紅葉は山の方へ行かないと見られないのでは?というイメージもありますが、実は都会の真ん中にも紅葉の名所はいくつもあるんですね。そんな都会のオアシスの代表と言えば、東京・駒込の「六義園(りくぎえん)」です。
六義園は四季折々を楽しめる庭園ですが、特に秋の紅葉が素晴らしく日常の疲れを癒やしてくれます。また夜にはライトアップもされてデートにも最適なところなんですね。
そんな東京都心で紅葉を楽しめる六義園、
- 2023年の紅葉の見頃
- 紅葉の見どころ
- ライトアップ時期について
- アクセス情報
…についてご紹介します。
六義園の紅葉の見頃は?
紅葉は例年11月下旬から
六義園の紅葉は、例年11月中旬ごろから色づき始めます。紅葉のピークを迎えるのは11月下旬から12月上旬頃。12月10日頃を過ぎると落葉が多くなり、紅葉も終わりを告げます。
もし辺り一面が色づく光景を見たいのであれば、11月下旬ごろに行くのがオススメ。一方で落ち葉のジュータンを見たいのであれば、12月に入ってからがオススメです。
ただし例年の傾向ではあるので、11月に入ってからの天候によって紅葉のピークは変わってきます。
2023年(令和5年)については長期予報では平年並みかやや高い傾向。しかし夏の記録的な猛暑、また9月も残暑が厳しいと予想され、紅葉の時期は例年よりも遅くなる可能性はあります。
天候や風の状況などを確認し、紅葉の行楽情報などもチェックしておくと見逃しが減りますよ。
六義園の紅葉の見どころ・楽しみ方
紅葉と庭を楽しもう
六義園は、徳川五代将軍・綱吉の時代に、側用人・柳沢保則の大名屋敷として作られた歴史ある庭園です。
その様式は「回遊式築山泉水庭園」(かいゆうしき・つきやませんすいていえん)。大きな池の周りに草木などがあり、池を中心とした遊歩道が設置されていて、散策しながら庭を楽しんでもらうものなんです。
園内で特に紅葉が美しいポイントは、渡月橋周辺や藤代峠周辺。その他にもつつじ茶屋周辺なども、紅葉が綺麗なポイントです。
園内を散策すると、庭の造形に紅葉が溶け込んでいて、どこを見ても実に素敵です。紅葉以外にも見どころが多い六義園ですので、ゆっくりと散策を楽しむのがいいですね。
ライトアップは外せない!
六義園の紅葉といえば、ライトアップは外せません。ほの暗い園内の木々に照明が当てられ、きらめく池面とのコントラストは幻想的。この時期人気のデートコースになるのも納得の美しさです。
そんな六義園のライトアップでぜひ見ておきたいところが、水香江(すいこうのえ)です。
かつて水香江には蓮池がありましたが、現在は跡地となっていています。その跡地に水を模した青いライトを配置して、かつてあった蓮池を再現します。青白い光がまるで水のように流れる様子は、落葉した紅葉も思わず流れていきそうです。
□六義園紅葉ライトアップ
https://youtu.be/UmhvjspvFig
*数々の美しいライトアップが素敵。特に2分3秒からの「水香江のライトアップ」は幻想的で素晴らしいです。
更にライトアップ期間中は、園内の飲食店も営業時間を延長します。紅葉を見ながら、お抹茶や和菓子を頂くなんてとっても風流ですね。
一つ気をつけてほしい事としては、例年ライトアップ期間は大変混雑します。週末は入場1時間待ちという事もあるので、日没前の16時までには入場することをおすすめします。
また混雑を避けたい場合は、平日に行くと、比較的早く入場できますので狙い目。早めに入場すれば、夕暮れの変わりゆく空と紅葉のコントラストも楽しめてお得ですよ。
ライトアップの実施時期や時間は次の通りです。
- ライトアップ期間…2023年11月下旬~12月上旬
- ライトアップ時間…日没頃~20時30分(入園は20時まで)
- 夜間特別鑑賞券が必要です。オンラインによる事前決済にて販売されます。
※ライトアップ期間中は、染井門(駒込駅から徒歩2分)が開門されます。
※16時30分以降、安全のために区域によっては立ち入りが制限される場合もあります。
※紅葉時期が遅くなれば、1週間ほどライトアップの日程がずれ込む可能性はあります。
また、六義園にある茶屋も、ライトアップ期間中は営業時間が延長されます。
- もみじ茶屋…10:00~20:30
- 抹茶茶屋:
- 吹上茶屋…9:00~20:30(L.O.20時)
- 心泉亭…
- 平日 12:00~20:00(L.O.19:30)
- 土日祝 10:30~20:00(L.O.19:30)
もみじ茶屋では、軽食や飲みもの、そして吹上茶屋・心泉亭では、抹茶&和菓子のセットを楽しめますし、六義園オリジナルのお土産を購入することができますよ。
【六義園】池周辺の紅葉に加えて、山側も見頃を迎え、園内全域が見頃となりました!寒い日は心泉亭でお抹茶を飲みながら庭園をお楽しみください。平日の心泉亭抹茶茶屋は12時~20時(ラストオーダー19時30分)で営業中です。 pic.twitter.com/VaH9FPmRpQ
— 都立庭園 園長の採れたて情報 (@ParksTeien) 2016年12月1日
*紅葉を眺めながらゆったりとお抹茶を味わいたいですね。
六義園へのアクセス
基本情報
六義園の基本情報をお伝えします。
- 住所 …東京都文京区本駒込六丁目
- 入園時間 …9時~16時30分(閉園時間17時)ライトアップ期間中は9時~20時30分(閉園時間21時)
- 入園料 …一般300円、65歳以上150円、小学生以下・都内在住・在学の中学生は無料
- 問合せ先 …03-3941-2222(六義園サービスセンター)
- HP …六義園公式ページ
公共交通機関でのアクセス
六義園周辺には駐車場がありません。紅葉シーズンには公共交通機関での来園を強くおすすめします。
なお、紅葉の期間中は、普段は閉まっている六義園北側の「染井門」が開門されます。駒込駅からであれば、染井門は近くて便利ですね。
- JR利用の場合
山手線「駒込駅」を下車、北口を出て正門まで徒歩7分(染井門へは徒歩2分)
- 東京メトロ利用の場合
南北線「駒込駅」を下車、2番出口から正門まで徒歩7分(染井門へは徒歩2分)
- 都営地下鉄利用の場合
三田線「千石駅」を下車、A4出口から徒歩10分
となります。
いずれのルートも案内標識などがあり、また六義園に向かう人も多いので安心ですね。
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紅葉以外も見どころ沢山の六義園!
六義園はライトアップされた紅葉が注目されがちですが、その他の季節も魅力いっぱいのところ。季節が変われば見どころとなる樹木も変わり、何度でも行きたくなる素敵な庭園でもあります。
また庭園そのものも非常に美しく、庭園様式が分からなくても楽しめるとあって海外の方にも大人気。夜の庭園だけでは見えにくい部分もあるので、ぜひ昼間にも足を運んでみてはいかがですか?
誰が見ても美しいと思える素敵な六義園を、紅葉も含めてたっぷり堪能してくださいね。
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