陶芸好きならGW中にぜひとも行っておきたいイベントがあります。それが、
「笠間の陶炎祭(ひまつり)」

個性豊かな陶芸をたっぷり楽しめるお祭りです。しかも陶芸以外のイベントも多くあり、陶芸ファンだけでなく、家族でも楽しめるのもポイントが高いところ。

どのようなイベントが開催されているのか気になりますね。ただGW中の開催という事もあり、毎年駐車場は大混雑します。

そんな笠間の陶炎祭について、

  • 陶炎祭2024年の開催日や開催場所
  • 陶炎祭とは?
  • 陶炎祭のイベント内容と見どころ
  • アクセス、混雑状況、駐車場情報

それぞれ順に紹介していきます。

陶炎祭の開催日や開催場所は?

笠間芸術の森公園へ行こう!

陶芸展示場

笠間の陶炎祭(ひまつり)は、茨城県笠間市にある「笠間芸術の森公園」のイベント広場で毎年行われます。

開催期間は毎年GW期間の4月29日から5月5日2024年(令和6年)も同じ日に開催される予定です。

  • イベント:第43回笠間の陶炎祭
  • 開催日程:2024年4月29日 ~ 5月5日
  • 開催時間:9:00-17:00
  • 開催場所:笠間芸術の森公園イベント広場(茨城県笠間市笠間2345)

開催期間は7日間と長いですし、GW期間中ということもあって休みの計画が立てやすいですね。

「笠間芸術の森公園」は非常に広い公園で、陶炎祭でなくても、親子で行ってみたい公園の一つです。起伏に富んだ公園ですので、歩きやすいスニーカーで行く事をおすすめします!

笠間の陶炎祭(ひまつり)とは?

笠間の陶炎祭は、笠間市で毎年開催されている陶芸イベント。笠間市には『笠間焼』という陶芸の窯元があり、窯元や販売店が中心となって開催されています。

陶芸品

始まりは手作りなイベント

陶炎祭の起源は比較的新しく、1982年(昭和57年)に有志が集まって36名の出店者での開始でした。当時はテントの設営から会場の地ならしまで自分たちで行ったという、アットホームなものでした。

それも全て、「笠間焼の認知度アップ」「笠間市の宣伝」を願う、地元の有志たちの熱意があったからこそ。その甲斐もあって、今では毎年30万人以上の方が訪れるビックイベントとなりました。

陶炎祭と書いて”ひまつり”と読む理由

ちなみに「陶炎祭」と書いて「ひまつり」と命名したのは、初期の祭に関わったある窯元によるもの。

1970年に公開された、笠間を舞台とした映画「座頭市あばれ火祭り」(勝新太郎主演)の漢字表記とかぶらないように、という配慮からきています。

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陶炎祭のイベント内容とお楽しみポイント!

メインは陶芸!

陶芸のイベントですから、メインとなるのは当然「陶芸」です。

陶芸は難しそうに思えますが、笠間焼は個性を重視して、作家が作りたいものを自由に作ることが許されている窯元です。ですので、その笠間焼のイベントである「陶炎祭」は堅苦しいことは一切ありません。

どのお店もお客を楽しませようと、あれこれ工夫をしてきているので、見ているだけでも楽しいですよ

様々な置物

実用品から芸術品?まで

陶芸と一言でいってもその幅はとても広く、毎日使うお茶碗から、大きな花瓶、置物まで勢揃いします。

200店もの出店があるので、何を買えば良いのかわからなくなる事もあるでしょう。そうなった場合は、とりあえずは笠間焼の普段使いの器を見てみましょう。

お茶碗もありますし、コーヒーカップや日本酒のおちょこも販売しています。家にある食器などに、一つ加えるぐらいの感覚で見ていけば、きっとお気に入りが見つかりますよ。

□陶炎祭2017
https://youtu.be/lDFNm5Ruczc

*最初から1分40秒くらいまでは空から映した映像が紹介されています。テントの数がとても多いですね。

イベントも盛りだくさん!

焼き物ばかり見ているのも飽きてしまう人もいることでしょう。

会場内には飲食スペースが設けられていますが、そこも陶芸作家が自ら販売している力の入れようです。中には陶器の器で出される食べ物もありますから、そこにも注目したいですね。

*他にないおしゃれな食べ物もたくさんありますよ。

また、会場にはイベントスペースが設けられ、陶芸品のオークションや飲み物の協賛イベントが開催されています。

また、キッズスペースでは陶芸体験や人形劇が開催されていますので、お子さんでも飽きずに楽しめます。

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アクセス情報と気になる駐車場情報

笠間の陶炎祭はGW期間中ということもあり、周辺道路は大変混雑しますので、公共交通機関の利用をおすすめします。ただ数年前からは、渋滞は少し緩和されるようになりましたので、車でも行きやすくなっています。

陶器のアップ

公共交通機関でのアクセス

友部駅から

東京方面からでしたら、JR常磐線を利用します。友部駅で下車しますと、本数は少ないですが、「かさま観光周遊バス」という循環バスがあり、陶炎祭会場の北ゲートを通るので便利です。料金は100円(未就学児は無料)です。

また陶炎祭期間中は友部駅北口から陶炎祭会場・東ゲートへの「シャトルバス」も運行されます。日祝日は15分間隔、平日は30分間隔。料金は大人100円(小人50円)になります。

笠間駅から

JR水戸線「笠間駅」を降り、こちらも「かさま観光周遊バス」、または「シャトルバス」で行くことができます。笠間駅からシャトルバスで行く際は、陶炎祭会場に隣接している「笠間陶芸大学校」で降りましょう。

市内を循環するバスも

その他にも、無料で以下の市内循環バスも出ていますので、笠間市内観光に便利ですね。

■つつじ公園⇔陶炎祭会場送迎バス
陶炎祭会場東ゲートとつつじ公園を行き来します

  • 時間:9:00~17:00頃
  • 間隔:30分おきに運行

■無料周遊バス
稲荷駐車場→つつじ公園→陶炎祭会場・東ゲートを周遊します

  • 時間:9:00~17:30頃
  • 間隔:30分おきに往復運行

■市内周遊バス
笠間市内の無料駐車場のある辺りから乗車できる周遊バスです

  • 時間:9:00~16:30
  • 間隔:1時間おきに往復運行(休日は30分おき)

※周遊バスの詳細や時間についてはこちらで確認してみて下さい。

自動車でのアクセスについて

東京方面からでしたら・・・
常磐自動車道経由で北関東自動車道へ向かい、友部ICで一般道に降りてから、国道355号経由で15分ほどで会場に到達します。

栃木や群馬方面からでしたら・・・
北関東自動車道の笠間西ICを降りて、国道50号線経由で約25分です。

例年誘導員が駐車場への案内を行なっていますし、案内看板もありますので、看板に従って駐車場へ進みましょう。

駐車場について

●笠間芸術の森公園の駐車場

陶炎祭の会場近くには、計1200台停められる笠間芸術の森公園専用の3つの駐車場があります。

(地図上は紫)

  • 北駐車場(北ゲート近く)
  • 東駐車場(東ゲート近く)
  • 南駐車場(南ゲート近く)

普段は無料の駐車場ですが、陶炎祭期間中は有料(普通車500円)になります。この3つの駐車場のうち東駐車場が「東ゲート」に近く、イベント会場からも一番近くなります

●臨時駐車場について

ただ、陶炎祭期間中、特に土日祝は混雑して止められないケースも多いです。イベント期間中は以下の臨時駐車場もありますので利用するようにしましょう。

臨時駐車場(地図上は赤)備考場所(笠間市)
教育研修センター無料平町1410
笠間小学校無料・土日祝のみ笠間12689
笠間中学校有料300円・土日祝のみ笠間2702
カスミ跡地臨時駐車場無料・土日祝のみ笠間

教育研修センターの駐車場へ向かう場合は、最寄りの「友部IC」よりも「友部SAスマートIC」で降りる方が混雑時はスムーズにいくのでオススメです。またGWの祭日期間は、陶炎祭会場の東ゲートと教育研修センターを直通で行き来するシャトルバスも15分間隔で運行されます

その他の臨時駐車場からは、市内周遊バスでイベント会場まで行きましょう。市内周遊バスは平日は1時間間隔、土日祝は30分間隔で運行されます。

その他にも笠井市内に有料駐車場はたくさんあります。停車台数の多い主な駐車場は以下の通り。同じく市内周遊バスで陶炎祭会場へ向かうことができますよ。

有料駐車場(地図上は青)備考場所(笠間市)
ポレポレシティ駐車場1500台赤坂8
笠間市民体育館駐車場複数あり石井2068-1
笠間市営荒町駐車場110台笠間1556
稲荷駐車場150台笠間1014
つつじ公園駐車場500台・陶炎祭期間中は有料笠間616-7

アクセス参考:笠間の陶炎祭公式サイト 自動車案内

直感で陶芸を楽しもう!

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炎祭は歴史が浅い分、自由な空気で楽しめます。陶芸といっても難しく考える必要はありません。専門家が言う事に耳を傾けることも大切ですが、自分が好きかどうかの方がよほど大切。

お店を見て回る中で、これ!と思うものがあれば、お財布と相談した上で購入するのも楽しいですよ。自分で選んだ、自分だけのお皿や茶碗で頂く食事やティータイムは、きっと心を豊かにしてくれます。

陶芸以外のイベントも盛りだくさんですし、駐車場も多いので家族や親子でぜひ陶炎祭に行ってみてくださいね!

感染症対策の為、イベントが変更される可能性もございますので、公式HPをご確認ください。