夏の定番おつまみといえば枝豆
お酒のお供に、おやつにと、美味しくてついつい手が止まらなくなりますよね。

ところで枝豆の中に「だだちゃ豆」というものがあり、それがとても美味しいらしいのです。

見た目は普通の枝豆と良く似ているだだちゃ豆。
枝豆とはどのように違いがあるのでしょう?

実は、だだちゃ豆と枝豆は、見た目だけでなく、味や栄養面などいろいろと違いがあります。
枝豆とはひと味ちがう、気なる「だだちゃ豆」についてまとめてみました。

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だだちゃ豆と枝豆について

枝豆とは

枝豆とは、大豆が熟成する前に収穫したものの名称。
枝豆という品種がある訳ではありません。

枝豆用として栽培されているものの多くは、熟成前にとると、美味しく食べられるように品種改良されています。

尚、枝豆の中の豆は緑色をしていますが、熟成してから乾燥させると、おなじみの大豆の色合いになります。

ちなみに塩茹でした「枝豆」ですが、外国にも広まっており大人気となっています。
名前もそのまま「edamame(枝豆)」で通用し、「sushi(寿司)」と並んで世界共通語となっているんですよ。

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だだちゃ豆とは

だだちゃ豆は大豆の一種で、枝豆用に栽培されている品種と同じく、熟成前に食べる品種となっています。
つまり枝豆というくくりのなかに、「だだちゃ豆」があるということなんです。

だだちゃ豆は山形県の庄内地方で作られており、郷土に根付いた「伝統野菜」の一種です。
元々枝豆は鮮度が落ちやすく賞味期限が短い食べ物ですが、だだちゃ豆は更に痛みやすい食べ物。

他の地方でも栽培は可能ですが、山形の庄内地方独特の気候と土地でなければ美味しく育ちません
しかも昔の輸送技術では、新鮮なまま遠方へ運ぶことが出来きませんでした。
そのため、山形でないと食べられない幻の枝豆だったんですね。

それがグルメブームと輸送技術の発達によって、今では全国的に知られるようになったのでした。

ちなみにだだちゃ豆の「だだちゃ」とは、庄内地方の方言で「お父さん」「親父さん」の意味。
殿様が「この豆はどこのだだちゃが作った豆じゃ?」と聞いたのが、名前に由来とも言われています。

だだちゃ豆と枝豆の違い

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だだちゃ豆と枝豆の違いは何でしょうか?
見た目・味・栄養面・出荷時期から違いをまとめてみました。

見た目の違いは?

枝豆の見た目は、緑色で白っぽい産毛が生えています。
塩茹ですると鮮やかな緑色になり、中の豆もきれいなグリーンとなります。

こちらの動画をご覧になってみて下さい。
2分50秒頃に中の豆がみられますよ。緑色がきれいですね。

□枝豆のおいしいゆで方 – How to cook Edamame(Green Soybean)

一方、だだちゃ豆の見た目やや茶色っぽい緑色。産毛が茶色いためこのような外見となります。
さやの形も小ぶりで、見た目は枝豆に軍配があがります。
塩茹ですると鮮やかな緑色になりますが、中の豆の薄皮が茶色いままなのが最大の違いです。

こちらはだだ豆の茹で方の動画です。
茹でる時間が短い以外は、枝豆の茹で方と変わりありません。
2分40秒頃に中の豆が確認できますが、やはり見た目が茶色いですね。

□だだちゃ豆のおいしい茹で方

味の違いは?

塩茹でした枝豆の味は、濃厚な大豆の味わいと塩加減が絶妙で手が止まらなくなりますよね。
特に新鮮なうちに茹でた枝豆は非常に美味しく、収穫時期を迎える夏が一番味が濃くなります。

一方のだだちゃ豆の味は、普通の枝豆よりも甘みが濃厚で枝豆とは違う独特の風味を持ちます。
枝豆と比べても香りが強く、塩茹でした時の匂いからして美味しそうとも言われています。
味に関しては人それぞれ好みがありますが、だだちゃ豆は味が濃くて美味しいという意見が多いですね。

栄養面での違いは?

味が違うのは、栄養面でも違いが見られるからです。

枝豆の栄養を見てみると、大豆と同じく、良質なたんぱく質や大豆イソブラボンが豊富。
更にはビタミンB1・B2・E、カリウムやカルシウム、亜鉛や葉酸も含みます。

枝豆は大豆に含まれる成分に加えて、ビタミンAやビタミンCといった、大豆にはない成分も。
ビールのお供によく枝豆を食べますが、ビタミンB1はアルコールの分解に必要な成分。
おつまみとして理にかなっていますね。

だだちゃ豆の栄養面を見てみると、こちらも枝豆と同じ成分を含んでいます。
ただしアミノ酸の一種「アラニン」と、糖類の一種「スクロース」枝豆よりも多い事が判明しています。
スクロースは甘みを感じる成分で、アラニンはうまみ成分の一種。強い香りの元ともなっています。

これらの成分は塩を振ることで、味がより強く出る特徴があります。
そのためだだちゃ豆を塩茹ですると、香りから美味しく感じられ、味がとても濃厚になるんですよ。

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出荷時期の違いは?

枝豆は全国各地で栽培され、夏になればスーパーなどで購入が可能です。
また冷凍技術の発達もあって、冷凍枝豆として季節を問わず食べる事も可能となっています。

一方のだだちゃ豆は、庄内地方でのみ栽培されています。
土地が変わると味が落ちることもありますが、ブランド豆として大切に保護されているからです。

庄内地方で栽培されて出荷されたものだけが、「だだちゃ豆」と言えるのです。

出荷時期も7月下旬から9月上旬までと短く、冷凍保存も味が落ちるため出回るのはこの時期のみです。
それだけに価格も普通の枝豆よりもやや高く、100グラム当たりだと50円前後の違いが出てきます。

通販で予約受付をしているところもありますので、
早めに、山形の旬の「だだちゃ豆」を予約しておくのもいいですね。

届いたらその日のうちに茹でて食べて!

だだちゃ豆も枝豆も、新鮮なうちに茹でて食べるのが一番美味しい食べ方です。
日にちを置くと色も悪くなりますし、特に夏場は傷みやすいので注意が必要。

食べ切れない場合は冷凍保存が可能ではありますが、だだちゃ豆は味が落ちてしまうので、それは覚悟しておきましょう。
味が落ちるとはいえそれでも美味しいですし、枝豆もきちんと冷凍すればいつでも美味しく食べられます。

冷凍保存は1ヶ月が限度ですので、早めに美味しく食べてくださいね。