お正月といえばおせちにお年始と、楽しいことがいっぱいありますね。一方で気分が緩みがちなところもあって、だらけた気分のままお正月を終えてしまいがち。
そんな人におすすめなのが、今年の目標を筆で描き上げる「書き初め」です。
目標や願い事を文字に託し、大きく和紙に書いて部屋に飾ってみませんか?
今年一年の目標を書きたい、大人の書き初めにふさわしい言葉一覧と書く時のポイントを紹介します!
大人の書き初め!書く時のポイントは?
基本を守って丁寧に
他の筆記具でも言えることですが、丁寧に書くことを心がけるだけでも文字は美しくなります。
文字を書く基本は、「とめ・はね・はらい」をしっかりすることです。
よくわからないと思うのなら、ボールペンでいいので「永」という字を一度書いてみましょう。この字には、「とめ・はね・はらい」が全て入っています。
意識せず書いた「永」と、とめ・はね・はらいに注意して書いた「永」ではなにかが違いませんか?
ボールペンなどでも違いがでるのですから、毛筆ならもっと違いが見えてきますよ。
大きくリズムよく文字を書く
書き慣れない筆で文字を書こうとすると、どうしても小さくまとめてしまいがち。
そこで大きく文字を書くことで、堂々とした作品に仕上がります。ただし、はみ出すほど大きく書くのは、バランスが崩れるので注意が必要です。
また丁寧に書こうとするあまり、ゆっくりと書いてしまう事も失敗してしまう原因の一つ。筆文字の場合ゆっくり書けば書くほど、墨が紙に吸われてしまいます。こうなってしまうと文字がにじんだり、紙が破れる原因にもなってしまいます。
急ぎすぎてもいけませんが、ほどほどのスピードで書くようにしましょう。
書きやすい漢字を選ぼう
書き初めには今年1年の決意表明や、目標を掲げる意味合いもあります。そのため『意味のあるかっこいい文字』を、書きたくなりますよね。
しかし慣れない筆で文字を書く場合、難しい漢字が上手く書けない事も。どうしても書きたい文字があり、画数が多い場合は何度か練習をしてから本番に挑みましょう。
書き初めを書くことがメインなら、書きやすい漢字から選びましょう。
ひらがなでもよいのですが大人らしさにかけますし、ひらがなはバランスが取りにくい文字。漢字の方が見栄え良く仕上がるので、慣れない人は漢字から選ぶことをおすすめします。
大人のための、おすすめの書き初め言葉
四字熟語から
見栄えの良さと配置のしやすさから、四字熟語は書き初めにピッタリ。今年1年の目標を立てる意味でも、判りやすい決意表明にもなりますね。
様々な四字熟語の中から、書きやすいものをいくつか選んでみました。
- 家内安全(かないあんぜん)
定番中の定番ですが、書きやすさと判りやすさでおすすめです。
新婚さんや初めてのお子様が生まれた後に、一家揃って書くのはいかがですか?
- 無病息災(むびょうそくさい)
こちらは家族や自分の、今年一年の無事を願う心意気が表せます。
- 心機一転(しんきいってん)
転職などで、人生の転換期を迎えた方におすすめの文字です。
4月に就職を控えた学生さんが、書き初めに書くのも良いですね。
- 文武両道(ぶんぶりょうどう)
一見すると学生向きに見えますが、大人でも学ぶことはとても多く有ります。また「今年は体も鍛えたい」「ダイエットしたい!」という、密かな決意にもなりますよ。
二文字の熟語から
四字熟語では数が多すぎるなら、二文字の熟語はいかがですか。
二文字の場合は目標よりも、新春らしいおめでたい文字を選ぶと見栄えが良くなります。部屋に飾ることで福を招き、一年を気分よく過ごせるかも知れませんよ。
- 福寿(ふくじゅ)
文字からしてめでたいですね。幸福と長寿を願う言葉です。
- 紹運(しょううん)
運気を招き入れ、一年を幸せに過ごしたい願いが込められています。
- 翔雲(しょううん)
紹運と同じ音の「しょううん」ですが、こちらは大きく羽ばたく年という意味も込められます。
- 飛翔(ひしょう)
こちらも空へ羽ばたく意味です。新しい門出を迎える予定の方におすすめです。
インパクト大の「一文字」
和紙に大きく一文字を書くと、インパクトも絶大で書ききった時の爽快感があります。半紙にのびのびと書くことで、見栄えもきれいに揃いますよ。
オススメの漢字は次の通りです。
- 翔(ショウ・かける)
熟語にも登場しました「翔」は、かっこよくて勢いのある漢字です。
- 愛(あい)
ストレートすぎて恥ずかしいかも知れませんが、結婚の予定のある方におすすめです。
- 桜(さくら)
ラグビー日本代表の別名、「ブレイブブロッサムズ(勇敢なる桜の戦士)」にあやかりませんか。
- 信(しん)
誰かを信頼し、自分の力を信じることに繋がる漢字です。
- 子(ね)
2020年(令和2年)の干支。干支の一文字も縁起が良い漢字とされています。
願いや目標を込めて書き初めを
真剣な気持ちで筆を落とす書き初めは、少し緩んだ正月気分を引き締めてくれます。
上手に書けた時の達成感は気持よく、一年を頑張ろうと思えることでしょう。
もしあまりうまく書けなくても、何枚か書いていくうちに納得の作品が出来上がります。文字の上手下手よりも、そこに気持ちが入っているかの方が大切。
今年一年の願いや目標を文字に託し、今年を素敵に過ごしてみませんか?
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