本の気候は「春・夏・秋・冬」の、四季だけでは表現しきれないと思うことはありませんか?

昔の人もそう思ったのか、暦の上で様々な表現を使いつづけてきました。そういった表現の一つに、「大暑(たいしょ)」があります。

文字を見ただけでとても暑そうですが、実際はどの時期を表す言葉なのでしょうか。

そこで、
・大暑の意味
・2017年がいつなのか
・大暑の時期の食べ物

について、それぞれご紹介します!

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大暑とは

一番暑い時期

大暑とは二十四節気の一つで、現在の暦では7月下旬の「夏」の時期を表す言葉です。

二十四節気は一年を二十四等分する昔の暦のことで、春分・秋分や夏至・冬至も二十四節気の一つ。大暑は二十四節気の中でも一番暑さが厳しい時期、という意味で名付けられたものです。

また「暦便覧」という江戸時代に書かれた、季節に関する書物でも大暑は次のように書かれています。

暑気いたりつまりたるゆえんなればなり

ざっくりと現代語にすると、「気温(暑気)が最も上がる時期だから、そういう名称になった」というもの。

昔の人も現代人と同様に、暑さにはうんざりしてたのかも知れませんね。

暑さのピークが違う?

現代の感覚では、一番暑いのは8月頃だと思いませんか?しかし大暑が7月下旬頃なのは、暦の違いがあるからなんですよ。

現在使用されている暦は「太陽暦」という、太陽の動きを元にした暦。一方で明治以前は「太陰暦」という、月の満ち欠けを元にした暦を使用していました。

しかしこの暦には、「実際の季節と暦上の季節がずれる」という欠点が。それを補うために、一年を24分割した二十四節気が誕生しました。

ところが二十四節気は、中国で考案された暦。そのため日本の季節とは、微妙なズレが元々ありました。

しかも太陰暦に対応したもののため、太陽暦に合わせるとさらにずれることに。そのため現在の暑さのピークと、暦の上での暑さのピークが合わないのも納得ですね。

ちなみに太陽暦とのズレはおよそ1ヶ月程度で、今の暦ですと一番暑い8月中旬~下旬頃に相当します

2017年の大暑はいつ?

今年は7月23日から

大暑と言った場合、次の二つの期間を表します。

  • 大暑になった日
  • 大暑から次の二十四節気「立秋」の前日までの期間

大暑の日はその年によって変わり、7月22日か23日のいずれか

2017年大暑の日は、7月23日

そして次の二十四節気「立秋」は8月7日なので、大暑の期間7月23日~8月6日までとなります。

簡単な算出方法は?

今年の大暑が7月22日なのか7月23日なのかを、簡単に算出する方法があります。

それは「西暦を4で割って、余りが0なら7月22日」というもの。2017年を例にすると、割った余りが1となるので7月23日となります。

ただしこの算出方法は、2019年まで使えるもの。2020年以降は「西暦を4で割って、余りが0・1の時が7月22日」となるので注意が必要です。

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大暑の時期の食べ物やイベントは?

土用の期間に入るので

大暑の時期は、実は「土用」の時期でもあります。

土用とは二十四節気の「立春・立夏・立秋・立冬」の、直前18日の期間を指す言葉。

この期間中に12日で一回りする暦「十二支」にて、「丑の日」があると「土用の丑の日」となります。干支でお馴染みの「十二支」ですが、実は暦の一つでもあるんですよ。

土用の丑の日は一年に数回訪れるのですが、一般的には夏の「土用の丑の日」を指す言葉。ちょうど大暑の時期と重なるので、この時季にうなぎを食べると元気になると言われています。

実際うなぎには夏バテ改善に効果が期待できる、ビタミンAが豊富ですね。

ただしこの時季のうなぎは旬ではないので、栄養よりも気力回復のために食べると考えましょう。

関連記事:土用の丑の日にうなぎを食べる由来とは?

天ぷらを食べよう

大暑の日の前後に、スーパーなどで天ぷらが沢山売られているのを見たことがありませんか?これは毎月23日が天ぷらの日で、特に7月・8月の天ぷらの日は力を入れているからなんですよ。

元々「大暑の日は天ぷらの日」と言われていたのですが、いつ・誰が言い出したのかは不明。ただ夏バテしやすい時期に、栄養豊富な天ぷらを食べて乗り切る目的で広まったと言われています。

それを現在の暦で大暑の時期に相当する、8月23日を天ぷらの日として制定。ここから「毎月23日は天ぷらの日」として、スーパーなどで売り出すようになりました。

暑さに備えて

大暑は一年で一番暑い時期を表す言葉ですが、現在の暦とはズレが生じています。しかし7月下旬も暑い時期ですし、これから迎える酷暑に備えて暑さ対策を行いたいところ。

室内の湿度をある程度下げて、エアコンなども上手に活用して室温を下げる。また規則正しい生活を心がけて、急な暑さに負けない体づくりも大切です。

その上で、美味しい天ぷらやうなぎを食べて「大暑」を乗り切りましょう!