
秋が深まると楽しみなのが、色とりどりの紅葉。紅葉の名所を巡り、秋を楽しむのも素敵ですよね。そんな紅葉の名所の一つに、愛知県豊田市にある「香嵐渓(こうらんけい)」があります。
香嵐渓は、ライトアップもあることで有名なのですが、紅葉の見頃や楽しみ方が気になりませんか?
そんな香嵐渓の紅葉について、
- 紅葉の名所「香嵐渓」とは?
- 香嵐渓の紅葉、2023年の見頃
- 香嵐渓の紅葉の見どころや楽しみ方
- 香嵐渓もみじまつりとライトアップ
- アクセスと駐車場
ついて紹介していきますので、ぜひ行楽の参考にしてくださいね!
紅葉の名所「香嵐渓」とは?
香嵐渓(こうらんけい)とは愛知県豊田市足助町(あすけちょう)にある、巴川によって出来た渓谷のこと。飯盛山沿いの一帯は、愛知高原国定公園にも指定されています。
香嵐渓が紅葉の名所となったのには、地元の方々の努力があります。
江戸時代初期、豊田市足助町飯盛にある香積寺(こうじゃくじ)というお寺の住職が、巴川から続く参道にカエデなどを植林。その後地元の方々の手で植林が続けられ、いつしか秋には美しい紅葉が見られるようになりました。
実は香嵐渓と名付けられたのは昭和に入ってから。1930年(昭和5年)のある時、香積寺を訪れていた大阪毎日新聞社の社長によって命名されたと言われています。
「飯盛山からの薫風は、香積寺参道の青楓を透して巴川を渡り、香ぐわしいまでの山気を運んでくる。山気とは、すなわち嵐気也」
この言葉から、「香嵐渓」と名付けられたんですよ!
香嵐渓の紅葉の見頃は?

例年どおりですと、香嵐渓のある愛知県の紅葉は11月から色づき始めます。紅葉が見頃を迎えるのは、11月中旬から下旬にかけて。
2023年(令和5年)については、猛暑や厳しい残暑の影響もあり、紅葉が少し遅くなる可能性はあります。
ただし紅葉は直近の冷え込みで一気に色づきますし、山間部は平地より冷え込みが早め。10月中旬頃から天気を確認するようにしたいですね。最低気温が8度程度の日が続いたなら紅葉はもう間近ですよ!
香嵐渓の紅葉の見どころや楽しみ方
橋からの眺めが絶景
香嵐渓は様々な表情を見せてくれますが、特に橋からの眺めがオススメ。巴川にかかる橋はいくつかありますが、特にオススメなのが巴橋(ともえばし)と待月橋(たいげつきょう)です。
巴橋は香嵐渓入り口にある橋で、飯盛山が一望出来る絶好のポイント。赤や黄色に染まる山と、その紅葉が川に映る様子は本当に美しいんですよ。
待月橋は中程にあり、香嵐渓を代表する橋です。飯盛山側に目を向けると、「五色紅葉」と呼ばれる名所があります。緑・黄緑・黄色・橙・赤の紅葉が楽しめる、絶好の撮影ポイントなんですね。
おはようございます
香嵐渓
4千本の紅葉
巴橋から全景を見れます
待月橋には人、人、人で大変な混雑 pic.twitter.com/PBLGIjNapx— こみくママ様 (@komikumo) 2017年11月28日
*待月橋は週末にもなると混雑しますね。
もみじのトンネル
香嵐渓には素敵なポイントが沢山ありますが、特に押さえておきたいのが「もみじのトンネル」です。
待月橋へと向かう道にあるもみじのトンネルは、元は香積寺の参道。両脇に植えられた紅葉が、赤いトンネルのように迎えてくれます。
今朝の香嵐渓
11月21日
香積寺参道の『もみじのトンネル』が、鮮やかさを増してきました。 pic.twitter.com/nNU8JYfo1d— 鈴木アキラ (@akira_nippon) 2017年11月21日
香嵐渓もみじまつりとライトアップ!
香嵐渓をさらに美しく彩るのが、期間限定で行われるライトアップです。
例年、香嵐渓では11月1日~30日の日程で、「香嵐渓もみじまつり」が開催されるんですね。
もみじまつり期間中は茶会や和太鼓の演奏なども行われますが、最大の目玉がライトアップ。香嵐渓の名所がライトアップされ、昼間とは違った幻想的な光景が広がります。

もみじまつりとライトアップに関しては、例年ほぼ同じ日程で開催。2023年(令和5年)についても次の通りになるかと思われます。
- 開催期間(予定):2023年11月1日(水)~30日(木)
- 開催場所:足助・香嵐渓広場
- ライトアップ時間:日没(17時ごろ)~21時
※香嵐渓園内は9時頃から開放されています。
□香嵐渓 紅葉ライトアップ
https://youtu.be/N-0tYTCAtsU
*1分すぎからライトアップが。本当に幻想的ですね。
香嵐渓へのアクセス
公共交通機関でのアクセスと駐車場
公共交通機関で香嵐渓へ向かうには、次の4つのルートがあります。
到着する列車の駅 | 駅から乗るバス | バス乗車時間 |
---|---|---|
名鉄豊田線「浄水駅」 | とよたおいでんバス さなげ・足助線(百年草行) | 約60分 |
愛知環状鉄道「愛環四郷駅」 | とよたおいでんバス さなげ・足助線(百年草行) | 約50分 |
名鉄三河線「豊田市駅」 | 名鉄バス矢並線(足助行) | 約45分 |
名鉄名古屋本線「東岡崎駅」 | 名鉄バス岡崎・足助線(足助行) | 約70分 |
いずれのルートもバスに乗るため、渋滞が発生すると更に時間がかかる点に注意しましょう。
車でのアクセス
紅葉シーズンの香嵐渓は常に渋滞するため、車での移動はおすすめ出来ません。しかしライトアップを見るとなると車が必要となるため、長時間の渋滞を覚悟した上で出かけましょう。
関東方面から向かう場合
東名高速道路・豊田JCTから東海環状自動車道へ移動。豊田勘八ICから国道153号線に降りて、飯田方面へ約13キロ走ると到着します。
あるいは東海環状自動車道・豊田松平ICより、県道39号線を東へ14キロほど走るルートもあります。
関西方面から向かう場合
東名阪自動車道、また伊勢湾岸自動車道経由で東海環状自動車道・豊田勘八ICを下車。国道153号線から県道39号線を東へ向かいます。
もしくは、関東方面からと同様、東海環状自動車道から豊田松平ICを下車。県道39号を東へ約14㎞で到着します。
いずれのルートを利用する場合も、携帯トイレなどを準備しておくと渋滞時に安心です。
駐車場は?
駐車場ですが、臨時も含めて香嵐渓付近に複数の公共駐車場が用意されます。
- 宮町駐車場(200台)
- 足助支所前駐車場(120台)
- 西町第一駐車場(30台)
- 西町第二駐車場(70台)
- 足助中央駐車場(90台)
- 落部駐車場(60台)
- 川見駐車場(100台)
- 多目的広場駐車場(500台)
- 足助グランド(400台)*臨時
- 足助中学校グランド(200台)*臨時
- 足助小学校グランド(150台)*臨時
※9-11は、臨時駐車場です。
※赤が香嵐渓、黒が香積寺、紫が待月橋、緑が巴橋です。
目に焼き付けたい!香嵐渓の紅葉の美しさ
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香嵐渓の紅葉は”中部地方一”との声もあり、近隣から大勢の観光客が訪れる非常に人気の紅葉スポット。実際に目にするとその美しさも納得で、渋滞の疲れも吹き飛ぶほどです。
色とりどりの紅葉に包まれた渓谷は、一度見ると忘れられないほどの美しさ。絶景ポイントもたくさんあるので、スマホやカメラで撮影するのも素敵ですね。
美しい紅葉に包まれた、香嵐渓へぜひ足を運んでみませんか?
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