花火大会といえば、夏に行われることがほとんどですが、冬に行われる大きな花火大会があるのをご存知ですか?
それが長野県で毎年11月下旬に行われる「長野えびす講煙火大会」です。例年40万人以上の観客が集まりますが、長野の冬だからこそ!の上質で綺麗な花火が見られるんですね。
そんな楽しみな「長野えびす講煙火大会」、
- 2023年の日程
- 花火大会の見どころ
- おすすめの穴場見学スポット
- 長野えびす講煙火大会の歴史
- アクセス情報
について順に紹介します!
長野えびす講煙火大会の開催日時は?
毎年勤労感謝の日に

長野えびす講煙火大会は、長野県長野市で毎年11月23日(勤労感謝の日)の祝日に開催される花火大会です。2023年(令和5年)の開催日時は次の通りです。
- 開催日程:2023年11月23日(木・祝)
- 開催時間:18:00~19:30
- 打ち上げ場所:長野大橋西側 犀川第二緑地(長野県長野市大橋南1丁目)
- 打上数:1万発以上
※雨天決行
長野えびす講煙火大会は、初冬の既に寒い季節に開催される花火大会です。夜の時間帯はさらに冷え込むため、防寒対策をしっかり行った上で行くようにしましょう。
長野えびす講煙火大会の見どころ
ミュージックスターマイン!
長野えびす講煙火大会で注目して欲しいのが、ミュージックスターマイン。
ミュージックスターマインは、音楽に合わせて花火が連続で上がる演目ですが、全国の花火大会でも非常に人気があります。
長野えびす講煙火大会では、花火師の高い技術と構成力が合わさり、見る人の目を奪う芸術作品になります。その美しさは全国の花火ファンが、「長野の花火だけは見逃せない」というほどです。
□長野えびす講煙火大会 ミュージックスターマイン
https://youtu.be/nJtQ6ojQKiE
*映像でもこの美しさと迫力です!!
全国10号玉新作花火コンテスト
もうひとつ見逃せないのが、同時開催される「全国10号玉新作花火コンテスト」。全国から選ばれた花火師が、花火の新作の出来栄えを競い合うものです。
10号玉はいわゆる「一尺玉」の事で、美しい新作が夜空を大きく彩ります。高い技量を持つ職人が打ち上げる作品は、それだけでひとつの芸術と言えるほどです。
□長野えびす講花火大会 全国十号玉新作花火コンテスト
https://youtu.be/Zh3MbCztkc0
*一つ一つの花火が独創的で、本当に美しいですね。
長野えびす講煙火大会のおすすめ見学スポットは?
長野えびす講煙火大会では、有料の観覧席が用意されています。
しかし料金も安い席(えびすシート)で4500円、高い席(プレミアムシート)で1.8万円・・・と、家族で行く場合手を出しづらい部分もあります。
そこで有料観覧席にも負けない、オススメの見学スポットを紹介します。
日赤病院周辺は、有料観覧席の後方に位置する場所。やや場所が離れるため、花火の全体が見やすくなっています。
ただし病院という場所柄、緊急車両の邪魔にならないように注意して静かに見物しましょう。
長野大橋は会場近くの犀川にかかる橋で、花火を横から見る形となります。車の往来もある橋ですので、歩道からはみ出さないようにしたいですね。
丹波島橋は、長野大橋とは逆側にかかる橋で、こちらも横から花火を眺める形となります。長野大橋と同様に、車に注意して歩道から見学しましょう。
長野えびす講煙火大会の歴史
えびす講の景気づけのために
毎年11月に開催される長野えびす講煙火大会ですが、元々長野では昔から花火大会が盛んでした。
江戸時代には遊郭への集客方法として行われていたほど。それが明治時代以降、えびす講の時期に合わせて行われる様になりました。
えびす講とは、七福神でお馴染みの「恵比寿様」のお祭りのこと。長野のえびす講では、11月20日周辺に神社の祭礼が行われますが、明治32年(1899年)にえびす講の景気づけのために花火を打ち上げたのが、花火大会の始まりです。
既に100年以上の歴史がありますが、11月下旬に花火大会が開催されるのはこのためなんですね。

花火師憧れの大会
また大正時代になると、この花火大会は「花火師の憧れ」となっていました。というのも打ち上げに参加できるのは、熟練の技術を持った花火師だけだったからです。
現在においても「長野えびす講煙火大会」は優秀な花火師が集まるため、全国屈指の美しい花火が見られる大会となっています。
アクセス
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関を利用する場合、北陸新幹線の利用がとても便利です。
JR長野駅で下車した後は、シャトルバスを利用するか徒歩で会場へと向かいましょう。
シャトルバス利用は、
- 長電バス …大人250円・小人100円(長野駅東口→23番乗り場)
- アルピコ交通…大人250円・小人100円(長野駅善光寺口→2番乗り場)
徒歩だと、約20分程度で会場へ到着します。
長野えびす講煙火大会 公式ホームページ (nagano-cci.or.jp)
車でのアクセスと駐車場について
車で行く場合、上信越自動車道の利用が便利です。須坂長野IC、あるいは長野ICで降り、長野駅周辺に向かいましょう。
そして駐車場ですが、前年2018年までは臨時駐車場が3ヶ所(真島、長野地方卸売市場、エムウェーブ)用意されていました。しかし2023年は運用上の問題もあり、臨時の無料駐車場は用意されません。
そのため、長野駅周辺等の有料駐車場に車をとめ、徒歩か、長野駅東口からのシャトルバスで会場に向かうようにしましょう。
また長野駅周辺には「長野まちなかパーキング」の加盟駐車場が沢山ありますので、加盟店で買い物をすると割引きサービスをもらえます。こちらを上手く利用するのもいいですね。
参考リンク:長野まちなかパーキング

11月の花火はとてもきれい
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11月下旬の花火大会というと、美しさよりも先に寒そう~という印象が強くなりがち。しかし長野えびす講煙火大会は、寒い中でも行ってよかったと思うほどの素晴らしい花火が打ち上がります。
確かに11月下旬の長野は寒い時期ですが、夏よりも空気が澄むため夜空がとても美しい季節。そんな夜空を彩る花火は、本当に美しいんですよ。
暖かい服装と防寒対策をしっかり行なって、11月は長野の美しい花火を見に行きませんか?
長野えびす講煙火大会 公式ホームページ (nagano-cci.or.jp)
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