年末が近づくと年賀状を購入しなければ・・と、慌てることが増えてきます。年賀状は出し忘れると相手に失礼ですし、なるべくお正月に間に合うように出したいですよね。
そんな時にふと思うのが、年賀状などに書く来年の干支のこと。2018年の干支は「戌」(いぬ)ですが、これはどういう干支なのでしょうか。
そこで、2018年の干支である戌について、由来や戌年に生まれた人の特徴などをまとめましたのでぜひ覚えてくださいね!
2018年の干支は?
2018年の干支は戌
2018年の干支(十二支)は「戌(いぬ)」で犬がシンボル。
戌は十二支の11番目に当たるもので、前が酉(とり)・後が「亥(い)」。
- 方角としての戌は、西北西よりやや北
- 時刻としての戌は、午後8時から午後10時まで
を表しています。
干支とは?
そもそも「干支」とは、一体どういうものなのでしょうか。
干支といった場合、一般的には「12で一周する動物の名前の付いた年を表現するもの」を指します。しかしこれは本当は間違い。干支ではなく、「十二支」と表現するのが正解なんです。
十二支とは12で一周する数の数え方で、年や時刻・方角などに使われるもの。対応するものに動物の名前を入れ、親しみやすくしたものなんです。
一方の干支とは、「十干と十二支」を組み合わせた60で一周する数の数え方。こちらも年や日付で使われ、特に60才で迎える「還暦」は干支が一周したタイミングで行うものです。
正しく言えば、干支と十二支は違うものですが、「来年の干支は?」といった場合は十二支を指すのが一般的ですね。
ただし、正式な干支で言うと「十干 + 十二支」を指すことになります。
十干(じっかん) |
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 |
十二支(じゅうにし) |
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 |
以上から、2018年の正しい干支は、
- 十干が「戊(つちのえ、ぼ)」
- 十二支が「戌(いぬ、じゅつ)」
なので、「戊戌(つちのえ・いぬ/ぼ・じゅつ)」になりますね。
雑学の小ネタとして覚えておくと、お正月の話題にぴったりですよ!
戌の由来や特徴は?
なぜ「犬」ではなく「戌」なの?
2018年の干支である「戌」ですが、なぜ「犬」ではなく「戌」という漢字で表現されるのでしょうか。
これは干支(十二支)では、元々動物とは無関係の漢字が使われていたから。その後、分かりやすさのために動物を当てはめた結果、現在まで伝わる干支になったというわけです。
「戌」に関しては音が近いなどの理由で、犬がモチーフとなったんですね。
ちなみに干支は日本以外にも、中国・韓国・ベトナムなどでも使われているもの。しかし国によって動物や当てはめる漢字が違い、戌に関しては中国では「狗」と表記します。
戌は滅びの象徴?
干支で使われる「戌」は、実は「滅(めつ・ほろぶ)」につながる漢字。
そこから、草木などが枯れ果てる意味を持つ漢字となりました。
年を表す干支に滅びの意味があって問題ないのか?と不安になりますが、その点は大丈夫。
というのも翌年の「亥」に「草木の生命力が、種などの中に閉じ込められている」という意味が。更にその次の「子(ね)」になると、この草木から芽が出るということなので安心してくださいね。
犬は安産の象徴
一方で戌に対応する動物として採用された「犬」ですが、こちらには生命力豊かな意味が。これは犬が一度にたくさんの子を産み、しかも安産だと言われているから。
妊婦さんが戌の日にお参りをする風習も、この逸話からきたものなんですよ!
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戌年生まれの特徴は?
占いなどでは、戌年生まれの人は次のような特徴をもつとしています。
義理人情の人
これは犬が飼い主に忠実であるであり、一生の友となってくれるからなんですよ。
警戒心が強い
これも犬の印象から来たもので、初対面だとやや冷たい印象に取られがちです。またこの人とは相容れないと判断してしまうと、そのまま苦手な人というカテゴリに入れてしまうことも。
一方でこの人は信頼出来ると判断すると、本来の義理堅さを発揮するようになるんですよ。
真面目な努力家
これも犬が飼い主に忠実なことから、とても真面目であるといういうイメージにつながっています。
堅実かつ慎重
犬の用心深さからきたもので、あらゆる角度から検討した上で決断を下す傾向が。そのため急いでいるときには、判断が鈍いと指摘されることも。
一方でその堅実さが買われて、上役からの評価を得られやすいということもあります。
愛情深い
一度この人と信頼する性格は、恋愛においては愛情深さと一途さとなって現れます。ただし愛情深さが心配性となり、相手に余計なお世話をしてしまうことも。
それだけ相手を思いやって愛しているという事でもあるので、恋人としては良き人とも言えますね。
堅実な一年を
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戌年の「戌」には草木が滅ぶという意味がありますが、これは次へ進むための新しいステップ。また犬には安産にご利益があるため、特にこれからママになる人にとっては良い年となりますね。
また、戌年生まれの人は堅実で義理深いと言われ、戌年にもこの傾向が。もしも身近に戌年生まれの方がいたら、その人の良い点を見習うのも良いかもしれません。
新しく迎える2018年の戌年は、これまでの問題点を見つめなおして堅実な一年を過ごしたいですね!
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