テレビや新聞などの「今日の占い」が、気になる人は多いのではないでしょうか。あるいは占いでなくても、今日が大安だと聞くと、なんだか良いことが起こりそうに思いますよね。
昔ながらのカレンダーに掲載されていることも多いですが、実は大安以外にも運気が良い日は色々とあります。
そうした運気のいい日の一つにあげられるのが「鬼宿日」。あまり馴染みが無い方も多いかもしれませんが、どういった日なのでしょう?運気が良い日ならぜひその意味を知っておきたいものですね。
そこで、
- 鬼宿日の読み方
- 鬼宿日の意味
- 2024年の鬼宿日の日付
- 鬼宿日は何が良いのか?
についてご紹介します。ぜひ覚えてくださいね!
鬼宿日とは?読み方や意味について
二十八宿の一つ
鬼宿日は、見慣れない漢字ですし、聞きなれない言葉という方も多いでしょう。
その鬼宿日の読み方は「きしゅくにち」。古代中国から伝わった二十八宿(にじゅうはっしゅく)の一つなんです。ちなみに「鬼宿」で「たまほめ」と読む事もありますが、「日」がつく場合は「きしゅくにち」となります。
二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは地球から見た天体の動きを表す、「天球」という考え方を元にした、暦や占いの総称。この天球にある「天の赤道」を二十八にわけるのが、二十八宿の考え方です。
実際の星空は地球を中心に動いていませんが、暦や占いではこういった考え方が用いられるんですね。
鬼宿日とは
二十八宿では東西南北グループに分かれ、各方角には四神(四獣、四象)と呼ばれる神様が当てはめられます。
- 東は、青龍(せいりゅう)
- 西は、白虎(びゃっこ)
- 南は、朱雀(すざく)
- 北は、玄武(げんぶ)
白虎は、2018年韓国で行われた平昌五輪のマスコットにも採用されたので、記憶にある方も多いかも知れませんね。
各方角のグループにはそれぞれ7つ、(7×4で)合計28の「星宿」(せいしゅく)が当てはめられます。この当てはめられた星宿の一つに、朱雀(南)所属の「鬼宿」があります。
暦としての二十八宿は、28日で一周するもの。その周期の中で「鬼宿」に当てはまった日が、鬼宿日と呼ばれます。鬼宿日には、「鬼が宿にいて出歩かないので邪魔されない」という意味があるんです。
そこから二十八宿の中で、最も運気の良い日となったというわけですね。
2024年(令和6年)の鬼宿日はいつ?
かつて使われていた旧暦(太陰太陽暦)は、月の満ち欠けを元にした暦。約28日で一ヶ月としていたため、同じく28日で一周する二十八宿では毎月15日が鬼宿日となりました。現代の日本で採用されているのは、太陽の動きを元にした太陽暦。こちらは基本的に30日~31日で一ヶ月としているため、毎月同じ日が鬼宿日とはなりません。
しかし7の倍数である28日で一周しているので、うるう年以外は同じ曜日になるんです。
- 1月5日(金)
- 2月2日(金)
- 3月1日(金)
- 3月29日(金)
- 4月26日(金)
- 5月24日(金)
- 6月21日(金)
- 7月19日(金)
- 8月16日(金)
- 9月13日(金)
- 10月11日(金)
- 11月8日(金)
- 12月6日(金)
2024年の特徴は、
- 3月は、2回鬼宿日がある
- 3月以外の月は、毎月1回鬼宿日がある
- 鬼宿日がない月は無い
ということ。
いずれにしても、ほぼ毎月一回訪れるので、カレンダーに印を入れると便利ですよ。
鬼宿日は何が良いのか?
お釈迦様が誕生した日
鬼宿の意味は「鬼が宿にいるため、鬼に邪魔されない」だと、先にご説明しました。
確かに恐い鬼がいなければ、のびのびと何かを始めやすいですよね。しかしそれだけでは、鬼宿日が運気の良い日とは大げさな気がしませんか?
実は鬼宿日には、運気アップの言い伝えがあるんです。それはお釈迦様が生まれた日が、鬼宿日だというもの。
お釈迦様は元はインドの王子様で、修行の末に悟りを開いてお釈迦様となったお方。そのお釈迦様が王子として生まれた日が、旧暦4月8日(または4月15日の説もあり)だと伝わっています。この4月8日(あるいは4月15日)が、実は鬼宿日だったという説があるんです。
人々を救うお釈迦様が生まれた日なので、特に運気が上がる日となったというわけですね。
婚礼以外は最強の日
鬼宿日は二十八宿のなかで、最も運気が上がる吉日。そのため様々なことを始めるのに、最適な日と言われています。
例えば、
- 新しく事業を始める
- 引っ越しをする
- お財布を新調する
- 宝くじを購入する
といったことをするときには、運気アップにつながりますよ。
様々な事に良い影響を与える鬼宿日ですが、実は婚姻関係だけは悪影響が出てしまう日と言われています。
婚約・結納・挙式・婚姻届の提出など、結婚にまつわる物事は鬼宿日以外に行いましょう。
鬼宿日に新しく始めよう!
【関連記事】
昔ながらのカレンダーには、大安や仏滅などの「吉日・凶日」が書かれています。鬼宿日もカレンダーに書かれていることがあり、気になっていた人もいるかも知れませんね。
あまり一般的ではないですし、文字に「鬼」が入るため少し怖いイメージがある鬼宿日。
でも実は鬼が邪魔をしない吉日なので、結婚関係以外なら運気アップに繋がる日なんですよ。
一般的には大安などの吉日に注目が集まりますが、今後は鬼宿日もチェックして素敵な一日を過ごしませんか?
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