ふくろ祭り

京で行われるお祭りは下町で行われるものが多く、東京というより「江戸」のイメージが強く感じられます。

商業施設が多い賑やかな地域では、御神輿を出すような祭は行いにくいのかも。 …と思っていたら、池袋でお神輿が出るお祭りがあることを知って、ものすごく驚いています。

それが、池袋の「ふくろ祭り」

ふくろ祭りは、お神輿が出るだけでなく、よさこいの踊りも見られるという、池袋が1年でもっとも熱く盛り上がるお祭りです。

そんなふくろ祭りの2023年の日程や祭の見どころ、アクセス・交通規制情報について紹介します!

ふくろ祭り2023年の日程・イベント内容

神輿は9月に、踊りは10月に

毎年秋に東京の池袋で行われる「ふくろ祭り」は、

  • 前期2日間(9月下旬の土日開催)
  • 後期2日間(10月上旬の土日開催)

の合計4日開催のお祭りです。

2023年(令和5年)の日程は次の通りとなっています。

  • 開催日程:
    • (前期)2023年9月23日(土)・24日(日)
    • (後期)2023年10月7日(土)・8日(日)
  • 会場:東京・池袋駅西口周辺
    • 池袋西口駅前広場
    • アゼリア通り
    • 四商店街通り
    • みずき通り
    • 目白駅前広場
    • 巣鴨駅前広場(北口)
    • 大塚駅北口駅前広場
    • 池袋西口公園 ※改修中のため使用しません

各日にちのスケジュールは次の通りです。

日にち祭りの内容
9月23日(土)ふくろ祭り前夜祭
9月24日(日)みこしの祭典
10月7日(土)踊りの祭典、東京よさこい前夜祭
10月8日(日)東京よさこい

※9月・10月ともに雨天決行です。

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ふくろ祭りの見どころ・楽しみどころ

9月:神輿を楽しもう

「御輿の祭典」には、池袋の町内会や商店街で保存している神輿が30基近くも担がれます。中には国際交流の一貫として、外国人の方が担ぐ神輿なんてものも登場するんですよ。

様々な人が担いだお神輿は池袋西口を出発し、夜の池袋を所狭しと練り歩きます。神輿は喧嘩神輿と言われるほど激しいもので、時には担ぎ手の間でちょっとした喧嘩になってしまうこともあるんです。

とは言え、神輿の勇ましさとぶつかり合う様子は、かっこ良くて惚れ惚れしちゃいますよ。

□ふくろ祭2017 御輿パレード【原町・曙町会】
https://youtu.be/3pIZncJb3NI

*ちらほら外国人の方が神輿を担いでいるのが確認できますね。

10月:全国の踊りを楽しもう

「踊りの祭典」では、「池袋やっさ踊り」や「かっぽれ」などが披露されます。

珍しいところでは、「沖縄のエイサー」や「佐渡おけさ」、「フラダンス」なども楽しめます。また「太鼓」に「お囃子」・「獅子舞」の披露もあって、お祭り気分が更に盛り上がりますよ。

みんなが踊れる東京音頭もあって、池袋が和のダンスナンバーで盛り上がる1日に!

10月:東京よさこいで盛り上がろう

「東京よさこい」が開催されます。

高知生まれのよさこいは、北海道でYOSAKOIソーランとなったように、今では全国に広まっています。その土地で地元の民謡と結びついて独自の進化を遂げていますが、それは池袋でも見られるんですよ。

池袋の「東京よさこい」の特徴は、「東京音頭」が取り入れられている事。そして民謡・ロック・ジャズといったアレンジが施されているため、見ていて飽きません。

昨年の2018年は119チームもの参加がありましたが、今年も「前日の東京よさこい前夜祭」をあわせると100チーム以上が参加が見込まれます。

前日の「踊りの祭典」以上に池袋が熱く熱く盛り上がりますよ!

*この会場、実は池袋駅前なんですよ!

池袋のふくろ祭りについて

池袋を元気に!

ふくろ祭りは、昭和43年(1968年)から開催されている池袋のお祭。

池袋御嶽神社(いけぶくろみたけじんじゃ)の例大祭と、豊島区民祭が合わさって始まりました。祭りの主催は神社ではなく、西口周辺の4つの商店街が中心となっています。

池袋周辺は、終戦後の復興と共ににぎわいを取り戻した街。復興から高度成長時代を迎えた時期に、更に池袋を盛り上げようと企画されたのが、ふくろ祭りの始まりです。

その規模は時代の流れと共に大きくなり、今では秋になると池袋が熱く盛り上がる祭へと成長しました。

池袋駅

「神輿」と「踊り」のふくろ祭り

ふくろ祭りの特徴をあげると、

  • 祭に欠かせない神輿が楽しめる
  • 様々な踊りを楽しめる

ということ。

  • 前期の9月お神輿
  • 後期の10月踊り

ふくろ祭りでは楽しめます。

特に踊りに関しては、ふくろ祭り開催と共に作られた「池袋やっさ踊り」が有名。やっさ踊りは元をたどると、室町時代に今野広島県三原市で始まった踊りが起源となっています。

それが戦後になってから全国に広まり、その中で池袋でも取り入れられて「池袋やっさ」となったんですね。

ふくろ祭りへのアクセス

公共交通機関でのアクセス

東京・池袋へはJRでも、私鉄でも、地下鉄でもアクセスが可能。もし迷った時は山手線に乗れば、必ず池袋駅に停車しますよ。

埼玉方面からの利用でしたら、西武鉄道・西武池袋線が便利です。地下鉄の場合ですと、東京メトロの丸ノ内線・副都心線・有楽町線が池袋に停車します。

池袋駅はとても交通の便が良い所。たいていの列車や地下鉄は停車する駅なので、行き先さえ間違えなければたどり着けますね。

交通規制について

ふくろ祭りの期間中、池袋西口付近・西口公園周辺から~劇場通りにかけて、交通規制が敷かれる予定です。
*2023年は未定のため、過去の想定した交通規制情報になります。

日にち時間区間
9/23(土)特に予定なし
9/24(日)11:30~21:00池袋西口前~名店街付近~劇場通りまで
10/7(土)10:30~21:00
10/8(日)10:30~21:00池袋西口前~名店街・池袋北側の各4つの商店街付近~劇場通りまで

*「赤」の区域が9/24(日)・10/7(土)、「青」の区域が10/8(日)です。

注意してほしい点として、この交通規制は自転車も対象です。自転車の取締りも厳しくなっていますので、必ず自転車から降りて押して通行してくださいね。

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池袋ではじけよう!

祭りのロゴ

者の街のイメージが強い池袋ですが、ふくろ祭りでは年齢を問わず大盛り上がりとなります。

祭りを見に来た若者、地元商店街のパワーみなぎる屋台、そして東京よさこいやお神輿…。普段からにぎやかな東京・池袋が、ふくろ祭り期間中はすごい熱気に包まれます。

アクセスもよく開催時期も週末で、見に行きやすいのもふくろ祭の魅力。見に行く私達も負けないように、力いっぱい「ふくろ祭り」を楽しみましょう!