新しく何かを始める場合、できれば良い結果となるようにしたいですよね?そのための努力はとても大切ですが、ちょっとした縁起を担ぐことで気持ちも楽になることがあります。
そんな時に覚えてほしいのが、「吉日」というもの。
結婚式をあげるなら、大安吉日がよいとよく言われますね。そんな縁起が良い「吉日」は一定周期で訪れるもの。しかも吉日がいくつも重なる日もあると聞くと、なんだかご利益がありそうですよね!
そんな、吉日の意味や、どんな吉日があるのか?また2024年の吉日の日程や吉日が重なる日についても順にご紹介します。
吉日とは?その意味は?
縁起が良い日
吉日は「きちじつ」と読むのが一般的ですが、「きちにち」「きつじつ」と読む事もあります。本来の読み方は「きちにち」「きつじつ」なのですが、どの読み方でも間違いではないんです。
そんな吉日の意味は、次のものとなります。
- 縁起が良いとされる日
- 物事を始めるのに良い日
吉日に科学的な根拠はありませんが、昔から「吉日は縁起が良い日」として伝わっています。
日付など関係ない!という人もいるかもしれません。しかし、人間は意外とメンタルで左右されるもの。いつ始めても良いのであれば、より縁起の良い日を選んで始めたほうが余裕が生まれますよ。
吉日と言えば、何がある?
三種類の吉日
吉日とされる日ですが、一般的には次の吉日が特に知られています。
- 大安(たいあん)
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
- 天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
この中の「大安」は吉日として有名ですよね。結婚式などでおなじみの日です。
「一粒万倍日」と「天赦日」は人によってはあまり馴染みがないかもしれませんが、こちらも良く知られた吉日なんですよ。
大安とは
大安は「六曜」と言う暦における、縁起の良い日の事です。
六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6日で一周する暦、これは太陰暦を元にしたもの。現在の「太陽暦」に当てはめた場合、時々この周期が変わる事があります。
大安は「大いに安し」と言う意味で、何を行っても失敗することがない日とされています。そのため、結婚や起業など、失敗してはいけない事を始めるのに最適。
その一方、「良い日だからこそ休むべき日」とする考え方もあります。
一粒万倍日とは
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは、選日(せんじつ)という暦における吉日のことです。
選日は六曜・七曜(いわゆる一週間のこと)などの暦の周期に当てはまらない、良い日・悪い日などのこと。12日で一回りする「十二支」と、10日で一回りする「十干(じっかん)」の組み合わせなどで決められています。
一粒万倍日は「ひと粒の種をまくと万倍の実りがある」ため、何を行うにも良い日のこと。特に起業やお金に関することを始めるのに、とても良い日とされています。
一方で、借金したり、物を借りたりすると、苦労も増えてしまうので避けたほうが良い日とも言われています。
天赦日とは
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)は、暦注下段と呼ばれる吉日・凶日の一つ。迷信であると禁止された時期もありますが、根強い人気があり現代まで伝わっています。
天赦日に神様が天に上がる日とされ、あらゆる罪が赦される最良の吉日。
そのため、婚礼・出産届・引っ越し・起業・財布の購入に、特に良い日とされています。その吉日ぶりは暦に「天しや」と書かれ、「万よし(よろずよし)」と注釈が付けられるほどなんですよ。
慶事やビジネスでの吉日の使い方
慶事では
吉日が深く関わる日といえば、結婚式が挙げられます。
友引を選ぶ方も多いですが、やはり人気なのが大安の吉日。その結婚式のお知らせや、あるいは引っ越しのお知らせの手紙で「吉日」を使うととても便利です。
手紙の文末には日付を入れますが、結婚などのお知らせでは具体的な日付は問わない事が。そこでお知らせを出した日を「●月吉日」とし、文末に書き添えましょう。
注意としては、結婚・出産などの慶事とそれに関わるお礼状といった、嬉しい報告に対して使うこと。葬儀や法事・離婚の報告は良いお知らせではないため、吉日を使ってはいけません。
ビジネスシーンでは
ビジネスシーンで吉日を使う場面は、起業・開業を顧客に伝える手紙に限定しましょう。
この場合も結婚のお知らせなどと同じく、お知らせを出した日を「●月吉日」として文末に添えます。
ちなみにビジネス文章では曖昧な表現は厳禁で、誰が読んでもわかる文書にしなければなりません。特に契約に関わる文章で日付が曖昧だと、信頼を損ねてしまいます。
吉日は縁起が良いとは言え、実際は根拠のない曖昧なもの。ですので、ビジネスシーンでは使わない事を心がけけましょう。
2024年の吉日はいつ?
それでは、3種類の吉日、大安の日・一粒万倍日・天赦日について、それぞれ2024年(令和6年)の日がいつなのか?順番にご紹介していきます。
■2024年の大安の日・一粒万倍日・天赦日
一粒万倍日 | 天赦日 | 寅の日 | 大安 | |
---|---|---|---|---|
1月 | 1日、13日、16日、25日、28日 | 1日 | 3日、15日、27日 | 6日、16日、22日、28日 |
2月 | 7日、12日、19日、24日 | 8日、20日 | 3日、9日、14日、20日、26日 | |
3月 | 2日、10日、15日、22日、27日 | 15日 | 3日、15日、27日 | 3日、9日、13日、19日、25日、31日 |
4月 | 3日、6日、9日、18日、21日、30日 | 8日、20日 | 6日、11日、17日、23日、29日 | |
5月 | 3日、15日、16日、27日、28日 | 30日 | 2日、14日、26日 | 5日、9日、15日、21日、27日 |
6月 | 10日、11日、22日、23日 | 7日、19日 | 2日、6日、12日、18日、24日、30日 | |
7月 | 4日、5日、8日、17日、20日、29日 | 29日 | 1日、13日、25日 | 11日、17日、23日、29日 |
8月 | 1日、11日、16日、23日、28日 | 12日 | 6日、18日、30日 | 8日、14日、20日、26日 |
9月 | 4日、12日、17日、24日、29日 | 11日、23日 | 1日、6日、12日、18日、24日、30日 | |
10月 | 6日、9日、12日、21日、24日 | 11日 | 5日、17日、29日 | 5日、11日、17日、23日、29日 |
11月 | 2日、5日、17日、18日、29日、30日 | 10日、22日 | 2日、8日、14日、20日、26日 | |
12月 | 13日、14日、25日、26日 | 26日 | 4日、16日、28日 | 1日、7日、13日、19日、25日 |
※太字は「吉日」が重なる日です。
吉日と吉日が重なる日はいつ?
一粒万倍日は運気が何倍にもなる日で、天赦日は最強の吉日。大安とあわせてこれらが重なる日は、更に強い吉日となるんですよ。
また最強の吉日である天赦日と一粒万倍日が重なる日は4日もあるんですよ。
- 1月1日
- 3月15日
- 7月29日
- 12月26日
これらの日は吉日が重なるとても良い日です。
ただ1点注意してほしいのが
- 1月16日
- 2月12日
- 3月27日
- 4月9日
- 5月27日
- 7月4日
- 9月4日
- 9月12日
- 12月13日です。
これらの日は、実は「不成就日(ふじょうじゅび、ふじょうじゅにち)」という、運気の悪い日とも重なっています。不成就日は何事も成功しにくい日で、あらゆることに不向きの「凶日」となっています。
複数の吉日と重なっているため、打ち消す効果は期待できますが、もし気になるなら事を起こさないほうが無難かもしれませんね。
なお2024年に関しては、大安と天赦日が重なる日は、一日あります。重なるとより運気の高まる日となるので、7/29日は期待しましょう。
3つの吉日が重なる日は?
年によっては、大安・一粒万倍日・天赦日の3つの吉日が重なる日もあります。ある意味「最強の吉日」でもあり、何を行うにも運気が味方してくれそうな日とも言えます。
2024年は7月29日がその日です!!
吉日が重なる日は何をすると良いの?
新しくはじめよう!
吉日が重なる日は、それぞれの吉日のパワーが重なって更に運気が高まる日となります。
例えば、
大安と一粒万倍日が重なれば、
・・・失敗しづらく成果が何倍にも。
天赦日と一粒万倍日が重なると、
・・・金運が良くなる最強の吉日に。
天赦日と大安が重なると、
・・・成功するイメージがとても強くなる
というわけです。
そんな吉日が重なる日は、婚姻届を出したり結婚披露宴を行うのもよいですし、あるいは財布を新調したり宝くじを購入したり。習い事を始めるのも良いですね。
何かを始めるきっかけがほしいなら、このような吉日が重なる日がおすすめですよ。
【関連記事】
気持ちにプラスになる吉日を活用しよう!
吉日は縁起の良い日とされ、何かを始めるのに最適だと言われています。最も有名なのは「大安」ですが、この他にも「一粒万倍日」「天赦日」という吉日も。
結婚式や婚姻届の提出、起業や引っ越しに最適なので迷ったらこの日に行いたいですね。
一方で科学的根拠はないので、より都合が良い日があればそちらに合わせても大丈夫です。
とはいえ気持ちを後押ししてくれるイメージにつながるので、ぜひ積極的に吉日を活用しましょう!
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