一定以上の年代の方にとって、成人の日は1月15日と覚えていた方も多いかもしれません。しかし現在は1月の第2月曜日なので、年によって変わり、少し分かりにくいですよね。
また成人式に参加出来る対象の年齢や、成人になってからなのか?成人前なのか?わかりづらい部分もあります。
そこで、
- 2024年(令和6年)の成人式を行う日はいつ?
- 成人式の対象年齢。2024年の場合は?
- 成人式は何をするもの?
…といった内容についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
2024年(令和6年)の成人式を行う日はいつ?
2024年は「1月8日」が成人の日

法律が定める「成人の日」は、1月の第2月曜日です。かつては1月15日でしたが、ハッピーマンデー制度により、2000年(平成12年)より変更となりました。
2024年の1月第2月曜日は「1月8日」です。そのため2024年(令和6年)の祝日としての「成人の日」は、1月8日(月)ですね。
地域の自治体が実施する成人式の日は?
自治体が実施する成人式は、多くが成人の日当日(2024年は1月8日)に開催されます。
ただし成人の日は3連休の最終日になるため、地元を離れた新成人にとって行きづらいかも知れません。そのため連休2日目の日曜日(2024年は1月7日)に、成人式を開催する自治体も多くあるんですよ。
ふるさとに帰省する人が多い時期の成人式は、多くの方にお祝いされる素敵な日となりそうですね。
なお、豪雪地帯などでは、ゴールデンウィークやお盆休みに成人式を行う自治体もあります。
成人式の対象年齢。2024年の場合は?
18歳・19歳・20歳が成人式の対象年齢

2022年度より、成年年齢が18歳となりました。みなさんがお住まいの地域では、何歳以上が成人式の対象者となるのか、余裕をもって早めに情報を確認しておくようおすすめします。
- 民法の改正によって、2022年4月1日以降から、成年年齢が18歳に変更されました。そのため、今後は成人式が開催される年度に18歳または20歳となる人が、成人式に出席することになります。
- 民法が改正される前は、20歳の人のみが成人式に出席する対象者とされていました。現在では、これまでと同じように20歳の人が対象者になるパターンと、18歳以上の人が対象者になるパターンがあります。どちらが対象者となるのかは、地域によって違いがある状況です。
- 成人式に出席する年齢は、記念式典を主催する自治体によって決められています。そのため、みなさんが18歳と20歳のどちらのタイミングで成人式に出るのかは、お住まいの自治体のWebサイトで調べておきましょう。
- 以下の条件に当てはまるみなさんは、2024年(令和6年)の成人式に出席します。
- *お住まいの自治体で20歳のみ対象者となる場合
- 2003年(平成15年)4月2日生まれ~2004年(平成16年)4月1日生まれ
- *お住まいの自治体で18歳~20歳まで対象者となる場合
- 2003年(平成15年)4月2日~2006年(平成18年)4月1日生まれの3学年
4月1日・2日生まれの人は気をつけて
成人式の対象となる年齢で、注意してほしいのが「4月1日・2日生まれ」の方です。学年の区切りは4月1日ではなく、4月2日からです。
【参考記事】
早生まれはいつからいつまで?メリットやデメリットは?
そのため、4月1日と4月2日生まれでは、1日しか違わなくても、学年の年度が違うため、成人式の対象年度も変わってきます。

民法改正後はどうなる?(過去記事)
ここで気になるのが、2022年(令和4年)の4月1日から施行される民法(成年年齢関係)の改正について。成人年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられることになっています。
そのため成人式については、2023年1月の成人式(2022年度)から対象年齢はどうなるか?というところが気になるところです。
これについての政府(法務省)の見解は次の通りです。
成人式の時期や在り方に関しては,現在,法律による決まりはなく,各自治体の判断で実施されていますが,多くの自治体では,1月の成人の日前後に,20歳の方を対象に実施しています。
成年年齢が18歳に引き下げられた場合には,そもそも18歳の方を対象とするのか,高校3年生の1月という受験シーズンに実施するのか,2022年度は3学年分同時に実施するのかといった問題があると指摘されています。
政府としては,成年年齢引下げを見据えた環境整備に関する関係府省庁連絡会議において,関係者の意見や各自治体の検討状況を取りまとめた上で情報発信し,各自治体がその実情に応じた対応をすることができるよう取り組んでいきたいと考えています。
つまり自治体の判断に委ねる部分も大きく、現行は未定ということですね。
もし18歳から対象にするとなると、年度の切り替えタイミングに3学年分同時にするのか?という課題もありますし、特に18歳にとっては大学受験シーズンに入ることもあり、現実的に1月は厳しいと思われます。
現段階で既に「民法改正後も20歳での成人式を実施する」と宣言している自治体も多くありますので、今まで通り20歳で開催されるのでは?という気がします。今後どうなるか?については注目しておきたいですね。
成人式は何をするもの?
1946年に行われた「青年祭」がはじまり
自治体で開催される成人式は、1946年(昭和21年)に現在の埼玉県蕨市で開催された「青年祭」がもとになっています。
青年祭は終戦間もない時期の若者を応援し、励ますために行われたものでした。これが評判となって全国に広まり、「20歳の成人をお祝いする行事」として定着しました。
【関連記事】
成人の日の由来・歴史!成人の日は英語では何て言うの?
参加は自由で、祝辞をうけて記念品をいただく
成人式は自治体からお知らせが届きますが、参加してもしなくても大丈夫です。参加しないことで不利になることはないので、安心してくださいね。
自治体で開催される成人式は、一般的には次の流れとなります。
- ホールや体育館など、指定された場所に集まる。
- 市長などの自治体を代表する方の祝辞を受ける。
- 新成人代表が挨拶を行う。
- 記念品を受け取って終了。
服装は、
- 女性は振り袖や袴
- 男性は袴やスーツ
が一般的です。しかし服装の指定はないので、常識の範囲内で好きな服装で参加してもかまいません。
【参考記事】

記念品はボールペンやタンブラーなどの日常品や、紅白まんじゅうが一般的です。自治体によっては地元の特産品、Quoカードなどの金券が渡されることもありますね。
また成人式を欠席した人にも、後日記念品が郵送されることもあります。
住民票がある場所で成人式に参加する
成人式の案内は、現在住民票がある市町村から届きます。そのため住民票を地元に残している人は、今住んでいる地域の成人式に参加できない可能性があります。
生まれ育った地域の成人式に参加したい場合は、11月頃までに住民課や教育委員会に問い合わせしておきましょう。
一生に一度だけの成人式!
成人の日は1月の第2月曜日で、2020年は1月13日(月)です。成人式は成人の日に合わせて行われることが多いですが、自治体によって違うので確認したいですね。
2020年の成人式の対象となるのは、1999年4月2日から2000年4月1日に生まれた人です。成人式は今住んでる地域での参加になるので、違う場所で参加したい時は自治体に確認しておきたいですね。
成人式は一生に一度だけ。休みの日に開催されますので、時間に余裕があるならぜひ参加しましょう!
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