古都・京都は一年中美しいですが、特に秋は紅葉がとても映える街。紅葉の名所も数多くあり、どこへ行こうか迷ってしまいます。そんな時にぜひおすすめしたいのが、永観堂の紅葉。
昼間の紅葉だけでなく、夜はライトアップも行われるため、昼と夜・2つの紅葉が楽しめるんですよ!
そこで、
- 永観堂の紅葉の見頃
- 永観堂の紅葉の見どころや楽しみ方(昼・夜の紅葉)
- アクセスと駐車場情報
を紹介しますので、秋の京都旅行の参考にしてくださいね!
永観堂の紅葉の見頃は?
永観堂について
永観堂(えいかんどう)は、正式には「禅林寺(ぜんりんじ)」というお寺で、京都市左京区永観堂町にあります。
この別名は、永観律師(ようかんりっし、1033年-1111年)というお坊さんがいたことからきています。永観律師は平安時代後期のとても高名なお坊さんで、禅林寺を今のお寺の形に整えたことから、名前をとって永観堂と呼ばれるようになりました。
永観堂は古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの美しい紅葉の名所。境内に広い日本庭園があり、約3000本もの紅葉があるんですよ!
色づくのは11月中旬以降
例年通りですと、永観堂の紅葉の見頃は11月中旬から12月にかけて。ピークが11月末頃なので、連休を利用して見に行くのがオススメです。
2023年(令和5年)については、夏の記録的な猛暑や残暑の厳しさの影響もあり紅葉が幾分遅れる可能性はあります。しかし長期予報では気温は平年並みかやや高いと出ていますので、概ね例年どおりの紅葉となるのではないでしょうか。
その後の冷え込み具合で紅葉時期が変動することもありますので、10月頃から天気には注目しておきたいですね。
永観堂の紅葉、見どころと楽しみ方
様々な角度で紅葉が楽しめる
永観堂が紅葉の名所と言われているのは、広い日本庭園と紅葉のコントラストが素晴らしいから。しかも3000本以上も紅葉が見られるため、様々な角度から楽しめるんですよ。
例えば、庭園中心部にある放生池(ほうじょうち)。別名”鶯池”とも呼ばれていますが、池に映る紅葉が楽しめる名所です。放生池にかかる橋は撮影スポットしてもとても有名で、どこから見ても美しい紅葉が楽しめるんですね。
また多宝塔周辺は永観堂で一番高い位置となり、庭園全体を見下ろせる絶好のポイント。紅葉のピークを迎えると、庭園全体が燃えるように色づいて本当に素敵なんですよ!
永観堂、放生池の紅葉。水面に映る紅葉が見事でしたね。
PENTAX K-1
SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 pic.twitter.com/oIGBeoeLWe— 京都秘封探訪 (@k_rspkyoto) 2017年11月21日
※放生池付近の紅葉です。奥に多宝塔も!
□京都 紅葉 永観堂
https://youtu.be/6QXMrsv-31I
*2分22秒からが多宝塔からの眺めとなります。美しいですね!
夜間ライトアップと見学時間に関して
永観堂はいつでも楽しめるものではなく、拝観時間が決められています。
通常ですと9時~17時(受付終了時間・16時)までですが、紅葉の時期だけは特別。夜間ライトアップが実施され、いつもより長く拝観が可能となっています。
2019年(令和元年)のライトアップ(夜間特別拝観)は、次の期間で開催予定です。
■ライトアップ期間
2023年11月3日(金)~12月3日(日)17:30~20:30(閉門21時)
■拝観料
中学生以上600円
永観堂の紅葉のライトアップ。池の水面に映る紅葉した木々。とても幻想的だと思います。非常にきれいでした! pic.twitter.com/Ko7bHOPG3o
— Ikufumi Moriya (@imoriya) November 23, 2013
*放生池の水面に映り込む夜の紅葉は、幻想的で格別ですね。
□夜の永観堂
https://youtu.be/BhzWrilHkb0
*美しい紅葉を求めて、多くの方でにぎわってますね!
秋の寺宝展
また昼間は貴重な仏像などを見ることができる、秋の寺宝展が開催されます。ご本尊である「みかえり阿弥陀」などを拝観できるチャンスなので、紅葉と共に楽しみたいですね。
秋の寺宝展期間の拝観時間や、拝観料は次の通りです。
■秋の寺宝展開催期間
2023年11月3日(金)~12月3日(日)9:00~17:00(受付は16時まで)
■拝観料
大人1000円・小中高校生400円
なお寺宝展の時間帯に入り、そのままライトアップの時間まで待つことが出来ません。入れ替え制となるため、改めて入場してライトアップを楽しみましょう。
アクセスと駐車場情報
公共交通機関でのアクセス
永観堂へ行かれる際は、公共交通機関の利用を強くおすすめします。次の方法でいくことができますよ。
- 市バス5系統を利用し、「南禅寺永観堂道」で下車し徒歩3分。
- 市バス100系統を利用し、「東天王町」で下車し徒歩8分。
◆京阪電車からバスで移動する場合
- 京阪「三条」駅から市バス5系統を利用し、「南禅寺永観堂道」で下車し徒歩3分。
- 京阪「神宮丸太町」駅から市バス204、93系統を利用し、「東天王町」で下車し徒歩8分。
◆地下鉄を利用する場合
地下鉄烏丸線「京都」駅から乗車し、「烏丸御池」駅にて東西線・六地蔵方面に乗り換え。「蹴上」駅で下車し、徒歩15分ほどで到着。
いずれも紅葉シーズンは混雑が予想されるので、早めの移動をおすすめします。
駐車場は?
車で行く場合、駐車場も気になるところですね。
永観堂には駐車場がありますが、台数が少なく、秋の寺宝展期間中は駐車できません。永観堂からは少し離れますが、京都市美術館近くにある岡崎公園の有料駐車場を利用しましょう。
近くに平安神宮や京都市動物園、南禅寺などもあり、普段から利用者の多い駐車場です。駐車台数は500台以上ありますが、紅葉の時期は満車になることも多いので、早めの利用がおすすめです。
■京都市営岡崎公園駐車場
- 営業時間 7:30~23:00
- 駐車料金
普通車 1時間510円、以降30分毎に210円
最大料金(月~金曜日、7時30分~23時)1,400円
最大料金(土曜日、7時30分~23時)1,800円
最大料金(全日、23時~翌7時30分)700円
昼と夜の2つの顔を楽しんで
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永観堂は広い庭園内で、たっぷりと紅葉が楽しめるスポット。場所ごとに美しさが変わるため、お気に入りの場所を探すのも素敵です。
またライトアップも行われ、昼とは違った顔を見せるのも人気の秘密。毎年混雑が予想されるので、周りの方と譲り合って楽しみたいですね。
晩秋の京都では、庭園が紅葉に染まる、永観堂の紅葉をぜひ見に行きませんか?
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