南国のフルーツと言われると、あなたはどんなフルーツを思い浮かべますか?

南国系フルーツの代表格と言えば、トゲトゲした外見と黄色い果肉が美味しいパイナップルではないでしょうか?

パイナップルは見た目はゴージャスでありながら、手頃な価格で購入できるフルーツでもあります。ただパイナップルは甘味が強いのでカロリーが気になりますよね。

そんなパイナップルのカロリーと栄養について、嬉しい効果も合わせてまとめて紹介します

パイナップルの栄養効果とは?

美肌効果に!

パイナップル

イナップルには、ビタミンCが100gあたり35mgとたっぷり含まれています。レモンなどの柑橘系と違って、酸味がないため、食べやすいのも魅力です。

ビタミンCは、シミの原因となるメラニンの生成を押さえる効果があります。またシミの色を抑える効果があるため、日焼けの怖い季節にぜひ補いたいビタミンです。さらにシワやニキビなどの肌トラブルの予防や、肌の免疫力を高める効果もあるんです。

そのためビタミンCは、美肌のために欠かせないビタミンとなっています。

胃もたれ解消!

安くて硬い肉をパイナップル果汁に漬け込むと、柔らかい肉になる裏ワザをご存知ですか?

これは「ブロメリン(ブロメライン)」という酵素が、お肉のタンパク質を分解するため。短時間であればパイナップルの味も染み込まず、肉質だけが柔らかくなるんですよ。

実はこの効果は、パイナップルを食べた時にも働きます。

食後の胃もたれが続く時に食べると、ブロメリンの効果で消化を手助けします。また胃の負担が軽くなるので胃もたれが解消しやすくなり、また栄養も吸収しやすくなるんですね

さらにパイナップルには、ビタミンB1・B6が含まれています。

  • ビタミンB6…タンパク質を分解してアミノ酸に変える効果
  • ビタミンB1…糖質を素早く分解して、エネルギーに変換する効果

がそれぞれあります。

そのため胃腸が弱っている時にパイナップルを食べると、胃腸の負担を軽くしてくれるわけなんですね。

なおブロメリンは加熱すると効果が消えるため、生のまま食べましょう。

疲労回復効果に!

胃腸が弱ってしまうと、どうしても疲れが取れにくくなってしまいます。そんな時には、パイナップルの酸味の成分である「クエン酸」が効果的です。

クエン酸の酸味には、食欲増進消化を手助けする効果があります。更に疲労回復効果もあるため、元気が湧いてくるんですよ。

腸内環境改善!

パイナップルは繊維質で食べ応えがありますが、実は食物繊維も豊富に含みます。

パイナップルの食物繊維は、「不溶性食物繊維」というもの。これは胃で水分を吸収して膨らみ、腸内の不要物をきれいに掃除してくれる効果があります。

この時に腸をやさしく刺激するため、便秘解消に効果があるんですよ!

スポンサーリンク

パイナップルのカロリーは?

生のパイナップル場合

気になるパイナップルのカロリーですが、生の場合は100gで53kcal意外と低め。100gというと、およそ3センチの厚さで切った輪切りの重さに相当します。

繊維質で食べごたえがあるため、カロリー控えめなのにお腹いっぱいになりそうですね。

切ったパイナップル

缶詰の場合

缶詰のパイナップルの場合、砂糖入りのシロップにつけた状態で加熱処理を行なっています。そのためビタミンCやブロメリンの効果が、生よりも薄くなってしまいます。

更に気になるカロリーですが、100g当たりおよそ84kcal生よりやや高めです。

一番ポピュラーな「3号缶」の場合、パイナップルは約340gほど。シロップに付けられている分、どうしてもカロリーは高くなってしまいます。

ちなみに缶詰のシロップですが、水1に対して砂糖1~2の割合で作るのが一般的。

3号缶ですとシロップはおよそ200g程度のため、砂糖も200g前後は使われていることになります。砂糖100gのカロリーは384kcalですので、シロップ200gの場合、砂糖のカロリーは368kcal~768kcalということになってしまいます。

缶詰を食べる場合は、できるだけシロップは飲まないようにした方がいいですね。

パイナップルの缶詰

用途に合わせてパイナップルを食べ分けよう!

【関連記事】

イナップルはそのまま食べても美味しく、他のフルーツと合わせても味が引き立つ果物。缶詰・カットフルーツなどの形で販売されていますので、使い勝手も良い果物ですね。

カロリーに関しても生のパイナップルなら控えめですし、嬉しい栄養効果もたくさん。便利な缶詰はちょっとカロリーが気になるので、シロップを切ってから使いたいですね。

生と缶詰の特徴を把握した上で、上手にパイナップルを食べ分けましょう!