にはイベントが盛り沢山ですが、大阪でも夏祭りが多く行われます。そんな夏祭りの締めくくりとなるのが、大阪市の住吉大社で行われる「住吉祭(すみよしさい)」です。

初詣の参拝客でもかなり沢山の人でにぎわう住吉大社。住吉祭でも30万人も訪れるお祭りなんです!

そんな「住吉祭」2023年の日程と見どころ、そして歴史やアクセスについて紹介していきます。ぜひ行かれる時の参考にしてくださいね!

住吉祭2023年の日程

7月30日から8月1日まで開催!

住吉大社の橋

住吉祭は毎年7月30日から8月1日の3日間で行われるお祭りです。ただし7月第3月曜日の「海の日」にも行事はあるので、この海の日から8月1日までを住吉祭という場合もあります。

2023年(令和5年)の主な日程とスケジュールは、次の通りです。

    • 開催期間:2023年7月30日(日)~8月1日(火)
    • 会場:
      • 住吉大社(大阪市住吉区住吉2丁目9-89)
      • 住吉公園(大阪市住之江区浜口東1丁目)
      • 宿院頓宮(堺市堺区宿院町東2丁1-6)
    • 主なスケジュール:
      • 7月30日 20時~ …宵宮祭(よいみやさい)
      • 7月31日 17時~ …夏越祓神事・例大祭(なごしのはらえしんじ れいたいさい)
      • 8月1日  13時頃~…神輿渡御(みこしとぎょ)

※7月17日(月・海の日)夕刻…神輿洗神事(みこしあらいしんじ)*住吉公園で

住吉まつり2023年の見どころ

住吉祭

お神輿が川を渡る!

住吉祭で一番盛り上がるのが、8月1日に行われる「神輿渡御」(みこしとぎょ)です。

住吉大社の神様を乗せた2トン近い大きなお神輿が14時30分ころに出発し、堺市の御旅所である「宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)」まで練り歩きます。到着は20時ころです。

獅子舞や子供が引く舟形の山車に鎧姿の武者も加わり総勢1200名以上。お祭り気分が更に盛り上がりますよ!

そんな神輿渡御で特に注目してほしいのが、大阪市の住吉区と堺市を隔てる「大和川」での渡御です。担ぎ手が大和川に入り、神輿を運んでいくんですね!

また大和川の中で堺市側の担ぎ手と交代する、「大和川受渡式」も必見ですよ。

□神輿渡御のルート

  • 赤:住吉大社
  • 青:宿院頓宮
  • 茶:神輿渡御のルート

□住吉祭
https://youtu.be/aL1fboTKKHg

*掛け声が威勢よく、これぞお祭り!といった風景ですね。

夏の厄払い!

神社らしいお祭りを感じたいなら、7月31日に行われる「夏越祓神事(なごしのはらいしんじ)」は必見です。

夏越祓神事では茅の輪(ちのわ)と呼ばれる大きな輪をくぐることで、夏の厄払いを行います。美しい衣装を身に着けた「夏越女」や稚児が行列を作り、茅の輪をくぐる様子はとても素敵なんですよ。

茅の輪くぐりは一般の方も参加でき、茅の輪から「茅(かや)」を一本取って茅の輪をくぐります。茅の輪をくぐるときには次の和歌を読む習わしがあるので、しっかり覚えたいですね。

住吉の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は千年(ちとせ)のよはひのぶといふなり

【関連記事】
大祓の意味とは?行われるのはいつ?茅の輪くぐりの方法は?

屋台もたくさん!

お祭りといえば、屋台めぐりも楽しいですよね。住吉祭では住吉大社周辺に、200近い屋台が登場します。

フランクフルトやフライドポテトといった定番はもちろんのこと、居酒屋メニューが楽しめる屋台もあるんですよ。

夏らしい屋台では、例年「お化け屋敷」も登場します。実はこのお化け屋敷ですが、かなり「怖い」と毎年評判となっています。恋人や友人とドキドキする時間を過ごしたいなら、お化け屋敷は外せませんね。

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住吉祭の歴史

住吉神社の総本社!

住吉大社は、全国各地2300もある「住吉神社」のトップに当たる「総本社」です。その歴史はとても古く、「日本書紀」に登場するほどです。

住吉大社の始まりははっきりしませんが、1800年以上の歴史があるんですね。

住吉大社

住吉祭もいつから行われていたのか不明ですが、平安時代にはすでに行われていた可能性があります。また神輿渡御は、鎌倉時代に行われていたという記録が残されています。

一方で行われなくなった行事もあり、神輿渡御も一時期は行われていませんでした。しかし2005年(平成17年)に復活し、神輿の賑やかな様子がお祭りの名物となったんですね。

住吉大社へのアクセス

公共交通機関でのアクセス

住吉祭期間中は18時以降に交通規制が行われるため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。

新幹線「新大阪駅」からは以下のルートで住吉大社まで行くことができます。

  • 新大阪駅 → JR京都線で「大阪駅」へ → JR環状線内回りで「新今宮駅」へ → 南海本線で「住吉大社駅」
  • 新大阪駅 → 御堂筋線で「なんば駅」へ → 南海本線で「住吉大社駅」

住吉大社駅から住吉大社までは東方面に徒歩3分ほどなので、迷わず到着しますよ!


空港からは以下のルートで住吉大社まで向かいましょう。

  • 関西国際空港 → JR関空快速で「新今宮駅」へ → 南海本線で「住吉大社駅」
  • 大阪伊丹空港 → 大阪モノレールで「蛍池駅」へ → 阪急宝塚線で「梅田駅へ」 → 御堂筋線で「なんば駅」へ → 南海本線で「住吉大社駅」

天王寺方面からは路面電車を利用できます。

  • 天王寺駅 → 阪堺電気軌道(路面電車)上町線で「住吉鳥居前駅」
  • 恵美須町駅 → 阪堺電気軌道(路面電車)阪堺線で「住吉鳥居前駅」

住吉大社駅から住吉大社までは徒歩すぐです!

【関連記事】

住吉祭で暑い夏を元気に!

吉大社の住吉祭は、大阪の夏祭りの締めくくりとなり、多くの方で賑わいます。また暑い夏の厄払いを行うお祭りでもあるため、気持ちを元気にしたい方にもおすすめなんですよ。

大きな神輿が大和川を渡る様子は豪快ですし、茅の輪くぐりからは歴史の重みが感じられます。屋台グルメを味わいながら、怖いお化け屋敷で暑さを振り払うのも楽しいですよ!

夏を元気に過ごしたいなら、大阪・住吉祭へ足を運びませんか?