「行楽の秋」とも言われるように、秋はどこか出かけたくなる季節です。その中でもきれいに色づいた山を見に、ドライブするのは素敵ですよね。
そんな行楽でおすすめしたいのが、東北の名峰・栗駒山(くりこまやま)。日本一素晴らしい紅葉と言われるほどの評判で、毎年多くの方が訪れるほどなんですよ。
そこで、
- 栗駒山の紅葉2023年の見頃は?
- 見どころや楽しみ方は?
- 混雑状況は?
- 栗駒山へのアクセス
…について紹介しますので、紅葉を見に行くときの参考にしてくださいね!
栗駒山の紅葉の見頃は?
例年の見頃は9月下旬から10月中旬にかけて

例年の栗駒山の紅葉のピークは、9月下旬から10月中旬にかけて。頂上付近はさらに早く、9月中旬から下旬には色づきます。
また平地に近づくに連れて紅葉の時期が遅くなり、平地ならば10月下旬ごろまで楽しめるんですね。
栗駒山2023年の紅葉の見頃時期は?
2023年(令和5年)9月を過ぎても残暑は続くと予想されるため、平年よりも紅葉が遅くなる可能性が高そうです。
そのため山頂付近は10月初め頃、栗駒山全体では10月上旬~中旬頃が紅葉の見頃になるのではないでしょうか。平地に近い地域ですと、10月中旬頃が紅葉のピークとなると予想されますね。
ただし秋の天候は変わりやすいですし、急に冷えこんで紅葉が進むこともあります。9月に入ったら東北の天候に注目して、紅葉のピークをチェックしたいですね。
栗駒山の紅葉、見どころや楽しみ方
栗駒山とは?

栗駒山(くりこまやま)は岩手県・宮城県・秋田県にまたがる、標高1626mの山です。
名前の由来は、初夏まで残る山頂の雪が馬(栗駒)の形に見えることからつきました。噴火の影響で生まれた「昭和湖」などの自然も豊かで、9本もの登山コースがある山でもあるんですよ。
登山と紅葉
栗駒山は、中央・東栗駒・表掛(御沢)・裏掛(新湯)・大地森(世界谷地)・湯浜・須川・自然観察路・天馬尾根(秣岳)と、9つの登山ルートがあります。
その中でも、初心者でも登りやすいコースが整備されていて、以下の2つが代表的なコースです。
■中央コース「いわかがみ平」から入る「中央コース」は、距離が約2.9km。上り90分、下り70分程度で往復できる初心者向けのコースです。
この中央コースの紅葉は、なだらかな斜面に広がるじゅうたんのよう。山頂まで登れるコースでもあるので、紅葉具合の変化もしっかり楽しめます。
栗駒山そのものを楽しみたいなら、「須川高原温泉」から入る「須川コース」がおすすめ。登山道などが整備された初心者向けのコースで、距離にして3.7km。上り90分、下り70分で往復できます。
昭和湖や火山地形など変化が楽しく、紅葉との組み合わせも美しいので写真撮影にもうってつけです。
いずれのコースも初心者向けとは言いますが、登山となるので事前の準備が大切です。動きやすい服装と運動靴、万が一に備えて雨具・飲食物を用意して出かけましょう。
□栗駒山の燃えるような紅葉
https://youtu.be/y8BuROV6ZfU
*9月下旬の頃ですが、近隣の山、そして青空とのコントラストがとても美しいですね!
ドライブで紅葉と温泉を
栗駒山周辺にはドライブコースもあり、登山が苦手な方は車から紅葉を楽しむこともできるんです。
オススメなのが国道342号~秋田県道242号~国道398号を利用する、栗駒山を一周できるコース。渋滞しなければ1時間半程度で一周できます。
また途中には「須川温泉・栗駒山荘」の大駐車場もあり、ここの露天風呂からは栗駒山の雄大な紅葉が楽しめるんです。まさにドライブの疲れも吹き飛びますね。
栗駒山、紅葉時期の混雑状況は?
登山口の周辺は混雑します

初心者から上級者まで登山と紅葉が楽しめる栗駒山は、秋の紅葉シーズンになると沢山の人が訪れます。
特に主な登山口である、「須川高原温泉」「いわかがみ平」は、紅葉のピークを迎えると混雑します。どちらの場所にも無料駐車場が用意されていますが、週末となると早朝から埋まることもあります。そうなると周辺道路も大渋滞になってしまいますね。
なお、「いわかがみ平」では、駐車場が満車の場合、旧「いこいの村栗駒」跡地付近の臨時駐車場に行くように誘導されます。そこからいわかがみ平駐車場へはシャトルバスが運行していますよ。
シーズン終盤になると混雑も落ち着くので、なるべく混雑を避けたいなら10月中旬頃に行くことをおすすめします。
栗駒山へのアクセス

須川高原温泉へのアクセス
栗駒山へのアクセスのうち、須川高原温泉へのアクセスは車があると便利です。
*須川高原温泉は、「須川」「自然観察路」の2つのコースの起点です。
東北自動車道を利用し、次のいずれかのルートで向かいましょう。
- 一関IC → 国道342号線 → 須川高原温泉(ICから約80分)
- 築館IC → 国道398号線 → 須川高原温泉(ICから約80分)
公共交通機関を利用する場合、東北新幹線・一ノ関駅から、岩手県交通「須川温泉線」のバスに乗車すれば、90分ほどで須川温泉に到着です。
バスの運行時刻は9:00発と14:30発の1日2本のみなので、時間には注意してくださいね(帰りの時間は11:10と16:35の2本です)。
いわかがみ平へのアクセス
「いわかがみ平」へのアクセスは、車を利用することを強くおすすめします。
*いわかがみ平は、「中央」「東栗駒」の2つのコースの起点です。
東北自動車道を利用し、次のいずれかのルートで向かいましょう。
- 若柳金成IC → 県道4号線~国道457号~県道42号線 → いわかがみ平(ICから約65分)
- 築館IC → 県道4号線~国道457号~県道42号線 → いわかがみ平(ICから約70分)
なお、紅葉シーズンの土日祝は、JR「くりこま高原駅」から「いわかがみ平」へ路線バスも運行される予定です。
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紅葉を見に栗駒山へ!
暑さも一段落して過ごしやすい季節になると、山から紅葉のお知らせが届く頃となります。東北地方は涼しくなるのも早いため、いち早く紅葉が楽しめる地域でもあるんですよ。
栗駒山の紅葉は山頂から平地まできれいに色づき、また登山を通じて楽しめるのが嬉しいポイント。ドライブでも紅葉がたっぷり楽しめ、また温泉から眺める紅葉もとても素敵です。
今年の行楽の秋は、日本一の紅葉を楽しむために東北の栗駒山へ行ってみませんか?
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