阿波踊りは徳島名物の踊りで、お祭りには毎年大勢の観光客がやってきます。しかし徳島はちょっと遠く、急に休みが取れても見に行くのは大変だという方も多いかもしれませんね。
そんな方におすすめなのが、東京で行われる「東京高円寺阿波踊り」。毎年100万人近い人が訪れ、本場徳島に負けないぐらいの大人気のお祭りなんです!
そんな気になる「東京高円寺阿波踊り」。2023年の日程・スケジュールや見どころ、アクセスについて紹介していきます。
東京高円寺阿波踊りの日程とスケジュールは?
2023年は8月26日・27日の週末に
東京高円寺阿波踊りは、東京都杉並区で毎年8月の最終土・日の2日間に開催されます。2023年(令和5年)の開催日時や会場は次の通りです。
- 大会名称:第64回東京高円寺阿波おどり
- 開催日時:2023年8月26日(土)・27日(日)
- 開催時間:17:00~20:00
- 開催場所:東京都杉並区
- 会場:高円寺駅・新高円寺駅商店街周辺、高南通りの以下8つの演舞場
- (緑)ひがし演舞場
- (紫)純情演舞場
- (橙)バル演舞場
- (黄)桃園演舞場
- (黒)みなみ演舞場
- (赤)ルック第1演舞場
- (茶)ルック第2演舞場
- (黄緑)中央演舞場
※小雨決行
お気に入りのチーム(連)があれば、各演舞場での踊りの順番を開催前に改めてチェックしておくと安心ですね。
アクセスは?
東京高円寺阿波踊りの会場は、JR高円寺駅、東京メトロ新高円寺駅周辺の路上となります。交通規制もあるため、車ではなく公共交通機関での来場をおすすめします。
JRを利用する場合は、JR中央本線・高円寺駅で下車すると目の前が演舞場。
- 南口を出ると、中央演舞場・パル演舞場
- 北口を出ると、ひがし演舞場・純情演舞場
となります。
東京メトロを利用する場合は、丸の内線・新高円寺駅を下車するとこちらもすぐに演舞場です。
- 3番出口を出ると、みなみ演舞場、その先に桃園演舞場
- 2番出口を出ると、ルック第1演舞場、その先にルック第2演舞場
が見えてきますよ。
東京高円寺阿波踊りの見どころや楽しみ方!
東京で一番の規模!
東京高円寺阿波踊りの特徴は、関東でも一番の規模であること。参加人数は一万人以上にもなり、その規模は徳島の阿波踊りにつぐほどです。
参加する人たちは「連」と呼ばれるグループに属していて、学校や会社の仲間で結成しているところもあります。中には徳島から参加する「連」もあり、本格的な阿波踊りが楽しめるんです。
どこで阿波おどりを楽しむ?
当日の流れですが、各「連」が8つの演舞場に分けられて17時になると一斉に踊りがスタートします。そして各演舞場で阿波踊りを踊り、次の演舞場へと移動していきます。
参考リンク:東京高円寺阿波踊り 参考連の運行表(pdf)
中央演舞場
演舞場の中でも「中央演舞場」はメイン会場となるため、長く阿波踊りを楽しめるポイント。その代わり混雑する会場でもあるので、見に行く場合は早めに行ったほうが安心ですね。
□天狗連 第60回 高円寺阿波おどり 中央演舞場
https://youtu.be/vft635Kce5c
*2016年の動画ですが、小雨の降る中、様々な阿波踊りをたっぷり楽しめて観客もノリノリですね。
ルック演舞場(第1、第2)
近くで阿波踊りをみたいなら、「ルック演舞場(第1、第2)」がおすすめ。ここは道路がやや狭く、比較的近くで阿波踊りが見やすい場所となっています。
□苔作 高円寺阿波踊り ルック第1演舞場
https://youtu.be/1pJkN8LXxrA
*距離が近いため画面も揺れますが、この近さは驚きですね!
純情演舞場・ひがし演舞場
また高円寺駅の北側となる、「純情演舞場」と「ひがし演舞場」も見やすい会場としておすすめ。
□第61回高円寺阿波おどり -舞蝶連- 純情演舞場
https://youtu.be/QJ2Ev_9vbeo
*純情演舞場も比較的近くで見られますね。
ただしいずれの演舞場でも事前の場所取りは禁止されていますし、混雑は避けられません。周りの方とゆずりあって楽しみましょう。
ちなみに、高円寺阿波おどりでは有料観覧席の販売はありません。ただし、協賛金というかたちで支援をお願いしており、協賛金のお礼として特別観覧席(演舞場特別桟敷の入場券)が進呈されます。
演舞場により、協賛金額(一口あたりの金額)は次のようになっています。
演舞場 | 一口の金額 |
---|---|
純情演舞場 | 8,000円 |
桃園演舞場 | 7,000円 |
みなみ演舞場 | 6,000円 |
応募期間:
- 7月1日~7/15(はがき応募の場合)
- 7月1日10時~大会前日(インターネット応募の場合)
※募集定員に達し次第終了
参考リンク:高円寺阿波おどり特別観覧席について
交通規制について
東京高円寺阿波おどり開催当日は、高円寺駅を中心として、踊り会場周辺は交通規制が実施されます。次の日時は車は入れませんので注意してくださいね。
過去の例 16:10~20:30◆規制区間:
早稲田通り・馬橋通り・環状7号線・青梅街道に囲まれた区域
東京高円寺阿波踊りの歴史
マネから本物へ
東京高円寺阿波踊りが始まったきっかけは、隣町の阿佐ヶ谷の「七夕まつり」が関係しています。
1954年(昭和29年)に始まった阿佐ヶ谷の七夕祭りは、阿佐ヶ谷の商店街が盛り上がるきっかけになりました。これを見た高円寺・バル商店街の青年部が、阿佐ヶ谷に負けないお祭りを!と考えました。
この中から採用されたのが阿波踊りをまねたお祭りで、1957年(昭和32年)にイベントがスタート。実はこのとき阿波踊りの経験者がいなかったため、正しい阿波踊りは誰も踊れなかったんです。
その後、本場の徳島から阿波踊りの指導者を呼ぶことで、参加者が阿波踊りをマスターしていきました。これをきっかけに年々多くの参加者や観客が集ることになり、今では東京で大人気のお祭りになったんですね。
そして、徳島市阿波おどりと埼玉の南越谷阿波踊りとあわせて、日本三大阿波踊りの一つにも数えられるようになりました。
高円寺で阿波踊り!
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東京高円寺阿波踊りは、関東で行われる阿波踊りでもトップクラスの規模のイベント。本場徳島の阿波踊りに行けなくても、たっぷり阿波踊りが楽しめます。
その歴史を見ると、最初は適当な阿波踊りだったというのは面白いですね。
現在は徳島から「連」も参加し、また東京の「連」も実力ある踊りが楽しめるお祭りに。見ているこちらも楽しくなる、東京高円寺阿波踊りを見に行きませんか?
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