康や美容に嬉しい効果を持つ食材は、毎日の食事で上手に取り入れたいもの。最近ではセレブの間で「ゴジベリー」という食材が話題となっています。

怪獣みたいな名前のゴジベリーですが、実は私達もよく知る身近な食材なんですね。そんなゴジベリーにはどんな効能があるのでしょう?

そこで、

  • ゴジベリーとは?
  • ゴジベリーの効能・効果
  • ゴジベリーを食べるときの注意点
  • ゴジベリーの食べ方

…について紹介していきますので、ぜひ覚えてくださいね!

ゴジベリーとは?

ゴジベリーはクコの実のこと

ゴジベリー

ゴジベリーとは聞き慣れない名前ですが、日本で「クコの実(枸杞の実)」と呼ばれているものです。

「杏仁豆腐の上に乗っているドライフルーツのような赤い実」と言われたら、見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

またゴジベリーは、漢方では「枸杞子(クコシ)」という名前で、薬としても使われているんですよ。

ゴジベリー(クコの実)の大きさは1.5cm前後で、オレンジがかった赤色をしています。園芸用としてもおなじみで、庭に植えたり、盆栽として育てている方も多いんですよ!

ゴジベリーの驚くべき効果・効能

血管を丈夫にして血液サラサラに

ゴジベリーたくさん

ゴジベリーには、ビタミンB1・B2やビタミンC、βカロチンなどのビタミン類が、豊富に含まれています。

また

  • ゼアキサンチン(zeaxanthin)
  • ベタイン(betaine)
  • ルティン(Lutein)

といった体に良い有効成分も含まれているんですよ。

ルティンには血管を丈夫にする作用と、血液をサラサラにする効果があります。そのため血圧を下げる効果とともに、動脈硬化を予防する効果も期待できます。

またゼアキサンチンはカロテロイドの一種で、強い抗酸化作用があります。そのため体内の老化を遅らせる効果で、血管そのものの老化も予防しやすくなるんですよ。

肝臓を元気にしてくれる

ベタインはアミノ酸の一種で、肝臓に脂肪がつきにくくする効果があります。

肝臓に脂肪がたまりすぎると「脂肪肝」となり、疲れが抜けない原因となってしまいます。しかも脂肪肝になると、肝臓ガンのリスクを高めてしまいます。

更に肝臓は「沈黙の臓器」とも言われ、ガンが進行するまで不調に気づかないことすらあります。そのため脂肪肝対策は、とても重要なんです!

美容に嬉しい効果が

ゼアキサンチンの抗酸化作用は、体やお肌の老化対策に効果を発揮します。

またゴジベリーにはビタミンCが含まれるため、健康的なお肌づくりにも役立ちます。更にはビタミンB1やB2は、体に溜まった脂肪を燃えやすくする効果もあります。

ルティンには冷え性やむくみ改善も期待できるので、美しい体作りにゴジベリーを活用したいですね。

食べる目薬

ゴジベリーは「食べる目薬」とも言われています。それは、ルティン、βカロチン、ゼアキサンチンは、目にとって非常に良い働きをするからなんですね。

ルティンやゼアキサチンは、目の疲労回復・保護に効果的。βカロチンは一部がビタミンAに効率的に変換されますが、目の健康を保って、抵抗力を強める働きがあります。

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ゴジベリーを食べるときの注意点は?

血圧の薬を飲んでいる方は相談を

ゴジベリーは血圧の薬を飲んでいる方が食べると、血圧を下げすぎる可能性があります。また低血圧気味の方も、血圧が下がりすぎてしまうこともあります。

そのため、血圧関係で病院にかかっている方は、必ずお医者様に食べ方について相談するようにしましょう

お医者さんに相談する

妊婦さんも要注意

ゴジベリーは血行促進効果等、体にうれしい効果がある一方で、妊婦さんには注意が必要です。

ゴジベリーに含まれるベタインという成分は生理を早める効果もあり、妊婦さんが摂りすぎると、早産となってしまう可能性があります

妊婦さんも食べる前にお医者様と相談するか、念の為に食べないほうが安心ですね

ゴジベリーの食べ方

1日に5粒~10粒を食べる

ゴジベリーを食べる

ゴジベリーは、1日に5粒~10粒が適量となります。

食べ方は、干したものをそのまま食べるのが、一番手軽です。味も軽い酸味と甘みがあるので、酸味が苦手でなければ食べやすいですよ。

他のドライフルーツと一緒にヨーグルトに混ぜれば、朝食にピッタリですね。もちろん杏仁豆腐を食べることがあれば、ぜひ一緒にとりたいですね。

リンゴ酢に漬けて

ゴジベリーが固くて食べづらい時は、リンゴ酢に漬けて柔らかく戻しましょう

ゴジベリーとリンゴ酢を同量用意し一緒に一晩漬けるだけで柔らかくなりますよ。お好みで少量のはちみつを加えれば、更に食べやすくなります。

リンゴ酢は炭酸で割って飲むと美味しいので、ゴジベリーと一緒にいただきたいですね。

スープに

中華の食材として使われることも多いゴジベリーは、スープに入れても美味しいです。コンソメスープや中華スープを作る時に、具材と一緒にクコの実も入れてみましょう。

お味噌汁に入れても意外と相性がいいので、毎日の食卓でも活躍しやすいですね。

ゴジベリーを適量摂って生き生き!

ゴジベリーは「クコの実」としてもおなじみで、漢方でも使われてきた食品です。血液サラサラ効果や血圧を下げる効果や、肝臓を元気にすると聞いたら毎日でも食べたくなります。

食べる目安は1日5粒~10粒で、スープやヨーグルトに混ぜると食べやすくておすすめです。ただし血圧で治療を受けている方や妊婦さんは、必ずお医者様と相談してからにしてくださいね。

美容と健康に嬉しい効果があるゴジベリーを、毎日少しずつ食べてみませんか?