地となります。そこでの見学に関しては、一般の方は入れない事がほとんど。

以前は、一般向けの見学場所として、会場近くの「ローンパーク駐車場」が有料で発売されていました。

ですが、2015年以降ローンパークでの有料観覧席は廃止されましたので、ここでは見学できなくなってしまいました。有料の自由席とはいえ、間近で見られるポイントだっただけに残念ですね。

オススメ穴場スポット!

PL花火大会は、打ち上げ会場に近くなればなるほど大混雑します。特に打ち上げ場所に近いゴルフ場の外周道路(府道35号線沿い)は有名ですが、人気だけに早めに場所取りしないといけません。

そこである程度混雑が避けられて、花火も楽しめる穴場のスポットを紹介します。

◎明治池公園(富田林市小金台4丁目1)打ち上げ会場より少し離れた場所にあるため、会場では比較的混雑が避けられます。離れてはいますが遮る建物も少なく、しっかり花火が楽しめます。

ただし行き帰りの混雑には巻き込まれるので、その点は覚悟しておきましょう。

□PL花火大会 明治池公園周辺から

◎石川河川公園(羽曳野市駒ケ谷140)

石川河川公園は羽曳野市にある公園ですが、打ち上げ会場から1キロほどの距離にあるため花火が見られます。

公園まで行くのに混雑が比較的少なく、迫力ある花火が楽しめる場所でもあります。

□PL花火大会フィナーレ 石川河川公園より

◎烏帽子公園(河内長野市喜多町725)

烏帽子公園(えぼしこうえん)は距離にして約8キロ離れています。それでも高台にあるため、しっかり花火が見えるんです。
花火大会の規模が大きいためか、これほど離れていても迫力ある花火が。富田林市に入らないため、行き帰りの混雑に巻き込まれづらいのもうれしいですね。

□PL花火オープニング

*音量注意でご覧ください。子供の無邪気な声がとても楽しそう!

◎狭山池付近(大阪狭山市岩室)

打ち上げ会場の反対側で離れた場所にあるため、比較的混雑が避けられます。またトイレも数カ所あるので安心ですね。

狭山池の周辺に長い遊歩道がありますので、見やすいポイントを探してみてください。また「さやか公園」であれば、最寄り駅(大阪狭山市駅)に近く、花火が終わったら早めに帰りたい場合にはおすすめです。

□PL花火ラスト

◎金剛山山頂(奈良県御所市高天)

奈良県にある金剛山ですが、直線距離にすると打ち上げ場所より約10キロ。しかも山頂なので遮るものもなく、行き帰りに身動きが取れない…なんてことがまずありません。

アクセスも意外と簡単で、山頂まではロープーウェイで行けます。迫力は他の穴場には負けますが、多少の混雑は避けられますし、落ち着いて見られるのでおすすめの穴場ですよ。

□PL花火 金剛山より

*この距離でもこの迫力で楽しめますよ。

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みんなが幸せであるように

正式名は「教祖祭PL花火芸術」であるPL花火大会。花火は宗教行事の一貫ということですから、PL教の教えに基づいた部分はあります。

ですが、誰でも気軽に楽しめて、花火大会に合わせて出店も登場するなどお祭り気分も存分に味わえます。花火が上がってそれをみんなで仲良く楽しめるのなら、教えとか関係なくそれで良いのではないでしょうか。

花火見物で混雑してても譲り合いの精神で、見ているみんな幸せであるように願いたいものですね。