
本州と九州を隔てる関門海峡は、昔より双方の行き来が盛んな場所。海峡の幅もそれほど広くないため、お互いの様子がよく見える場所でもあります。
そんな関門海峡で毎年夏に開催されるのが、関門海峡花火大会。
海峡をはさんで両岸で花火が見られる事もあって、毎年合計100万人前後の人が訪れる人気の花火大会なんですよ!
そこで、
- 関門海峡花火大会2023年の日時と会場
- 関門海峡花火大会とは?
- 見どころとおすすめ穴場スポット
- アクセス
についてご紹介しますので、どちら側で楽しむのか参考にしてくださいね!
関門海峡花火大会2023年の日程・時間と会場は?
関門海峡花火大会は、毎年8月13日、山口県下関市と福岡県北九州市門司区で同時開催される花火大会です。お盆の時期と重なることもあり、双方で100万人前後の人が訪れる人気の花火大会です。
- 開催日程:2023年(令和5年)8月13日(日)
- 打ち上げ時間:19:50~20:20
- 打ち上げ玉数:15000発(各会場双方で約7,500発ずつ)
- 会場:
- 下関会場(あるかぽーと下関及び22号岸壁・カモンワーフ・唐戸市場前)
*JR下関駅で下車・徒歩15分
- 門司会場(門司港西海岸埋め立て地)
*JR門司港駅で下車してすぐ
※雨天決行、荒天の場合は中止
開門海峡花火大会の見どころ!
合わせて15000発!
関門海峡花火大会は、下関と門司の二つの会場で開催される花火大会。そのため一度に打ち上げられる花火も多く、両会場の合計で15,000発ものの花火が打ち上げられます。
しかも関門海峡を挟んで競うように打ち上げられるので、他にはない大迫力が楽しめるんですよ。
大玉の門司、水中花火の下関
下関側・門司側、それぞれで同時に打ち上げられる花火ですが、会場ごとに特徴があります。
門司会場の花火
門司会場の特徴は、大玉花火が連続して打ち上げられること。また音楽に合わせて大玉が打ち上げられる、「音楽花火」も門司会場の目玉となっています。
□関門海峡花火大会 門司側
*連続して打ち上がる花火がきれいです!
下関会場の花火
下関会場の特徴は、ボートから海上へ投げ込む「水中花火」が見られる事。またフィナーレに2連発で打ち上げられる一尺半玉は、直径450mにもなる巨大花火なんですよ。
□関門海峡花火大会 下関側
https://youtu.be/PnXf7TjLimo
*巨大な打ち上げ花火と水中花火の迫力がすごいです!
開門海峡花火大会のおすすめ穴場スポットは?
有料観覧席は?
関門海峡花火大会では、両会場共に有料観覧席が用意されています。
下関側
あるかぽーと会場、海峡ゆめタワー前会場
特Sスポンサーエリア
特等席で花火をみられるスポンサーエリアです。
一口5,000円で個人の方も購入可能です。
あるかぽーと会場(メイン会場):定員10,000名
大人 | 3,000円 |
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小学生 | 1,000円(小学生未満は無料) |
海峡ゆめタワー前会場:定員2,000名
大人 | 3,000円 |
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小学生 | 1,000円(小学生未満は無料) |
カモンワーフ会場・唐戸市場前会場:5,000名
大人 | 2,000円 |
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小学生 | 1,000円(小学生未満は無料) |
門司側
特別協賛席Ⅰ
畳2畳分の席に5名まで座ることができます。(E席は3畳分で8名まで可能)
S席 | 50,000円 |
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A席 | 24,000円 |
B席 | 22,000円 |
C席 | 22,000円 |
D席 | 20,000円 |
E席 | 24,000円(8名まで可能) |
特別協賛席Ⅱ
畳2畳分に5名まで座ることが可能です。
1~7席 | 12,000円(横に生垣あり) |
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11~17席 | 15,000円 |
21~27席 | 15,000円 |
協賛イス席
座席指定はなく、先着順です。
パイプ椅子が準備されており、座って花火を見られます。
1席 5,000円
環境整備協力チケット
花火鑑賞エリアに入るためのチケットです。チケットがないと入場することができなくなりました。
1人 1,000円
関門海峡花火大会公式サイト|下関会場 (shimonoseki21c.jp)
穴場スポットは?
有料観覧席はありますが、門司・下関会場ごとに料金・エリアが異なるのと、数も限られているため、毎年すぐ売切れてしまうため入手困難です。そこで有料観覧席以外の、おすすめの見学スポットを紹介します。
海響館(下関側)
下関市の水族館なのですが、夜の部(18:00~)に合わせて入場すると室内から花火を楽しむことができます。花火の音は楽しめませんが、虫などが気にならず快適な空間で花火が楽しめます。
なお花火見物は本来の利用目的とは異なるので、他の方の迷惑にならないよう注意しましょう。
場所:山口県下関市あるかぽーと6-1
片上海岸(門司側)
片上海岸は、門司会場より少しはなれた場所にある、釣りの名所です。会場から離れていますが、下関側もしっかり見られる穴場としてオススメです。
場所:福岡県北九州市門司区片上海岸
ノーフォーク広場(門司側)
門司側にあるノーフォーク広場は、めかりPAの下付近になり、打ち上げ場所からは少し離れています。そのため門司側の花火も下関側の花火も両方楽しめる穴場スポットです。
場所:福岡県北九州市門司区旧門司2丁目5
巌流島(下関側)
宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行ったことで有名な巌流島は、実は関門海峡にある小島。
巌流島の場所は下関市になりますが、下関・門司両方から巌流島までの連絡船が出ていて、当日は終了時間に合わせて帰りの船も出ているほど。中にはバーベキューを楽しみながら花火見物する人もいるので、ゆるく見物したい人にオススメです。
場所:山口県下関市大字彦島字船島648
関門海峡花火大会について
一つで二つの花火大会

関門海峡花火大会は、下関市と北九州市で同時に開催される花火大会ですが、正式名称は「アジアポートフェスティバル in KANMON 関門海峡花火大会」。「関門海峡花火大会」は通称なんですね。
関門海峡花火大会の始まりは、1985年(昭和60年)に下関市で開催された花火大会。お盆をふるさとで過ごす方のために始まった花火大会は、海峡を隔てた九州側からも見る事ができました。
それから3年後の1988年(昭和63年)に、今度は門司でも「みなと・鉄道100年記念」として花火大会を開催。この時より下関・門司が協力しあう、とても珍しい花火大会となりました。
花火大会が始まった経緯がそれぞれ異なるため、現在も関門海峡花火大会は下関側と門司側で主催が異なります。
- 下関側は、「財団法人下関21世紀協会」
- 門司側は、「関門海峡花火大会実行委員会門司」
が主催しています。
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海を挟んで花火を楽しもう!

関門海峡花火大会は、海峡を挟んだ二つの場所で同じ規模の花火が打ちあがる珍しい花火大会です。
どちらの花火もすばらしく、また1万5千発以上も打ちあがる様子は大迫力の一言!大玉・水中花火・音楽付き花火・連射など、花火も多種多彩に楽しめるのも魅力的です。
それだけに毎年非常に多くの人でにぎわうので、周りの人と譲り合って花火を楽しみたいですね。
下関と門司、二つの地域が協力し合う、関門海峡花火大会で花火を満喫しませんか?
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