能登のキリコ祭り

陸新幹線が開通してからは、テレビや雑誌で北陸地方が取り上げられる機会がとても増えました。

特に石川県の能登は、2015年NHK朝の連続ドラマ「まれ」の舞台になったこともあり、特に注目を集めている地域ですね。

その能登の伝統的なお祭りに、「能登キリコ祭り」があります。

祭り期間も長く、内容もバラエティに富み、各地域に根付いた郷土色豊かなお祭りなんですよ。

注目が集まる能登のキリコ祭り、2018年の主な日程や見どころなどについてまとめてみました!

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能登キリコ祭りとは?

キリコは大きな灯籠

キリコ祭りは、石川県の能登半島各地で7月ごろから10月ごろにかけて、数多く行われるお祭りの総称です。

その特長は「キリコ」が担ぎ出されること。

キリコとは巨大な灯籠の事。各地域で昔から大切に扱われています。

高さは大きいもので10メートルほどもあり、カタネ棒(長い担ぎ棒)が付いて、山車のように動かすことができます。形も様々で、子供でも担げる「笹キリコ」や、ねぷたのように武者絵が描かれた「武者絵キリコ」も。地域によっては金箔や漆で装飾されている、豪華なものもあるんですよ。

最近は担ぎ手も少なくなってる関係で、祭りの時にかつがないキリコも増えているのは少し残念ですね。

「まれ」でキリコが見られる!

言葉ではその大きさや素晴らしさが説明できない「キリコ」。少し前になりますが、2015年に放映されたNHKの朝ドラ「まれ」のオープニングに「キリコ」が映っていましたね。

映ったタイミングとしては、ケーキが映しだされた後。その後に輪島塗(わじまぬり)へと続いていきます。ドラマ内でも「輪島大祭」のシーンが放映されましたので、過去の総集編やオンデマンド放送などで見る機会があれば、ぜひ確認してみては?

キリコ祭には帰らなきゃ

能登地方では、キリコ祭りは非常に重要なお祭りなので、地域総出で参加します。そのため、地元を離れた人も、キリコ祭りの為にお休みを取って帰省してきて参加する事も多いんですね。

「お盆は帰れなくてもキリコ祭りには絶対帰る」という人もいるほど。普段は静かな地域も、キリコ祭りの時だけは、人が増えて交通渋滞が発生…なんて話もあるほどなんですよ。

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能登キリコ祭り、主な祭と見どころ

「まれ」で登場した「輪島大祭」

「まれ」でも登場したキリコ祭りは、輪島市で開催される「輪島大祭」

2018年の開催は、8月22日(水)から25日(土)までです。

輪島大祭の特徴は、奥津比咩神社・重蔵神社・住吉神社・輪島前神社の4つの神社の合同のお祭りであること。

  • 8月22日(水)・・奥津比咩神社(海土町)
  • 8月23日(木)・・重蔵神社(河井町)
  • 8月24日(金)・・住吉神社(鳳至町)
  • 8月25日(土)・・輪島前神社(輪島崎町)

の大祭となります。

日替わりで内容の違うお祭りを見物できるので、お祭り好きにはたまりません。

8月22日 奥津比咩神社

8月22日の特色は入水神事。キリコではなく神輿となりますが、袖ヶ浜海岸で神輿ごと海に入って豊漁を祈ります。

□輪島大祭 海士町奥津比咩神社大祭入宮祭

*入水は6分30秒頃からですよ。

8月23日 重蔵神社

8月23日の特色は輪島塗(わじまぬり)と。輪島塗の施されたキリコを担ぎ、松明神事の行われる会場まで運ばれます。

クライマックスには巨大な松明を倒し、その中にある御幣を奪い合う行事が待っています。

□輪島大祭 河井町重蔵神社大祭宵祭

*10分過ぎからが壮観です!

8月24日 住吉神社

8月24日の特色は走るキリコ。23日と同じくキリコを担ぎ、松明神事の行われる会場まで運ばれます。

ただし運ぶ際に、重い輪島塗のキリコを担いだまま走りだします。その様子は圧巻です。

□輪島大祭 鳳至町住吉神社大祭宵祭

4分30秒頃から「走れ!」という掛け声が。

8月25日 輪島前神社

8月25日の特色はとにかく荒っぽい事。キリコはエビやタイの形をしたものもあり、大漁旗と共に練り歩きます。

輪島大祭の締めくくりという事もあり、荒々しさはクライマックスを迎えます。

□輪島大祭 輪島崎町輪島前神社大祭出社祭

*漁師町のお祭りだからか、とにかく荒々しいので見学の際は気をつけて下さいね。

石崎奉燈祭

キリコ祭りで代表的なものの一つに数えられるのが、七尾市石崎町で行われる「石崎奉燈祭」です。

元は京都の祇園祭の流れを汲んだ祭であり、そのためか、もっとも華やかなキリコ祭とも。

石崎奉燈祭は、毎年8月の第一土曜日に開催されており、2018年8月4日(土)に開催予定となっています。

□能登・石崎奉燈祭- 奉燈・西へ東へ –

その特長は、各地区から出される6基のキリコの共演。どこか祇園祭の面影が残ります。

あばれ祭

キリコ祭りの中でもっとも早い時期に行われるのが、能登町宇出津(うだつ)の「あばれ祭」です。

これは八坂神社のお祭りで、そこに酒垂神社と白山神社の宮司さんが加わる形で行われます。

あばれ祭は、毎年7月の第1金曜・土曜の2日間開催。2018年7月6日(金)・7日(土)ですね。

その特長は、総勢40基ものキリコが見られること。八坂神社のお御輿と、能登町宇出津の40の地区で管理しているキリコが、一斉に町を練り歩きます。

鐘や太鼓にあわせてキリコが練り歩く様子は、「あばれ祭」の名の通りとても激しいものです。

□能登の祭り 宇出津あばれ祭り

*クライマックスには、神輿が火の中や水の中に投げ込まれたりして、とても激しいです!

地区ごとのキリコ祭りを堪能して

登半島は漁師町が多いためか、激しい祭りが多いキリコ祭り。

今回紹介したものは、比較的激しいキリコ祭りばかりでしたが、ゆっくりと楽しむことが出来るお祭ももちろんあります。

北陸新幹線が開通したことで、今まで以上に行きやすくなった北陸地区。何度も足を運んでキリコ祭を「はしご」して、キリコや祭の違いを楽しむのも面白いかも知れませんね。

知れば知るほど何度も見たくなるキリコ祭り。ぜひこの機会に見に行ってくださいね!