鮮な野菜や魚に衣をつけ、でカリッと揚げた天ぷら

料理人が揚げた天ぷらのはもちろん、家庭で揚げる天ぷらも美味しいですよね。

素材や料理人の腕によって味わいが変わる天ぷらは、人によって好きな具材も変わるもの。あなたの家で揚げる天ぷらは、どんな具材を使っていますか?

そこで、天ぷらの定番具材と、変わり種具材を紹介するので参考にしてくださいね!

天ぷらの定番具材

エビ

エビは天ぷら単品だけでなく、天丼・そば・うどんの具材としてもお馴染み。日本人はエビ好きとも言われますが、やはりエビは天ぷらには欠かせません

エビを揚げる時のコツは、

  • 背わたの処理
  • エビの背筋を伸ばして揚げる事

です。

背わたのとり方と、エビの背筋の伸ばし方は次の通りです。

  1. 殻付きエビの場合、軽くエビを曲げて中央付近の節の隙間に竹串を入れます
  2. 竹串である程度背わたを引っ張りだし、残りは指でゆっくり引き出します
  3. 殻を剥いてから腹側・背中側に2・3本、薄く斜め切りして切れ目を入れます
  4. 腹側を下にしてまな板に置き、指先で手応えがあるまで軽く押して完了!

あとはよく冷やした衣をつけ、180度の油で揚げればまっすぐの海老天の完成です。

■衣のつけ方(天ぷら)

*衣はサッとつける程度で充分。つけすぎるとカラッと揚がりません。

イカ

エビと並んで、天ぷらに欠かせない海産物がイカです。

しかし家で揚げていると、油はねが多くて大変!そこでイカの油はねを防ぐ方法を、紹介します。

  1. イカの皮を剥きます(皮を縦ではなく横方向にひっぱると剥きやすいです)
  2. 裏表両方に縦・横・斜めの切れ目を入れてから、食べやすい大きさに切ります
  3. イカの足(ゲソ)は、皮を剥いてから食べやすい大きさに切り分けます
  4. 後は衣をつけて、170度ぐらいの温度で揚げれば完成!

イカはエビよりも少しだけ低温のほうが、カラッと美味しく揚がります。

ナス

ナスは油をよく吸うため、天ぷらとの相性が抜群。紫色も鮮やかになり、見た目にもとても美味しそうですよね。

そんなナスを揚げるコツは、身の詰まったしっかりした物を使うこと。水気の多いナスだと、ややべちゃっとした天ぷらになってしまいます。

あとは縦に切れ目を入れて、薄く衣をまとって150度~160度の油で揚げましょう。

サツマイモ

甘くて美味しいさつまいもは、天ぷらにするとほくほくと甘みが増して美味しくなります。天つゆにつけて食べると、甘じょっぱくてご飯もすすみますよね。

さつまいもを天ぷらにする場合、じっくり待つことで美味しさアップ。1センチ程度の輪切りにして衣をつけ、170度程度の油でじっくり焦がさず揚げましょう。時間を掛けて加熱することで、ホクホク感と甘みがアップします。

この方法はさつまいもだけでなく、かぼちゃにも使えるので覚えておくと便利ですよ!

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変わり種の天ぷら具材

ゴーヤのわた

沖縄野菜のゴーヤは、中の「わた」を取り除いて調理するのが一般的。しかし「わた」の部分も食べることが可能で、天ぷらにするとふわふわの一品になるんですよ!

作り方も簡単で、ゴーヤから取り除いたわたに衣をつけて、170度で揚げて塩を振るだけ。

種は取り除いてもいいですし、柔らかい種ならそのまま揚げて大丈夫。わたの部分は苦味がないので、子供が喜ぶ一品となります。ワタがついたままのゴーヤを天ぷらにしても、サクサク・フワフワの2つの食感が楽しめます。

チクワとカニカマ

お弁当のおかずに困った時に便利な、ちくわカニカマ。実は天ぷらにすると、お弁当の豪華な一品に変身するんですよ。

そのままでも食べられるので、揚げる時はサッと揚げるだけで大丈夫。天ぷらを作った時についでに作り、翌日のお弁当の一品に加えませんか?

まんじゅう

変わり種の天ぷらとして、アイスクリームの天ぷらはとても有名です。

そんな「スイーツ系天ぷら」に加えて欲しいのが、天ぷらまんじゅう。実は長野県では、お盆にまんじゅうを天ぷらにして食べる風習があるんですよ。

作り方も簡単で、まんじゅうに衣をつけてカリッとするまで揚げるだけ。揚げる最中に菜箸などで触りすぎると、衣が剥がれるのでその点だけ注意しましょう。

揚げたら油切りをして、熱々のうちに塩や天つゆにつけていただくのが長野流。そのまま食べても美味しいので、天ぷらのシメにいかがですか?
■【天ぷら饅頭】~饅頭を天ぷらで揚げる風習~

*長野では、天ぷら用のまんじゅうも販売しているんですね。

天ぷらをカラッと香ばしく!

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ぷらは揚げるのが大変と言われますが、コツさえつかめば簡単な料理。揚げたて食感も美味しいですし、一晩経ったしんなりした天ぷらもまた味わい深いですよね。

具材も様々で、油と相性がよいものであればなんでも美味しく頂けます

中には地域独特の具材もあるので、これは!と思う具材があったら一度試してみるのもいいですね。いつもの天ぷらの具材に、今回紹介した具材を新たに加えて美味しく天ぷらをいただきましょう!