の空気が清々しい季節になると、みんなでBBQ(バーベキュー)を楽しみたくなります。キャンプや海での定番メニューですし、炭火で焼いたお肉や野菜はとても美味しいですよね。

ところでBBQで使った「炭」は、どうやって処分していますか?実はきちんとした処理方法を知らないと、周囲の人に迷惑をかけてしまうんですよ!

そこで、BBQ後の炭の処理方法や、処理した炭の捨て方について紹介していきます。BBQを楽しむ前にぜひ覚えてくださいね!

BBQ後の炭の処理方法

炭が燃え尽きるまで待つ

燃える炭

もし時間に余裕があるなら、炭が燃え尽きるのを待つのが一番手軽な処分方法です。

バーベキュー(BBQ)でよく使われる黒い炭(黒炭)は、2時間程度で燃え尽きます。待っている間に網などを後片付けすれば、時間の無駄にもなりませんね。

子供が誤って触ったりしてコンロが倒れたりしないよう、炭が燃え尽きるまで交代で見守るとより安心ですよ!

バケツの水に炭を沈める

炭が燃え尽きるまで待てない時は、水をためた金属製のバケツに炭を沈める方法がおすすめです。

使うバケツは金属製などの、熱に強いものを用意します。あとはバケツにたっぷり水を張り、トングなどを使って1つづつ炭を沈めましょう。

確実に火が消えるまで30分ほどかかるので、その間に別の後片付けを行うと効率的ですね。

この方法は確実に消火ができますが、炭の再利用はほぼ出来なくなります。ただ、しばらく炭を使う機会がない時は、この方法で処理すると確実ですね!

□ジンパ消火の一コマ – 炭火の威力
https://youtu.be/nbXfWcwqejI

*動画では一度に炭を入れていますが、水が沸騰して危険なのでゆっくり炭を入れましょう。

火消し壺を使う

ホームセンターのBBQ用品コーナーや炭売り場には、「火消し壺」という商品が販売されています。蓋のついた大きめの陶器の壺もありますし、蓋のついた金属製容器のこともあります。

陶器の壺も金属製容器も使い方は同じなので、重量・容量・使い勝手の良さで選びましょう。

火消し壺は使い終わった炭を消火し、再利用するために欠かせない道具です。使い方も簡単で、炭と灰を火消し壺に入れて蓋を閉め、1時間程度待てば消火が完了するんですね。

この方法なら燃え尽きる前に火が消えやすく、炭の再利用ができます。そのまま持ち運んで次回のBBQに活用すれば、炭も無駄なく使えますよ。

注意点としては、炭を入れると火消し壺が熱くなる事が挙げられます。コンロが置けるような場所に設置し、熱による周囲の発火を防ぎましょう。

また持ち運ぶ際も、完全に熱が冷めてからでないとヤケドしますので、十分注意してくださいね!

□買っちった・火起し、火消しツボ
https://youtu.be/9HZEFEzdVeU

*火消壺は火起こしに使えるタイプもあるので、一つあると便利ですね。

※火消し壺は通販でも購入できますよ。

キャプテンスタッグ 大型火消しつぼ 火起し器セット M-6625 CAPTAIN STAG
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土鍋や蓋付き金属缶に入れる

炭が少量なら、土鍋を火消し壺の代わりに使うことも可能ですね。

また、クッキーの缶や、おせんべいの入っていた一斗缶等も、火消し壺として使えます。

蓋などで密封できて高熱に耐えられる容器があるなら、火消し壺を買わなくても大丈夫ですよ!

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BBQ後に処理した炭の捨て方は?

砂や土に埋めるのはダメ!

「炭は自然のものなので、土に埋めれば分解される」という人がいます。

しかし、炭は土に埋めても分解されず、そのまま残ります。また火のついた炭を砂に埋めても消火されず、無関係な方がヤケドしたり火事の原因になることもありえます。

炭は絶対に土や砂に埋めたりせず、後述するように他の方法で処理しましょう!

燃えきった後の炭

炭捨て場があるかを確認

BBQ用の専用スペースがあるキャンプ場などでは、炭や灰を捨てる場所が用意されていることがあります。火が消えて冷えた炭や灰であれば、炭捨て場で処分しましょう。

ただし水濡れした炭は捨ててはいけないなど、場所によってはルールがあります。事前に確認した上で捨てられる方法で消火し、マナーを守って利用したいですね。

基本は持ち帰る

海や山などの自然の場所を利用する時は、自分たちが出したゴミは持ち帰るのがマナーです。それはバーベキュー(BBQ)も例外ではありませんね。

炭・余った食材・コンロなどは、全て持ち帰るようにしましょう。火消し壺を使えば、炭と灰をそのまま持ち帰ることができます。バケツの水で消火したなら、ゴミ袋を2重・3重にして炭を入れれば水濡れも防げますね。

持ち帰った炭の処分方法は自治体に確認

持ち帰った炭ですが、自治体によって燃えるゴミ・不燃ごみ・危険ゴミなどに分かれます。また未使用の炭も水に浸してから捨てるなど、自治体のよってルールが異なります

事前に自治体のホームページや電話等で確認してからBBQを楽しめば、片付けやゴミ捨てのときに慌てませんよ。

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ルールとマナーを守って楽しくBBQを!

BBQ(バーベキュー)はお肉や野菜をみんなで楽しく食べられる、とても素敵なレジャーです。そんなBBQに欠かせない炭は、火を使うこともあって後始末に悩んでしまいます。

炭の後始末では、

  • 火を消すこと
  • 決められた場所に捨てるか持ち帰ること

が大切です。

火がついたまま土や砂に埋めるのは、危険ですので絶対に行ってはいけません。みんなが気持ちよく楽しむために、BBQの炭はルールとマナーを守って処分するようにしたいですね。