大阪の桜の名所といえば、何と言っても造幣局の桜の通り抜けは外せませんね。
毎年、桜の通り抜けの時期ともなりますと、とても多くの観光客で溢れかえります。普段は立ち入り禁止の区域も、この時期だけは特別に開放され、珍しい桜を数多く楽しむことができます。
そんな、大阪造幣局の桜の通り抜け、2024年の日程や見どころ、アクセスなどについて紹介します!
「造幣局の桜の通り抜け」とは?
造幣局とは、その名の通り日本の硬貨を製造している場所です。場所柄、一般客の入場は厳しく制限され、事前予約なしでは工場内の見学もできません。
ですが、桜の開花時期だけは、局内の桜を誰でも見学することが出来るようになっています。
その通路が一方通行であること、見学のみで宴会などは出来ないことから、「桜の通り抜け」と呼ばれているんですね。
造幣局の通り抜け2024年の開催日程を予想
開花予想から推測する、桜の通り抜け日程
そして、「桜の通り抜け」は、例年とほぼ同じ時期の4月9日から4月15日までの1週間開催されました。造幣局の桜は遅咲きの品種が多い為、大阪の桜満開日よりも遅めの日程を組むのが通例となっています。
2024年(令和6年)の大阪の長期予報によると、やや早めの開花になりそうです。
大阪の開花予想としては、3月22日頃、満開は3月30日頃になるのではないでしょうか。
桜の通り抜けの日程ですが、
- 2024年の大阪の桜の開花・満開は平年より早めの見込み
- 通り抜けは大阪の桜の満開から数日後になる
- 初日と最終日は平日になるのが通例(間の土日は開催されます)
2024年の桜の通り抜けは事前申込制での開催を予定!
<事前申込の方法>
開催時期:2024年4月上~中旬頃の1週間
申込方法:インターネット(先着順)
申込受付期間:3月中旬頃~桜の通り抜け開催期間終了まで(予定)
造幣局桜の通り抜けの見どころは?
桜の数が圧倒的!
造幣局桜の通り抜けが人気を集める理由、それは圧倒的な桜の数につきます。
ソメイヨシノ、八重桜、シダレザクラなどはもちろん、全国から集められた桜を一度に見られるのはここだけです。その数、2019年では134種類、338本もありました。
また、その桜の中には貴重な品種も数多くあります。そうしたこともあり、一般の方はもちろん、園芸ファンも毎年熱心に訪れるんですね。
□造幣局「桜の通り抜け」始まる(2023年4月7日)
今年の花!
造幣局では、通り抜けを開催するにあたって、毎年桜の品種のうち一種を「今年の花」として選んでいます。
前年に選ばれた「今年の花」は、紅手毬(べにてまり)。樹の枝に多数の紅色の花が手毬状に咲く様子から、この名がつきました。八重桜の一種で大輪の花を咲かせます。
2024年の「今年の花」が何になるのかは楽しみですが、ぜひ通り抜けの際には見ておきたいところですね。
▼昨年の今年の花はこちらの「紅手毬」でした
『造幣局の桜の通り抜け』行ってきました🌸
冷たい雨の中、桜も寒そうでしたが、綺麗でした。
写真は、今年の花の「紅手毬」#造幣局 #桜の通り抜け pic.twitter.com/rlrg7II0Am— tsubomi emoto (@tsubomi_maitrii) April 10, 2019
ライトアップ
夜になると、ぼんぼりなどでライトアップされ、夜桜を楽しむことができるのも人気の理由です。
ぼんぼりの淡い明かりに照らされた桜は、実に幻想的。通り抜けの道が、ほのかに桜色に染まる風景は、珍しい桜とともに、きっと記憶に残りますよ。
□[4K] 大阪 造幣局 桜の通り抜け 夜桜 2022 Night Scene of Cherry Blossoms in Japan Mint Osaka
周辺の屋台も見逃せない!
造幣局の敷地内は飲食禁止です。それを見越してなのか、造幣局周辺には屋台が立ち並びます。
大阪らしく、たこ焼きやお好み焼きの「粉モン」のお店から、焼き鳥などの飲食系。わたあめやチョコバナナ、クレープなどのスイーツ系。また最近人気のチーズハットグまで。
更には金魚すくいやボールすくいなど、まるで祭りのようなにぎわいを見せるんですよ。
🌸「桜の通り抜け」がスタート🌸
大阪 造幣局の「桜の通り抜け」は明治時代から続く恒例行事です
並木道に140品種339本
「今年の花」には「松月」が選ばれましたhttps://t.co/CKyXf2Qyhp#nhk_video #みんなでつくる桜前線 pic.twitter.com/pR2U8BvRcx
— NHKニュース (@nhk_news) April 7, 2023
そして、屋台で食べ物を購入したら、少し足を伸ばして、近くの「毛馬桜ノ宮公園」へ行ってみませんか?
シートを敷いて、飲食しながら桜を見ることが出来ますよ。
造幣局の入場時間
造幣局は、入場時間が決められています。
- 平日は午前10時から午後9時まで
- 土日は午前9時から午後9時まで
となっています。
ぼんぼりによるライトアップは、毎日日没後に行われます。
また貴重な桜には、柵が設けられている場合もあります。むやみに桜にはふれず、眺めるだけにしましょう。
造幣局にはどうして桜が咲いているのか?
ちなみに、大阪・造幣局にはどうして桜が咲いているのでしょうか?
現在の造幣局がある場所は、江戸時代に津藩を治める藤堂家の大阪屋敷がありました。藤堂家の屋敷内で育てられてきた沢山の桜の木を、そのまま造幣局が引き継いだ為に、桜の木が沢山あるわけです。
この桜を「一般の方にも見てもらうべきだ!」と、明治16年(1883年)から一般開放したのが、桜の通り抜けの始まりです。
途中、第二次世界大戦時に大半の桜は焼失しましたが、職員らの手によって再び桜を集めて復元しました。今では全国各地の貴重な桜が数多く見られる場所として、毎年60万人近くの人が訪れるようになったんですね。
造幣局へのアクセスは?
造幣局の桜の通り抜けは、南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)への一方通行で、逆走は出来ないようになっています。そのため、造幣局南門の入り口に近い駅で降りる必要があります。
なお、周辺に駐車場はなく交通規制も敷かれます。車で直接行くのは控えましょう。
造幣局入り口へのアクセス
地下鉄谷町線の天満橋駅(2号出口)及び、京阪本線の天満橋駅(京阪東口・2号出口)で下車、徒歩で約15分です。
または、JR東西線の大阪城北詰駅(3号出口)で下車、徒歩で約15分です。
どのルートでも少し歩きますし、人が多いので通常時よりも到着に時間がかかります。ですが皆同じ目的地へと向かいますので、迷うことはまずないですね。
造幣局でお気に入りの桜がみつかるかも
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ソメイヨシノも素敵ですが、他の種類の桜も素敵だと再認識出来ることまちがいなしです!数々の桜の名前を覚えて、写真を取れば、きっと一生の思い出になりますよ!
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