しい秋の紅葉は、いつまでも見ていられますが、ちょっと早いお子さんや、アクティブな方ですと飽きてしまうこともありますよね。

紅葉を見に行って「きれいだったね~」ですぐ帰るのではなく、様々なかたちで楽しむなら昭和記念公園がおすすめです。紅葉と合わせて、子供から大人まで楽しめるイベントなどが沢山あるんですね。

また2019年からは「秋の夜散歩」と銘打って、夕方からは紅葉のライトアップも行われます。

そんな昭和記念公園の2023年の紅葉の見頃と、おすすめの楽しみ方、そしてアクセスや駐車場について紹介します!

昭和記念公園の紅葉の見頃は?

見頃は11月下旬から

昭和記念公園は、東京都立川市にある国営公園。昭和天皇即位50周年を記念して作られた、自然豊かな都民の憩いの場となっています。

昭和記念公園

昭和記念公園の敷地面積は、東京ドーム約39個分(約180ヘクタール)というから驚きですね。

そんな昭和記念公園の紅葉の見頃は、例年通りで行けば11月下旬から12月上旬頃。10月下旬からすこしずつ色づきはじめるので、緑の中の紅葉から落葉まで長い期間楽しめます

2023年(令和元年)は、夏の記録的な猛暑や残暑の影響もあり、紅葉の時期がやや遅れる可能性はあります。ですが長期予報では平年並みか平年よりやや高いと出ており、おおむね11月下旬頃からピークを迎えそうです。

昭和記念公園の紅葉、見どころと楽しみ方

カナールと銀杏並木

昭和記念公園でまず見て欲しいのが、立川口から入ってすぐにある「カナール」と「銀杏並木(いちょうなみき)」です。

カナールとは造園用語で、まっすぐに伸びる水路のこと。カナールの両脇には200mに渡って銀杏並木があり、奥には西洋形式の大きな噴水があります。

秋の日差しを受けてキラキラと反射する水面と、黄色く色づく銀杏並木はヨーロッパのお城のよう。落葉した後は黄色いジュータンを敷き詰めたようで、これまた素敵な光景です。

□東京・昭和記念公園のイチョウ並木の黄葉(立川口カナール)
https://youtu.be/0mq3qO-qt8c

*銀杏並木に沿った道は「かたらいの道」とも呼ばれています。

日本庭園を堪能

カナールと銀杏並木が西洋の美ならば、日本庭園は和の美を象徴する紅葉の名所です。

日本庭園は、昭和記念公園の北の方にあり、砂川口、あるいは玉川上水口からしばらく進んだところにあります。散策式の庭園で、池に沿った通路を散策しながら紅葉が楽しめます。特にカエデやアカマツが赤く色づき、湖面も赤く色づくほどです。

また後述しますが、2019年からは「秋の夜散歩」と銘打って日本庭園でもライトアップが行われることになりました。昼間とは違う夜の景色も堪能したいですね。

□立川 昭和記念公園 日本庭園 紅葉
https://youtu.be/zgfCLfgAlpE

*庭園内は赤、遠景が黄色の美しいコントラストが楽しめます。

また日本庭園の西側には、「歓楓亭」(かんふうてい)という建物があります。こちらでは有料で抹茶とお菓子が振舞われるため、ゆっくりと紅葉を楽しむのも素敵ですね。

◆歓楓亭

    • 開館時間:
      • 3月~10月 09:30~16:00
      • 11月~2月 09:30~15:30

*4月~9月の土日祝は17:00まで。
*一服受付は終了時間の30分前まで

歓楓亭 – 国営昭和記念公園公式ホームページ (showakinen-koen.jp)

*歓楓亭からも美しい紅葉が楽しめます。

昭和記念公園内を自転車で!

東京ドーム39個分の園内は、あちこちで紅葉が楽しめるため全て見るのも一苦労です。なるべく全部見たい、園内をくまなく散策したいと思うなら、レンタサイクルはいかがですか?

レンタサイクルは、立川口・西立川口・砂川口の各サイクルセンターで貸し出しを行なっています。

自転車のサイズも豊富で、かご付き自転車や二人乗り用の自転車もあります。移動も専用のサイクリングコースを通るので、他のお客様とぶつかる危険なく安心ですね。

料金:

  • 大人(15才以上)3時間600円(30分毎に100円追加)
  • 子供(小中学生)3時間350円(30分毎に50円追加)
  • タンデム(特殊自転車)3時間1,500円(30分ごとに200円)

※利用時間は、9:30から閉園の1時間前までです。

 

昭和記念公園の紅葉

黄葉&紅葉まつり、秋の夜散歩

昭和記念公園では、毎年11月最初の週末から最後の週の日曜日にかけて「黄葉・紅葉まつり」が開催されます。

「秋の夜散歩」と銘打って紅葉のライトアップも行われます。

黄葉・紅葉まつり

「黄葉・紅葉まつり」期間中の週末には、紅葉を楽しみつつも、大人から子供まで楽しめる様々なイベントが行われます。

  • セグウェイで秋の特別ツアー
  • 青空たんけんDAY
  • 手形で紅葉を描こう!
  • 原っぱ竹とんぼ大会
  • 自然発見塾
  • 秋の絵手紙教室
  • ニュースポーツ体験DAY
  • ペタンク探求講座
  • カヤック体験会

*過去にあったイベントの一部です。

いずれも定員が設けられていたり、有料のイベントもあるので確認が必要です。また「黄葉・紅葉まつり」の期間中は特に混雑するので、時間に余裕を持って行動しましょう。

秋の夜散歩

「黄葉・紅葉まつり」期間中に、2019年から新たにはじまるのが「秋の夜散歩」です。

紅葉がライトアップされるのですが、場所は

  • 「日本庭園」
  • 「かたらいのイチョウ並木」

の2ヶ所。

「かたらいのイチョウ並木」は、「いちょうはし」から北へ約 300m続くイチョウ並木で、昭島口・西立川口から近くになります。昼の紅葉とはまた違った幻想的な美しさをぜひ見てみたいですね。

また期間中の夜は、西立川口と日本庭園を行き来する「日本庭園往復バス」も運行される予定です。約10分間隔の運行で大人・シルバーが200円、小人100円になります。

※注:立川ゲート前のカナールイチョウ並木ではライトアップは行われません。

なお、秋の夜散歩が行われることにより、例年12月に行われていた「ウィンターイルミネーション」は今後行われない予定です

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昭和記念公園へのアクセス

基本情報

まず昭和記念公園の基本情報を紹介します。

    • 住所:東京都立川市緑町3173
    • 開園時間:
      • 3/1~10/31   …9:30~17:00
      • 11/1~2月末日  …9:30~16:30
      • 4/1~9/30の土日祝…9:30~18:00
    • 入園料:
      • 通常入園券  …大人450円、65才以上210円
      • デイ&ナイト券…大人610円、65才以上370円
      • ナイト券   …大人450円、65才以上210円
      • プラスナイト券…大人160円、65才以上160円

※いずれも中学生以下は無料です。
※無料入園日もあり→2019年の10月以降では、10/20(日)10/27(日)の2日のみ

デイ&ナイト券、ナイト券、プラスナイト券の、”ナイト券”とは「秋の夜散歩」の料金のことです。

  • デイ&ナイト券は、昼と夜のセットの券
  • プラスナイト券は、昼に入場されている方が追加で夜の券を購入する場合の券

になります。

またナイト券については、西立川口・昭島口・砂川口の各ゲートのみで受付されています。玉川上水口、立川口、記念館口、高松口、あけぼの口は対象外ですので、夕方以降に来られる場合は気をつけてくださいね。

車でのアクセスや駐車場

車で向かう場合は、中央自動車道「国立府中IC」を下車し、国道20号線を立川方面へ。そして日野橋交差点を右折で昭和記念公園に到着します。

昭和記念公園では、立川口・西立川口・砂川口にそれぞれ有料駐車場が用意されています。

駐車場駐車台数料金(普通車)
立川口1755台900円
西立川口345台
砂川口431台

ここで注意したいのが、「立川口」です。夜の秋散歩では西立川口・昭島口・砂川口のみ入園可となっているため、夜には「立川口」から入出庫ができません。そのため昼間から「立川口」に入場している場合は、16時以降には西立川口、あるいは砂川口の駐車場に移動するようにしましょう。

公共交通機関でのアクセス

昭和記念公園の駐車場は紅葉の季節になると満車になることもあります。そのため公共交通機関を利用するほうが、より確実ですね。

入り口最寄り駅と、駅から入り口への時間夜の入場
立川口JR中央線「立川駅「から約15分夜は不可
多摩都市モノレール「立川北駅」から約13分
あけぼの口JR中央線「立川駅」から約10分夜は不可
多摩都市モノレール「立川北駅」から約8分
高松口多摩都市モノレール「高松駅」から約9分夜は不可
西立川口JR青梅線「西立川駅」から約2分
昭島口JR青梅線「東中神駅」から約10分
玉川上水口西武拝島線「武蔵砂川駅」から約25分夜は不可
砂川口西武拝島線p武蔵砂川駅」から約20分

「立川口」は、カナールイチョウ並木に近いところ。日本庭園に近く自転車が借りられるのは「砂川口」。駅からの移動時間の短さなら、「西立川口」がおすすめですね。

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誰でも楽しめる昭和記念公園に行こう

和記念公園の敷地内には、子供が遊べる遊具やスポーツ施設がたくさんあります。静かに紅葉を楽しんだ後は、友達・恋人・親子でスポーツの秋を堪能するのも素敵ですね。

ただし週末には多くの人でにぎわうため、遊具や場所は譲りあいたいもの。素敵な光景を独り占めするよりは、みんなと共有するほうがもっと楽しいですよ。

広大な敷地で紅葉と遊びが楽しめる、昭和記念公園に足を運びませんか?