カレーは手軽に作れる料理ですが、どこまでもこだわることが出来る「奥深い」料理でもありますね。特に「隠し味」に関しては、家ごとに独自のこだわりがあるかも知れません。
日本では醤油やケチャップ等が隠し味に使われたりしますが、インドでは「チャトニ(チャツネ)」が良く使われているんですよ。カレーで使うイメージが強いチャトニ(チャツネ)ですが、種類もありますし、様々な使い方ができるんですね。
そんな、チャトニ(チャツネ)の種類や使い方・食べ方、またどこで購入できるのか?といった内容で紹介していきます。
カレー好きな方もそうでない方もぜひ参考にしてくださいね!
チャトニ(チャツネ)とは?
果物や野菜と香辛料をペースト状にしたもの
チャトニ(チャツネ)【chatni चटनी】は、インドをはじめ、南アジアや西アジアで使われている調味料です。チャトニという言葉はヒンディー語で「なめる」という意味がある、「チャートゥナー(चाटना)」が変化したものなんですよ。
使う食材は、果物や野菜が多く、お酢やスパイスと混ぜて煮込んだり、すりつぶしたものを使います。特に果物のチャトニはジャムにも似ていて、瓶詰めで売られているとジャムかもと思うほどです。
チャトニ(チャツネ)の種類は?
果物や野菜のチャツネ
日本では、マンゴーを柔らかく煮込んだ「マンゴーチャツネ」がよく知られていますね。
マンゴーチャツネは、マンゴー・砂糖・レモン汁・塩・唐辛子・スパイスなどを煮つめたチャツネ。「味」は強い甘味の中に酸味とスパイシーさがあります。ジャムのつもりで口にすると、スパイシーさもあって、味の違いに驚きますよ。
マンゴーチャツネ以外では、トマト・ナス・玉ねぎ・タマリンド・パパイヤなどがチャトニの材料となりますね。
スパイスのチャツネ
チャトニは、スパイスをすりつぶしたチャトニもあり、香りとスパイシーな味わいが楽しめます。
日本でも、インド料理屋さんでシシカバブを食べるときのソースとして、グリーンチャトニが付いてくるお店も多いですね。
グリーンチャトニはパクチーソースと呼ぶこともあり、パクチー・青唐辛子・レモンなどをすりつぶしてつくります。パクチーの独特の香りと青唐辛子の辛さが、シシカバブとよく合うんですね。
またグリーンチャトニ以外では、コリアンダーやミントをつかったチャトニもよく使われていますよ。それだけ種類も多いのがチャトニなんですね。
チャトニ(チャツネ)の使い方や食べ方
カレーや肉料理に入れて
チャトニの定番の使い方は、カレーの隠し味です。
マンゴーチャツネなどの甘いチャトニは、カレーに少量加えることで、コクとまろやかさがプラスされます。カレーに甘いものを入れるのか…?と不思議に思うかも知れませんが、チャトニには香辛料も含まれていますよ。
少量の甘さは他の味を引き立てるコクともなるので、カレーに奥深い味わいが生まれるんですね。
またチャトニをカレーに混ぜるのではなく、福神漬けのようにカレー皿に添えて出すのもおすすめです。食べる時にカレーやご飯とまぜれば味に変化が生まれて、新しい美味しさが楽しめます。
カレー以外では、ビーフシチューなど肉を煮込むときの隠し味として使えますね。
食材につけるタレとして
インドではチャトニを、いろいろな食材につける「タレ」として食べられています。
先に紹介しましたが、串焼きのお肉「シシカバブ」のソースとして、グリーンチャトニはよく使われています。他にも、ジャガイモや玉ねぎを皮で包んであげた「サモサ」にも、ミントチャトニがよく添えられています。
辛味のあるチャトニは炒めもの味付けに使えますし、甘味のあるチャトニはパンにつけて食べるのも定番です。フルーツチャトニにお酢と塩コショウを加えれば、野菜のドレッシングにもなりますよ。
チャトニ(チャツネ)はどこで購入できる?
フルーツチャツネはスーパーのカレー売り場に
カレー用の「フルーツチャツネ」は、スーパーのカレールー売り場やスパイス売り場で購入できます。
よく見かけるのがハウス食品とS&B食品のチャツネですが、どちらもマンゴーをベースにしています。カレー用に味を調節しているので、カレーを作る時にもぜひ活用したいですね。
輸入食料品店で
大きめの瓶に入ったチャトニは、輸入食料品を多く扱うお店で見かけることがあります。スパイスをメインとしたチャトニも、輸入食料品店なら置いていることがありますよ。
通販でも購入できます
チャトニは、楽天市場やAmazonなどのネットショップでも購入することができます。大型ネットショップだけにいろんな種類のチャトニを購入することが可能ですね。
ただ注意したいのが、一つだけだと送料が高くつくということ。何か別の商品を購入するときなどに、セットで買いたいですね。
カレーにもカレー以外にも使えるチャトニ
チャトニ(チャツネ)は果物や野菜を香辛料と混ぜ合わせた、インドでおなじみの調味料です。
フルーツチャツネは煮込んでいるものが多く、ジャムのような見た目です。甘さと酸味とスパイシーさが混ざり合い、カレーの隠し味にピッタリですね。
スパイスのチャトニはお肉につけると美味しいですし、甘いチャトニはパンにつけることもあります。チャトニは種類も豊富にあるので、カレー以外にも使って、コクと旨味をプラスしてみませんか?
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