阿波おどり

年8月になると四国・徳島県で開催される「阿波踊り」

阿波踊りには毎年100万人以上の観客が訪れ、一度行くと、また行きたくなる、踊りに参加したくなるお祭とも言われています。有名な文句に「同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」がありますよね。

その言葉のとおり、見て楽しく参加して楽しい阿波踊り。

気になる、2023年の阿波踊りの日程や見どころ、しっかり見るためのチケット入手方法などについて紹介していきます。

徳島の阿波踊りとは?

徳島=阿波の盆踊り

阿波踊りはイベントの名前でもあり、踊りの名前でもあります。踊りとしての「阿波踊り」は、徳島の旧名「阿波」の名前の通り、徳島で生まれた盆踊りの事を言います。

盆踊りと言うと、輪になって踊るものを思い浮かべますよね。

ところが阿波踊りは「念仏踊り」と呼ばれる、踊りながら念仏を唱える仏教儀式が起源とされています。

そのため、輪になって踊らず、列を作って踊りながら行進をするスタイルを取ります。

awaodori2

この阿波踊りですが、いつ頃から徳島で生まれ定着したのかはっきりしていません。

一説には江戸時代に徳島城が築城された際に、徳島藩主が「完成祝いに踊れ」とお触れを出して以降広まったとも伝えられています。戦時中などに禁止された時期もありましたが、それでも阿波踊りは密かに踊り継がれていきました。

徳島市阿波おどり

現在全国各地で「阿波踊り」が踊られるようになりましたが、いずれも徳島の阿波踊りを本家とするもの。

徳島でも沢山の阿波踊りが開催されますが、その中で最大規模で行われるのが、
「徳島市阿波おどり」

一般的にイベントとしての阿波踊りと言われると、この大会の事を指すんですよ。

阿波踊りの2023年の日程・開催場所

毎年8月12日から15日

awaodori3

徳島市阿波おどりは、毎年8月12日から15日までの4日間開催となっています。盆踊りを起源とする踊りなだけに、お盆の時期に合わせての開催なんですね。

開催日程:2023年(令和5年)8月12日(土)~8月15日(火)
*8月11日(金)は前夜祭

・選抜阿波おどり(全公演)
・阿波おどり(演舞場・おどり広場・おどりロード・にわか連)

阿波おどりの開催場所

阿波踊りは、徳島駅周辺に設けられた演舞場、またおどり広場・おどりロードで見ることができます。

演舞場(有料・無料)

演舞場は全ての会場が無料で見られるのではなく、チケットが必要な有料の会場と、無料の会場にわかれます。

チケットが必要になる有料の会場は以下となります。観覧席は指定席と自由席があります。

*時間:
第一部:18:00~20:00
第二部:20:30~22:30
(前半と後半の入替制)

有料演舞場備考
市役所前演舞場
(全長110m)
徳島市役所前設置。初日には開幕式が行われる
藍場浜演舞場
(全長122m)
新町川沿いの藍場浜公園内に設置。徳島駅やバスターミナルから最も近い
紺屋町演舞場
(全長100m)
商店街・歓楽街と隣接している
南内町演舞場
(全長122m)
毎日22時から有名連による合同フィナーレが見られる

無料で見学できる会場は以下となります。観覧席は自由席のみ。

*時間:18:00~22:30

無料演舞場備考
両国本町演舞場
(全長170m)
両国本町商店街に設置。踊り子や見物客が集中する
新町橋演舞場
(全長110m)
東新町商店街の入り口近くに設置
元町演舞場
(全長58m)
JR徳島駅から徒歩3分

選抜チームの阿波おどり(有料会場)

選抜チーム(有名連)が以下の会場で踊ります。こちらは入場料が必要となります。

  • アスティとくしま(前夜祭の11日、11時・15時・19時より3回公演)
  • あわぎんホール (12日~15日、11時・13時30分・16時より3回公演)

おどり広場・おどりロード(無料)

おどり広場では、踊り子と見物客が円陣をつくり、一緒に演舞が楽しめます。おどりロードとは、演舞場同士を結ぶストリートのこと。踊り子と見物客が踊りながら移動していきます。

広場・ロード会場
おどり広場
  • 新町橋東おどり広場
  • 両国広場
  • 両国橋南おどり広場
おどりロード
  • 両国橋南詰おどりロード
  • 秋田町おどりロード

スポンサーリンク

阿波踊りの見どころと楽しみ方

男踊りと女踊りを見比べる

阿波踊りには「男踊り」「女踊り」の2種類があります。

その違いは、

    • 男踊り

ダイナミックで時にはコミカルに踊る。衣装ははっぴ姿やはんてん姿に下駄

  • 女踊り

 

上品に優雅に色艶よく踊る。衣装は浴衣に編み笠をかぶり草履を履く

同じ阿波踊りでも、男踊りと女踊りとでここまで違うのかと、見ていて驚きますよ。

□正調守る娯茶平の阿波踊り 300人超の大迫力

*子供の踊り、女踊り、男踊り・・とキレイに揃った迫力のある踊りが堪能できます。

「連」ごとの踊りを見比べる

阿波踊りを踊る集団の事を「連」といい、阿波踊りの期間中はそれぞれの連が踊りを競い合います。

この「連」ですが、いわば徳島県民にとってのアイドルみたいなもの。ひいきにしている「連」があるほどです。

阿波踊りの踊り方もよく見てみると連ごとに違いがあり、確かにひいきができるのもわかる気がしますね。

踊りを習ってみる

阿波踊りは「踊らにゃそんそん」と言われている通り、実際に飛び入りで参加できる場所が設けられています。

おどり広場(新町橋東おどり広場、両国広場、両国橋南おどり広場)というところに行けば、観光客向けに阿波踊りを教えてもらえます。ここでは飛び入り参加もOKなので、踊りを覚えたらぜひ参加しましょう!

にわか連に参加してみる

本格的に踊りたくなったら、当日参加できる「にわか連」に参加する方法もあります。

阿波踊りのまつり期間中、以下の場所で受付を行なっています。

  • 徳島市役所前市民広場(徳島市幸町2丁目)
  • 元町おどり広場(徳島市元町2丁目)

18時30分と、20時30分の2回、受付していますので、時間に遅れないようにしましょう。

服装は自由ですが、18時から先着250人にレンタルでハッピが借りれますので、盛り上がるためにもぜひ借りられるといいですね。

ハッピのレンタル場所は、上記2つの広場以外に、徳島駅前に開設される「阿波おどり総合案内所」でも行っていますよ。

※貸出時に1枚3,000円の預かり金が必要。返却時にクリーニング代500円が引かれて2,500円が返却されます。
□阿呆連と阿波踊り桟敷デビューにわか連

*ぎこちないですが、みんな踊る阿呆を楽しんでますね!

尚、各会場や広場などのMAPはこちらが詳しいですよ。
阿波おどり三昧!演舞場マップ

阿波踊りのチケットの購入方法は?

例年7月1日から発売

阿波踊りを座って見物したいのなら、有料演舞場のチケットを購入する必要があります。

指定席前売り券の金額
1部
18:00〜20:00
2部
20:30〜22:30
S指定席2,000円
A指定席1,800円
B指定席1,600円
C自由席800円
2部
※市役所前演舞場のみ
20:30〜22:30
S指定席2,600円
A指定席2,300円
B指定席2,000円
C自由席1,000円

※会場は、市役所前演舞場・藍場浜演舞場・紺屋町演舞場・南内町演舞場の4つですが、「市役所前演舞場の2部」のみ、有名連を中心としたプログラムによるプレミアムな躍り込みが行われるため金額が変わります。

参考までに、座席の進行方向は、

踊り連入り口 → C自由席 → B指定席 → S指定席 → A指定席 → 出口

となっています。

なお、南内町演舞場のみ、特別観覧席(グッズ付き)も用意されています。踊り連の出口を出たところになりますが、前売り料金は5000円となります。

いずれも当日券(それぞれ200円アップ)も用意されてはいますが、枚数が少なくすぐに売り切れてしまうこともあります。確実に座りたいのなら、有料演舞場の前売り券を発売当日に購入するようにしましょう!

チケット先行発売 6/17~25  Microsoft Word – HLzòkdDf (awaodorimirai.com)

で発売されます。

ネットからの購入も、電話での購入も、コンビニでの店頭予約も可能ですので、使い慣れた方法で、ぜひ発売当日に予約してくださいね。

阿波おどり

楽しい徳島の阿波踊り!

【関連記事】

夏のこの時期の徳島は阿波踊り一色となり、会場以外でも踊っている人、見物する人であふれます。踊りを見に行ったはずなのに、気がついたら踊りに参加していた…なんてこともよくあること。

せっかく飛び入り参加も出来る事ですし、ぜひ踊りを覚えて参加してみませんか?それこそ「踊らにゃそんそん」です。

見て踊って楽しい阿波踊りを実感してくださいね。