の訪れとともに山菜も店頭に並び、味覚でも春が感じられますよね。また山菜採りを趣味にしている方から、おすそ分けをいただくこともあるのではないでしょうか。

ほろ苦い味わいが楽しめる山菜ですが、その風味が苦手という人も。そんな方におすすめしたいのが、見た目も愛らしい「こごみ」なんです。

そこで、

  • こごみとは
  • こごみの栄養効果
  • こごみの美味しい食べ方
  • こごみの保存方法

について、それぞれご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!

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山菜のこごみとは

渦巻状の芽

こごみ

こごみの正式名称は「クサソテツ」。シダ科の多年草植物です。春から初夏にかけて新芽が生えますが、この芽を「こごみ」としていただきます。

こごみという名称は、特徴的な新芽の姿から取られたもの。先端に渦巻状の芽があり、生える様子が人が屈み込んでいるかのように見えます

この屈み(かがみ)が転じて、こごみと呼ばれるようになりました。

旬は4月から5月

こごみは九州から北海道まで、広い地域で取れる山菜。特に新潟・秋田・山形などは、こごみの産地として知られています。

また、こごみは栽培も可能なため、旬を迎えると多く流通する山菜なんです。

旬は4月から5月にかけてですが、九州では3月から収穫が可能。また東北では6月頃まで収穫が可能なので、長く楽しめる山菜でもあるんですよ。

□山菜「コゴミ」

*山菜採りは楽しいものですが、自然を守るためにも根こそぎ取らないよう注意してくださいね。

こごみの栄養と効果は

こごみの主な栄養は

気になる栄養価ですが、こごみ100gあたりの栄養価は次の通りです。「こごみ」は1本が約5gなので、100gで約20本と考えてくださいね。

栄養素 成分(100gあたり)
カロリー 28kcal
ビタミンA 100μg
ビタミンB2 0.12mg
ビタミンC 27mg
ビタミンE 1.7mg
ビタミンK 120μg
葉酸 150μg
カリウム 350mg
0.6mg
食物繊維 5.2g

こごみの気になる効能は

こごみ

こごみには、次の効能が期待できます。

腸をすっきり

食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、こごみに含まれる食物繊維のほとんど(約90%)は不溶性食物繊維です。

不溶性食物繊維は、胃や腸の水分で膨らむ特徴があり、腸を刺激して便秘改善に。また老廃物を吸着する効能もあるため、さらにすっきりした腸内環境へと導いてくれます。

塩分バランスとむくみ改善

カリウムには、体内のナトリウムバランスを整えてくれる効果があります。

ナトリウムは塩分に含まれますが、摂りすぎると動脈硬化の原因にもつながりかねません。また体内の水分を取り込みやすい特徴もあるため、むくみの原因にもなります。

そのナトリウムが尿とともに排出されることで、塩分バランスむくみ改善が期待できるんですよ。

血液サラサラ効果が

葉酸はお腹の赤ちゃんの育成に欠かせないもので、妊婦さんに嬉しい栄養素。また血液の量を増やす効果があり、貧血対策や血液サラサラ効果も期待できます。

もちろん貧血対策に必要な鉄分も含まれていますし、ビタミンEにも血液をサラサラにする効果があるんです。

こうした複数の栄養素のおかげで、より的確に血液環境が良くなることが期待できるんですよ。

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こごみの美味しい食べ方は

下処理はさっと茹でて

こごみは山菜の中でもアクが少なく、山菜特有の苦味やエグミが少なめ

そのため下処理も簡単で、さっと茹でて氷水で冷やすだけでアク抜きが完了します。

こごみの下茹での仕方は次の通りです。

  1. こごみは軽く水洗いし、ゴミや汚れを取り除きます。
  2. 水1リットルに対して塩を20g入れて沸かします。
  3. 沸騰したらこごみを1~2分茹でます。
  4. 茹で上がったら氷水で冷やし、色どめを行えば完了。

ちなみに天ぷらにする場合は、下茹でしなくても大丈夫ですよ。

こごみ

マヨネーズ和えがおすすめ

下茹でしたこごみは和えものすると美味しいですが、特にマヨネーズとの相性が抜群

  • マヨネーズ 小さじ2
  • すりごま  ひとつまみ
  • 醤油    少々
  • からし   少々

…を混ぜたものと茹でたこごみを合わると、ご飯にもお酒にも合うおひたしの完成です。

こごみの保存方法は?

摂れてから3日程度

こごみ

こごみは鮮度が落ちやすく、収穫してから3日程度で味が落ちてしまいます。できれば入手したその日のうちに食べるのがベストですが、保存する場合も3日が目安ですね。

保存する際は、洗わずに新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室に保存するようにしましょう

冷凍保存するときは?

たくさん頂いたときは、こごみを一度茹でてから冷凍保存するのがおすすめです

茹で方は下茹でする時と同じですが、茹で時間は30秒程度。氷水で冷やして色どめをしたら、水気を拭き取ってアルミ製のバットに並べて一気に冷凍しましょう。

凍ったら少量ずつラップにまとめ、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存してくださいね。

冷凍保存の場合は長くても2ヶ月が目安。そして食べるときは自然解凍してから和えものに使いましょう。

美味しくて食べやすいこごみはいかが?

菜は旬が短く、また独特の苦味や香りを楽しむもの。その一方でその苦味を苦手とする人も多く、好き嫌いが別れる食べ物でもあります。

しかし、こごみは旬が比較的長く、それでいて癖が少ない山菜。鮮度が落ちやすい弱点もありますが、その日のうちに茹でて美味しくいただきたいですね。

栄養や効能もうれしいこごみを、春の食卓に積極的に取り入れてみませんか?