
給料日前で、ちょっとピンチなときに、お買い得なもやしは、助かりますよね。もやしは、一袋でも量が多いものですが、時には50円以内で買えちゃうことも。
でも、安くて量はあるのはいいんですが、「どんな栄養素が含まれているのか?」は気になるところ。また栄養があっても、もやしは、加熱したり、ゆでたりしたら、栄養が逃げてしまいそうですよね。
そこで、もやしの栄養面や、加熱することについて、またお勧めレシピをまとめてみました。
もやしの栄養素と効果について
手軽に買えて、美味しいもやしですが、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。

もやしは貧弱?いいえ違いますよ!
色白で体力のない子を、「もやしっ子」と、ややマイナスな表現として使うことがあります。
また、もやしの育成方法が、「日光に当てず水だけで育てる」事から、栄養素がないような印象もあるかもしれません。
ところがもやしは、種から成長した直後の状態で出荷されるので、種に含まれた栄養がほぼ残った状態なのです。
更に、発芽するときのパワーで、種の時より栄養もぐんと増えるので、種を直接食べるより栄養豊富なのです。
もやしの栄養を侮るなかれ!
もやしの成分は、約95%が水分です。
そのため、100gあたり14キロカロリーと、とても低カロリーな食べ物なのです。
もやしに含まれる栄養素には、ビタミンC、ビタミンB1・B2・B6、といったビタミン類が挙げられます。
その他にも、カリウム、アスパラギン酸、カルシウム、食物繊維などが含まれています。
水さえあれば簡単に育ち、ビタミンが取れる事から、戦時中に、潜水艦の中で栽培されていたこともあるんですよ。
もやしを食べるとこんな効果が!
もやしは、ダイエットにも効果があります。
食物繊維を豊富に含み、ローカロリーなので、沢山食べてもダイエットの妨げになりません。しかも、減量中にどうしても不足しがちな、ビタミン類やカルシウム、カリウムも補えます。
更に、アスパラギン酸が含まれているので疲労回復の効果もあります。食事を見直すダイエットは、栄養が偏りがち。もやしを上手く摂り入れると、健康的に痩せることも可能ですね。
もやしは加熱して大丈夫?
もやしに含まれる成分は、加熱しても大丈夫なのでしょうか?
過度の加熱は厳禁!
もやしに含まれる栄養素のうち、ビタミン類は、熱に弱い性質を持ちます。
そのため、あまり加熱しすぎると、せっかくの栄養素が壊れやすくなり、摂取量が減ってしまいます。
ですから、もやしを炒め物に入れる時は、最後に加えて火を通す程度にすると良いですよ。
幸いなことに、もやしは無菌状態で栽培され、出荷される野菜です。新鮮なうちは、生でも食べられるので、必ずしもしっかり加熱する必要はないのです。

ビタミンCは水にも弱い
また、もやしに含まれるビタミンCは、水溶性のため、しっかり洗うと水に溶け出てしまいます。
先にも述べた通り、もやしは無菌状態で出荷されているため、洗う必要はほとんどありません。お鍋やお味噌汁に入れる場合も、食べる直前に入れてすぐ食べると良いでしょう。
ただ、もやしは傷みやすい食材です。出来る事なら、購入した当日に使いきるのがベスト。使い切れず、翌日に残った場合は、念の為10秒ほど洗っておくと良いですね。
もっと美味しく!もやしレシピ!

栄養素の特性を踏まえて、美味しく食べられるもやしレシピを紹介します。
豚肉ともやしのレンジ蒸し
加熱すると栄養素が壊れやすくなるもやしですが、温めてたべるのなら、蒸すことをお勧めします。
茹でる、炒めるに比べて、蒸す場合は、比較的栄養素が壊れにく、また、ビタミンCの流出も防げます。また、電子レンジを使用することで短時間で調理が可能になります。このことで、熱での破損率を更に押さえることができるのです。
更に、豚肉のビタミンB1・タンパク質・鉄分が、もやしの足りない面を補えるので、栄養面もばっちりなんです!
◎材料(2~3人前)
- もやし 1袋
- 豚バラスライス(しゃぶしゃぶ用)100g
- お酒 大さじ1
- ドレッシング等お好みの調味料
◎作り方
- もやしはお好みでひげ根を取り、気になる人はさっと水洗いする
- 耐熱皿にもやしを敷くように、均等に広げる
- もやしの上に、豚肉を満遍なく敷き詰める
- お酒をまんべんなく豚肉に振りかける
- ラップをふんわりかけて、レンジで3~4分加熱する
- お肉の色が変わったら取り出す(熱いので注意して下さい)
- 好きな調味料をかけて出来上がり
調味料は、ポン酢がよく合いますが、焼肉のタレ、しゃぶしゃぶのタレでも美味しいですよ。
※豆苗を使ったこんな料理も美味しそうですよね!
https://youtu.be/GJB7CSS9F7E
毎日使いたいからこそ、上手く活用して
もやしといえば、とにかく安いことが注目されがちです。
ですが、栄養面から見ても、積極的に食べたい食材です。
ただ、安いからと行ってまとめ買いをすると、傷みやすいため、無駄にしてしまいますよ。安いからこそ、新鮮なうちに使い切るようにしたいですね。
お手頃価格なのですから、毎日美味しく食べて新鮮なものを上手く活用していきましょう!
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