生タコ

タコ(蛸)は刺し身や酢の物・たこ焼きに欠かせない、日本人が大好きな食材。スーパーなどでは既に茹でた状態で販売していることが多く、調理の手間が省けて便利ですよね。

一方で生ダコは扱いが難しく、自分で茹でたら固くなってしまったと言う人も多いのではないでしょうか。もし新鮮な生タコをいただく機会があるのなら、美味しく柔らかく調理したいですよね。

そこで、様々な方法で固い生タコを柔らかくする方法を6つ紹介しますので、ぜひ覚えてくださいね!

固い生タコを柔らかくする方法

1.大根で叩く

大根で叩く

新鮮な生タコが手に入ったら、下ごしらえを行いましょう。

ぬめりのある状態でしたら、タコ一匹に対しカップ1の塩を加えて20分ほど揉みます。揉み込むことでメレンゲ状の泡が立つので、しっかり水洗いしてタコを確認しましょう。

ぬめりが残っていたら再び塩もみを行い、ぬめりが取れていればOKです。

そして、ぬめりを取り除いたら、次は大根でタコを柔らかくします。手順はとても簡単。まな板の上にタコを広げて皮をむいた大根で叩くだけ

  • 大根で叩く
  • 大根に含まれる「ジアスターゼ」の働き

の二重の効果で、タコの筋繊維を破壊して柔らかくすることができるんですね。

□たこを柔らかくする秘技!
https://youtu.be/q1VVhO881-Y

*大根は持ちやすい大きさに切り、輪切りにした切り口で叩くとより効果的です。

2.大根おろしで揉む

大根おろしで揉む

塩で揉むことでタコのぬめりを取り除けますが、実は大根おろしでも取り除けます。しかもこの方法ならば、ジアスターゼの効果で、ぬめりと共にタコを柔らかくすることも可能。

手順は塩揉みと同じで、カップ1の大根おろしでタコを10分~20分程度揉み続けるだけ。その後水で洗い流してぬめりの確認を行えば、ぬめり取りと柔らかくする下ごしらえが完了します。

注意点としては、大根おろしの辛味成分で手がひりひりすることがあります。調理用のビニール手袋などを着用して、手の保護を行ってくださいね。

3.急速冷凍する

急速冷凍する

下処理済みのタコを頂いたけれど、どの方法で処理したかがわからない。そんな時はタコをジッパー付きビニール袋に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れて凍らせましょう。

一度凍らせることで、叩く時と同様にタコの筋繊維が破壊されます。しかも均等に筋繊維が破壊できるので、手間がかからず柔らかくすることが可能なんですよ。

凍らせる方法ですが、出来れば急速冷凍機能のある冷凍庫を活用するのがおすすめ。素早く凍らせることで、鮮度が落ちずに柔らかくすることができるんです。

ちなみに、このまま冷凍保存することも可能で、保存期間は2ヶ月程度となります。

4.炭酸水で煮る

炭酸水

固くなったゆでタコを調理する時は、炭酸水を使って煮ると柔らかく仕上がります。これは炭酸水に含まれる二酸化炭素に、筋繊維をほぐす作用があるからなんです。

炭酸水は砂糖など甘味料が入っていない「無糖の炭酸水」を使いましょう。

水と炭酸水の割合は、「水4:炭酸水1 程度」で使用。もし炭酸水が余っているのなら、全量を炭酸水にしても大丈夫です。

煮物を作る場合は、ここに砂糖や醤油などの調味料を加えて煮込みましょう。

【関連記事】
毎日でも飲みたい!無糖炭酸水の驚くべき健康効果とは?

5.お茶を加えて色良く柔らかく

番茶

タコを色よく柔らかく煮たいなら、番茶(お茶)を加えましょう。茹でるときに使う水を、濃いめに入れた番茶に変えて調味料とともに弱火で10分程度煮ます。

番茶に含まれるタンニンには、タンパク質をほどよく固める作用があります。これが、言わば「煮すぎても固くなりすぎない作用」として働くため、柔らかく煮ることができるんです。

またタンニンには色止めの作用があるので、タコを赤くきれいに煮ることも可能です。臭み消しの効果もあるので、お茶で煮るのは一石三鳥ですね。

尚、番茶が無ければ緑茶を使っても大丈夫です。

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6.大根を加えて柔らか煮に!

下ごしらえでも活躍した大根は「タコを煮るときの具材にも加える」と柔らかく煮上がります

そこで大根とタコの柔らか煮を紹介しますので、先に記載した柔らかくする方法も踏まえて作ってみましょう。

□材料

    • ゆでダコ   200g
    • 大根     200g
  • 番茶     200cc
  • 炭酸水    150cc
  • 和風だしの素 小さじ1
  • みりん    大さじ1
  • 砂糖     大さじ1
  • 醤油     大さじ1
  • 生姜     少々

 

□作り方
  1. ゆでダコは食べやすい大きさに、大根は大きめのいちょう切りにします。
  2. 鍋にタコ・生姜以外のすべての材料を入れて加熱します。
  3. 沸騰したらタコを加えて落し蓋をします。
  4. 弱火にして煮汁がなくなるまで、焦がさないように20~30分煮ます。
  5. 器に盛り付け、千切りにした生姜を飾り付けて完成。

お好みで「うずらの卵」を加えても美味しいですし、「小豆」を加えて煮るとタコの色が更に美しくなります。この小豆は食べられますので、一緒に盛り付けていただきましょう。

参考記事:大根の気になるカロリーや糖質は?ダイエットに適した食べ方ならコレ!

柔らかいタコを今日のおかずの一品に!

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コは旨味成分が多く、様々な料理に加えたい一品。しかし茹ですぎると固くなるため、歯が弱い方にとって食べづらい食材でもありますね。

とは言え、生のタコが手に入ったときには下ごしらえをしっかり行えば柔らかい食感になります。固くなってしまったゆでダコも、煮汁を工夫すれば柔らかく仕上がりますよ。

美味しいタコを柔らかく仕上げて、今日のおかずの一品に加えませんか?

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