ルが立ち並ぶ東京都心でも、緑があって季節の移り変わりを感じられるところも多くあります。その中の一つが新宿御苑ですね。

新宿御苑は桜の名所としても有名ですが、秋の紅葉もとても美しいんですよ。日常にちょっと疲れた時に、都会の喧騒からそっと抜けだして素敵な紅葉を楽しみませんか?

そんな東京・新宿御苑の紅葉

  • 2023年の紅葉の見頃
  • 見どころや楽しみ方
  • ライトアップはあるのか?
  • アクセス・駐車場情報

…についてご紹介します。

新宿御苑の紅葉の見頃は?

ピークは11月中旬

新宿御苑

宿御苑の紅葉の見頃は長く、10月下旬から12月初め頃まで楽しめます。というのも紅葉する樹木の種類が多く、時期をずらして紅葉が始まるからです

まず最初に色づくハナミズキ、そして11月に入ってから色づきはじめる木々。11月中旬にはイチョウやカエデなどの、紅葉の代表とも言える木々が本番を迎えます。

2023年(令和5年)の関東地方の長期予報では、秋の気温はやや高いか例年並みという予報が出ています。

ですが、今年の夏は記録的な猛暑の日も多く、秋の残暑も厳しくなることが予想され、紅葉の時期は例年よりもやや遅れる可能性はあります。とは言え、概ね11月上旬から12月初めにかけて長く紅葉を楽しめるのではないでしょうか。

新宿御苑では、行くたびに違う木々の紅葉がピークを迎えるので、いつ行っても新鮮な発見がありますよ。

□2017.11.29 東京・新宿御苑の紅葉と黄葉
https://youtu.be/icy3KsX0X4Y

*こちらは11月29日に撮影されたものですが、まだまだ紅葉が楽しめますね。

あえて10月中旬~下旬に

見頃は11月上旬からと言いましたが、あえて混雑を避けて10月中旬~下旬頃に行かれる方もいます。というのも最初に色づくハナミズキの紅葉のピークが、実は10月中旬~下旬頃なんです。

他の木々がまだ青々としている頃に、艶やかな赤に染まるハナミズキはとても新鮮。紅葉が本番になる前で混雑も避けられますし、ハナミズキだけでも楽しめるほどの色合いですよ!

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新宿御苑の見どころ・楽しみ方

3つの庭園から眺める紅葉

宿御苑は、皇室専用の庭園として、明治39年(1906年)に誕生しました。

一般向けの公園となったのは戦後になってから。現代に至るまで、長く品の良い庭園を保ち続けています。その特徴は西洋の庭園様式を取り入れつつ、日本庭園の様式も楽しめることです。

紅葉に関しても、それぞれの場所でぐっと印象が変わります。

  • 日本人が思い描く風景そのままの静かなたたずまいの日本庭園とカエデ
  • フランス映画のワンシーンのような、色づいたプラタナスの並木道
  • 芝生から遠景で紅葉を楽しめる御苑の中心部にあるイギリス庭園

同じ紅葉でも、庭園様式でこれほど印象が変わるのかと驚きますよ。

*プラタナス並木道の紅葉は、洋画のワンシーンのように美しいと評判です。

お弁当をもって

新宿御苑は東京ドーム12個分もあるとても広大な庭園です。そのため、まだまだ紅葉が楽しめるポイントが沢山あります。

「母と子の森」には様々な落葉樹があるため、色とりどりの紅葉と落ち葉拾いが楽しめます。また桜園地・つつじ山・もみじ山が近くにある「芝生広場」は、お弁当を広げるのに最適です。

新宿御苑はお酒の持ち込みは禁止されていますが、お弁当の持ち込みは大丈夫。レジャーシートを広げて、紅葉狩りを楽しみましょう。

紅葉

夜の新宿御苑が見たかった

これだけ広大な新宿御苑ですから、一度に全てを見て回るのは結構大変。また紅葉が素晴らしいのですから、ライトアップされたら、さぞ素敵!かと思いますよね?

しかし残念ながら、新宿御苑ではライトアップは行われていません

ライトアップが行われない理由としては次のことが挙げられます。

  • 管轄が環境省であるため、照明によるCO2増加の可能性を避けたい。
  • 園内に、ライトアップ用の照明設備がそもそも無い。
  • 環境に配慮する関係で、夜の照明を増やす事を考えられていない。

少し残念ではありますが、園内の環境を保つためと思えばこれも仕方がないですね。ライトアップは他の場所で楽しみ、新宿御苑では昼の紅葉を楽しみましょう。

新宿御苑へのアクセス

新宿御苑の紅葉

基本情報

新宿御苑の基本情報はこちらとなります。

    • 住所   …東京都新宿区内藤町11番地
    • 開園時間 …9時~16時(閉門時間16時30分)
    • 休園日  …毎週月曜日(月曜が休日の場合は翌平日)

※3/25日~4/24日と11月1日~11月15日の間は月曜日も開園

  • 入園料  …大人500円、高校生250円、中学生以下無料
  • 問合わせ …03-3350-0151(新宿御苑サービスセンター)
  • HP新宿御苑公式ページ

*入園料や開演時間は2019年3月より変更されています

公共交通機関でのアクセス

新宿御苑には入り口が3ヶ所ありますので、使いやすいアクセスで向かいましょう。

    • 新宿門へ行く場合
      • JR山手線・新宿駅で下車、南口から徒歩10分。
      • 東京メトロ丸ノ内線・新宿御苑前駅で下車、出口1から徒歩5分。
      • 東京メトロ副都心線・新宿三丁目駅で下車、E5出口から徒歩5分。
  • 大木戸門へ行く場合
  • 東京メトロ丸の内線・新宿御苑前駅で下車、出口2から徒歩5分。
  • 千駄ヶ谷門へ行く場合
  • JR総武線・千駄ヶ谷駅で下車、徒歩5分。
  • 都営大江戸線・国立競技場駅で下車、A5出口から徒歩5分。

この中では新宿門が、交通の便などからも行きやすいルートとなっています。

新宿御苑の駐車場について

新宿御苑には大木戸門近くに駐車場がありますが、台数の関係もあり週末は大変混雑します。車で行くなら、平日がオススメです。

  • 駐車可能時間…6:30~21:00(出庫は24時間可)*年中無休
  • 利用可能台数…普通車200台、大型車5台
  • 駐車料金  …新宿御苑入場者
    • 普通車:2時間まで600円以降30分毎に200円、当日最大料金2400円(24時まで)
    • 大型車:1時間まで2,000円以降30分毎に500円
    • 退園の際に大木戸門で入園券(年間パスポートを含む)と駐車券をご提示ください。(※1)

*駐車料金や営業時間は2018年7月より変更されています

一般利用者・・・20分毎300円

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青空の下で紅葉を

宿御苑の敷地は非常に広いため一度に全てを周ることができないもの。その為、何度行っても楽しめる庭園です

芝生も広いので、お弁当を持ち寄ってみんなで紅葉を楽しみたいですね。

飲食物の持ち込みは禁止ではありませんが、園内を汚すようなことは避けたいもの。ゴミは各自持ち帰り、マナーを守って紅葉を楽しみましょう!