冬のイベントといえば、雪像などの「寒いから楽しめる」ものがたくさんありますよね。しかし雪像や氷像は北国の寒い地域のイメージが強く、場所によっては出かけるのがちょっと大変です。
しかし、東京からも近い埼玉・秩父でも、毎年冬になると「あしがくぼの氷柱」が見られるんです!毎年6万人近い方が訪れる人気スポットなのですが、見られる時期や見どころが気になりませんか?
そんな、あしがくぼの氷柱2024年の日程や時間、見どころ、アクセス・駐車場について紹介します。行かれる時の参考にしてくださいね。
あしがくぼの氷柱2024年の日程・時間は?

氷柱の状況に合わせて
あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)は、埼玉県秩父郡横瀬町で毎年冬に公開されています。公開時期に合わせてイベントも行われ、多くの人でにぎわうんです。
2024年(令和6年)の公開期間は、次の通り。その他の情報もあわせて紹介します!
- 開催期間:2024年1月6日(土)~2月25日(日)
- 鑑賞可能時間:
- 月~木 …9:00~16:00
- 金土日祝…9:00~20:00(日没からライトアップ実施)
- 金土日祝日ライトアップ開催
17時~20時(日没時間により変動あり)
昼と夜の入替制となります。
※土日祝日のライトアップは
予約制(WEB)準備中
- 会場:埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保(兵の沢地区)
- 入場料(環境整備協力金):中学生以上500円 小学生300円
正月明けから2月末頃まで行われますが、天候や氷柱の状態によっては早く終わる可能性もあるため、確認してから出かけしましょう。
あしがくぼの氷柱とは?
住民の努力で作られたもの

あしがくぼの氷柱は自然に凍ったものではなく、地元住民の手で作り出されたものです。
実は秩父には以前から「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」という天然の氷柱があり人気を集めていました。そして2010年頃からは、尾ノ内渓谷でも住民の手によって「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」という氷柱が作り出されます。
この人気を受けて、2014年より芦ケ久保(あしがくぼ)地区でも氷柱づくりが始まりました。
これが「あしがくぼの氷柱」で、今では「三十槌の氷柱」と「尾ノ内百景(冷っけぇ~)氷柱」と並んで、「秩父三大氷柱」の一つとして秩父の冬を盛り上げているんですよ!
あしがくぼの氷柱の見どころ
迫力ある氷柱
「あしがくぼの氷柱」は山林の斜面にスプリンクラーなどを使い、川の水を何度も流す事で作られます。そのため天然の氷柱ではできにくい、幅の広い迫力ある氷柱が楽しめます。
氷柱の高さは最大で30m・幅は125mにもなり、氷の世界に迷い込んだかと錯覚するほどです。また氷柱の一部は触ることが出来るので、暖かい地方の方にとっては貴重な体験にもなるんですよ!
あしがくぼの氷柱。
入り口に入るなり「!」となりましたね。
見た事ない光景。
瞬間に凍りついたような造形。。
美しくも少し気味の悪い世界が広がってました。
入場料¥300。
紅茶と甘酒が配られてました。
晴れていたらキラキラ輝いていたのかな?
「ダイヤモンドダスト〜」ゴッコ出来そう。 pic.twitter.com/k4MrLxfJ0c— MatsuiShinya (@ShinyaMatsui) February 16, 2019
ライトアップで別世界に
昼間の氷柱も迫力満点ですが、週末と祝日の夜にはライトアップによって別の顔を見せてくれます。
色とりどりのLED照明によって照らし出される氷柱は、まるで映画のワンシーンのよう。場内では美しいBGMも流れることから、カップルで楽しむと気分が盛り上がるかも知れませんね。
また、これらの氷柱も手で触れられるので、スマホで動画を撮影しながら魔法使い気分を味わいませんか?
駅近の絶景✨#あしがくぼの氷柱 pic.twitter.com/AnuDoonNRI
— 岩魚 (@survive_187) February 6, 2019
ぬくもりのあるおもてなし
あしがくぼの氷柱を見学するには、環境整備協力金(500円)を支払う必要があります。このときにチケットがもらえるのですが、チケットの提示で「甘酒」または「地元の紅茶」が1杯いただけます。
甘酒や紅茶は、おもてなしレディと呼ばれている地元のボランティアさんからいただけるものです。寒さで冷えた体を温めてくれる嬉しいサービスですね。
あしがくぼの氷柱では、毎日午前9時~午後4時までおもてなし広場で地元ボランティアのおもてなしレディさんが甘酒か横瀬産の紅茶を無料で振る舞っているんだよ!
寒~い会場でいただく温かい甘酒は、心にも体にも染み渡る美味しさだよ!
笑顔でみんなを待っているよ!ドコドン!#あしがくぼの氷柱 pic.twitter.com/MYXTeZ4H3q— ブコーさん (@bukousan) January 11, 2019
*なお、ライトアップの時間帯では甘酒や紅茶の提供はありません。
電車が来たら手を振ってね
また会場近くを西武鉄道が通るため、過去には「電車が来たら手を振ってね」と言う看板がありました。
実は期間中には電車の速度を落とし、電車内からも氷柱を楽しめるサービスを行っています。ですので、会場から手を振れば、電車内の人もきっと喜んでくれますよ!
□あしがくぼの氷柱
https://youtu.be/-wj8c7tsGdg
*2分45秒からはライトアップも始まり、4分ごろには電車が通る様子も楽しめますよ!
ペットと一緒に楽しめる!
あしがくぼの氷柱の見学では、ペット(犬)も一緒に楽しむことができます。会場にはウッドチップをひいているので、歩きやすいんですね。
ただし以下の注意点もあるので確認はしておきましょう。
▼ペットを同伴する際の注意点について
- 必ずリードを着用し短く持つこと。
- 飼い主の責任で排泄物の処理をすること。また器具破損・損害も飼い主の責任になります。
- ペットに関するトラブルは運営側では責任は持てません。
- 他のお客さんへの配慮もするようにしましょう。
アクセスと駐車場について
公共交通機関でのアクセス
あしがくぼの氷柱の会場へは、電車で行くととても便利です。
東京都心から向かう場合、まずは池袋駅を目指します。そして西武池袋線に乗車し、飯能駅で乗り換えて芦ヶ久保駅で下車しましょう。
芦ヶ久保駅からは案内表示に従って10分ほど歩くと、あしがくぼの氷柱に到着です。
車でのアクセスと駐車場は
車で行く場合は、「道の駅果樹公園あしがくぼ」の第2駐車場が無料の臨時駐車場となっています。この駐車場から会場までは徒歩で10分ほどですので、案内に従って移動しましょう。
駐車可能台数は約70台です。
*駐車台数が多くないこともあり、週末になるとすぐに埋まってしまいます。また夜になると道路が凍る可能性もあるため、できるだけ公共交通機関を利用しましょう。
寒いからこそ楽しめる「あしがくぼの氷柱」!
あしがくぼの氷柱は秩父の自然と気候を上手に活用し、地元住人の方が作り上げた美しい氷柱です。自然では作りにくいダイナミックな氷柱は、触ることも出来るので子供から大人まで楽しめますね。電車からも景色が楽しめるのもうれしいところです。
また週末や祝日は、夜になればライトアップで美しく氷柱が輝くのでこちらも見逃せません。見に行くときは足元に注意し、カイロやマフラー・手袋といった寒さ対策を行うとより楽しめますね。
寒いからこそ生まれる美しい景色と、暖かなおもてなしが嬉しい「あしがくぼの氷柱」を見に行きませんか?
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