ーティーのお楽しみといえば、美味しい料理の数々。特にローストビーフがあるだけでテーブルが豪華になりますし、クリスマスレシピにもローストビーフは欠かせませんね。

ですが、ここで悩むのが盛り付けのこと。盛りつけに失敗すると、せっかくの料理も台無しです。

しかしローストビーフの盛り付けは、基本とコツをつかめば何も怖いことはありません。見栄えもよく美味しく頂きたい、ローストビーフの盛り付け方を例を出して紹介します

ローストビーフの盛り付け方

お刺身のようにずらして重ねる

ローストビーフ

ローストビーフの盛り付け方ですが、一番簡単なのが少しづつずらして重ねる方法です。

イメージとしては、マグロのお刺身を盛り付けるようにと言えばわかりやすいでしょうか。食べる人から見て斜め45度程度に傾けて、少しずつ重ねて盛り付けましょう。お皿のフチに合わせて1列から2列ほど盛りつければ、それなりにきれいな見栄えになりますよ。

ボリュームアップは「半分に折る」

自分で作ったローストビーフは肉の厚さが調節できますが、買ってきたものではそうもいきません。出してみると思ったより薄切りで、並べてみたらボリュームが足りないときはどうしましょう。

見た目でボリュームを出す方法はいくつかありますが、一番簡単なのが半分に折る方法です。厚みによっては完全に二つ折りになりますし、少し膨らんで二つ折りになることもあります。その上でお肉同士を重ねて盛り付ければ、ボリュームアップになりますよ。

奥に山をつくり手前を低くする

  • 刺身のように重ねる
  • 薄い時は半分に折る

以上二つの基本を抑えた上で、ローストビーフの盛り付けテクニックを駆使してみましょう。

全ての料理の盛り付けに言えることですが、奥に山を作って手前を低くすると見栄えが良くなります

これをローストビーフに応用するなら、奥に添え物を山になるように置きます。オススメはクレソンなどの葉物野菜。マッシュポテトなどもお肉によく合いますね。

山を作ったら、奥から順番にお肉を並べます。皿の大きさにもよりますが、ギリギリまでたくさん乗せると見た目が豪華になります。一方で余裕ある並べ方をするとオシャレさを演出できます。

ドーナツ状にする

ドーナツ状に配置したローストビーフ

丸いお皿が用意できるなら、お皿のフチに沿ってドーナツ状に盛りつける方法もあります。この場合、中心部に隙間ができると思いますが、そこに添え物を乗せてしまいましょう。

中心部に山を作り、山肌に沿うようにドーナツ状にお肉を並べるのも良いですね。あるいはローストビーフを切った端の部分をクルッと巻いて入れてもいいですね。

ソースは少しだけかける

ローストビーフに掛けるグレービーソース(gravy)ですが、少しだけ掛ける事を心がけましょう。お肉全てにかけてしまうと見栄えが悪くなりますし、味が濃くなってしまいます。

見栄え良くソースを掛けるのは難しそうですが、お肉の1/5ほどに掛ければ大丈夫。各自で掛けられるようにソースの小皿も用意すれば、味の調節も簡単です。

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そもそもローストビーフとは?

イギリスの牛肉料理

日本では特別な日に食べるイメージのある「ローストビーフ」ですが、そもそもどういった料理なのでしょうか。

ローストビーフイギリス発祥の料理で、牛肉の塊をオーブン蒸し焼きにして薄く切った料理。牛肉を焼いた時にでる肉汁からグレービーソース(gravy)を作り、肉にかけていただきます。

イギリスではヨークシャー・プティング(Yorkshire pudding)という、シュークリームの皮のようなパンと共に頂くのが一般的です。

実はローストビーフは「サンデーロースト(Sunday Roast)」と呼ばれる、イギリス独特のお昼ごはんの主役メニュー。イギリスでは日曜日のお昼を、オーブンで焼けるお肉中心の食事にする習慣があります。そのメニューとして、塊肉を焼くだけで作れるローストビーフが重宝だったんですよ。

□ローストビーフの作り方(炊飯器で作るレシピ)
https://youtu.be/WNK8rWO6tMs

*オーブンが無くても、炊飯器があれば作ることも可能ですよ。

ローストビーフは作りおき料理?

ローストビーフはイギリスの伝統的な料理であり、あらゆる階層で食べられています。昔の貴族階級では、牛1頭を焼いて作る豪快なものでした。牛1頭を焼くのですから当然その日のうちには食べきれず、残りは平日に食べたのだそうです。

ところで「イギリスの料理は美味しくない」という話しを聞いたことがありませんか?

その理由の一つが、この「一度に大量に作るので鮮度が落ちてしまったから」というものです。

現在ほど保存技術が発達していなかった時代に、料理を何日も置いたら味も落ちますよね。しかもひと工夫して味を変えるといった事もあまりなかったそうで、それなら当時のローストビーフは美味しくないのも少しわかります。

ちなみに、現在は言われるほどイギリス料理の味は悪くないですし、特にローストビーフと言えばイギリスの代表的な美味しい料理ですね。

綺麗なローストビーフ

ローストビーフの盛り付けは難しく考えずに

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リスマスを始め、パーティに出す料理はなるべくなら見た目も華やかにしたいもの。特に主役になりうるローストビーフですと、頑張って盛り付けようと考えるのは自然なことですね。

盛り付けと言われると難しそうですが、要は食べたいと思える盛り付けにすれば大丈夫です。あまり難しく考えずに、それなりにきれいに並べれば、十分美味しそうに見えるもの。

ローストビーフの盛り付けのコツを掴んで、美味しそうな食卓をぜひ演出してみましょう。

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