ゴールデンウィークになると、全国各地で様々なイベントが開催されます。その中でも東海地方で特に注目を集めているお祭りが、静岡県浜松市で開催さる浜松まつり。
浜松まつりでは様々なイベントが開催されますが、中でも見応えがあるのが凧揚げ。お正月やのんびりしたイメージのある凧揚げですが、浜松まつりのそれはドキドキするものなんです!そう聞いたら気になりますよね。
そんな、浜松まつりの2024年の開催日程やスケジュール、見どころ、アクセス、駐車場について紹介しますので、ぜひGW中の旅行の参考にしてくださいね!
浜松祭り2024年の開催日程と主なスケジュール
GW中の3日〜5日
浜松まつりは、毎年GW期間中の5月3日~5月5日の3日間で開催されています。
感染状況により変更もございますので公式HPをご確認ください。
公式/浜松まつり(勇壮な凧揚げ合戦と御殿屋台引き回し) (hamamatsu-daisuki.net)
- 開催日程:2024年5月3日~5月5日
- 会場:静岡県浜松市
- 市中心部会場(浜松駅周辺)
- 中田島会場(浜松市南区白羽町)
■市中心部会場(浜松駅付近)
■中田島会場(凧揚げ会場付近)
屋外でのイベントがメインのお祭りですが、2011年を除けば毎年実施されている浜松まつり。GW休暇期間中ということもあり、スケジュールが立てやすく、遊びに行きやすいお祭りともいえますね。
浜松まつりの主なスケジュールは
浜松まつり過去のイベントスケジュールは次の通りです。
■中田島会場
イベント | 日にち | 時間 | 会場 |
---|---|---|---|
凧揚げ合戦 | 3日・4日 | 10:00~15:00 | 凧揚げ会場 |
5日 | 12:00~15:00 | ||
子供凧揚げ | 10:00~12:00 | ||
浜松まつり展示 | 全日 | 10:00~17:00 | 風紋広場 |
土産品協会物産展 | 10:00~16:00 | ||
郷土芸能・やら舞歌 | 12:00~15:00 | ||
ミニ凧作り体験 *1日150枚限定 | 9:00~14:00 | 浜松まつり会館 | |
出世太鼓体験 | 9:00~16:30 | ||
大凧フォトスポット&フォトコンテスト | 10:00~15:00 |
■市中心部会場
イベント | 日にち | 時間 | 会場 |
---|---|---|---|
浜松まつり展示 | 全日 | 10:00~17:30 | ソラモ |
静岡新聞号外サービス(無くなり次第終了) | 10:00~16:00 | ||
お囃子・子どもラッパ隊 | 16:30~17:30 | ||
大道芸スペシャル3Days | 13:00~17:00 | ザザシティ中央広場 | |
ミス浜松コンテスト | 3日 | 13:30~16:00 | アクトシティ大ホール |
おはやしと芸能フェス | 4日 | 13:00~15:30 | アクトシティ中ホール |
ハーモニカ100曲リレーコンサート | 5日 | 10:00~16:30 | アクトシティ音楽工房ホール |
浜松まつり出世道inアクト通り | 全日 | 11:00~18:30 | アクト通り |
御殿屋台展示 | 11:00~18:30 | アクト通り・鍛冶町通り | |
御殿屋台引き回し | 18:30~21:00 | 鍛冶町・広小路通り | |
浜松まつり音楽フェス | 3日 | 17:00~18:30 |
浜松まつりの見どころは?
凧揚げ合戦
浜松まつりといえば、中田島会場の凧揚げ会場で行われる凧揚げ合戦は外せません!
ここでの凧揚げは、凧をぶつけ合う「糸切り合戦」と呼ばれるもの。170以上もの町が参加しますが、町ごとに賑やかなラッパも演奏され、その激しい様子にきっと驚きますよ。
ただし1日目(5/3)は凧をぶつけ合わず、「初凧」と呼ばれる大凧揚げが開催されます。
これは「初めて子供が生まれた家は、大凧をあげてお祝いするもの。美しい大凧が空に浮かぶ様子に、思わず見とれてしまいますよ!
□浜松まつり 開会式の混戦を揚げきる
https://youtu.be/hKMVHivXrro
*開会直後の凧揚げの様子です。このあと凧の糸切り合戦などが繰り広げられます。
御殿屋台引き回し
凧揚げ合戦が終わり夜になると、今度は市中心部会場にて「引き回し」が行われます。
「練り(ねり)」とも呼ばれますが、絢爛豪華な「御殿屋台」が80台以上も登場するんです。御殿屋台とは豪華な彫刻が施された屋台。にぎやかなお囃子を鳴らしながら街中を移動します。
浜松っ子のすごい熱気をぜひ体験してみてくださいね。
□浜松まつり 御殿屋台
https://youtu.be/IMCOAWLljcU
*幻想的なお囃子と屋台、そしてラッパの組み合わせ浜松ならではです。
町ごとにデザインが異なるため、その違いを楽しむのも素敵ですね。
浜松まつりの由来や歴史
浜松まつりは長く伝統のあるお祭り。神社などの祭礼とは関わりがない「市民のお祭り」です。そんな浜松まつりの由来や歴史についてまとめてみました。
お殿様が凧揚げ
浜松まつりの歴史は非常に古く、初凧の風習は今から450年近く前にさかのぼります。当時浜松を治めていた城主が、長男誕生を祝って、城中で凧を揚げたのが始まりと言われているんです。
ただこの話は大正時代の創作だという研究もあり、信憑性は乏しいもの。しかし江戸時代には既に初凧の記録があり、この時代にはすでに凧揚げは浜松に馴染んでいたんですね。
凧揚げ合戦へ
明治時代に入ると、町内ごとで凧をぶつけて糸を切り合う「糸切り合戦」が流行。これを一か所に集めて見られたらという事で、1919年(大正8年)より凧揚げ合戦が行われるようになりました。
このイベントは戦争中に一時中断しましたが、終戦後の1948年(昭和23年)に復活。1950年(昭和25年)には現在の「浜松まつり」の名称になりました。このときに50近くの町が参加し、市民あげてのお祭りとして盛大に行われたんですね。
そして現在の浜松まつりでは170を超える町が参加するビッグイベントへと発展したんですね。
アクセス情報
浜松まつり期間中は、浜松市中心部で交通規制が実施されます。そのため公共交通機関などを利用するほうが、よりスムーズに移動できますよ。
公共交通機関でのアクセス
「市中心部広場」はJR浜松駅周辺にあるため、JR東海道本線で浜松駅を下車すれば到着します。
また、浜松駅から「中田島会場」へは、有料シャトルバスを利用しましょう。
▼有料シャトルバス
- 浜松駅 ⇔ 中田島会場
- 飯田公園臨時駐車場 ⇔ 中田島会場
*シャトルバスの料金は、片道大人280円・小学生以下140円。9時始発、14時終発。随時定員になり次第出発。
*中田島会場のシャトルバス発着所は浜松まつり会館付近。そこから凧揚げ会場までは徒歩15分になります。
凧揚げ合戦終了直後は非常に混雑するため、時間に余裕を持った移動をおすすめします。
車でのアクセスと駐車場について
車で行く場合、中田島会場に近い「飯田公園臨時駐車場」を目指しましょう。
東京・大阪方面より東名高速を利用し、浜松ICを下車して国道1号線に合流。豊橋方面へ20分ほど移動すると、飯田公園臨時駐車場に到着します。
飯田公園臨時駐車場から、中田島会場・市中心部広場(浜松駅)へは、上記にもある通り有料シャトルバスが利用できます。
飯田公園臨時駐車場は1200台収容可能で、駐車料金は無料。ただし駐車場は16時で閉鎖となるため、御殿屋台の引き回しを見物したい方は注意してくださいね!
□飯田公園臨時駐車場(浜松市南区大塚町1876-1)
参考リンク:浜松まつりアクセス・交通規制情報
今年のGWは浜松祭りへ!
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浜松まつりは、凧をぶつけて競い合う勇ましいお祭り。夜になれば豪華な屋台も登場し、昼と夜2つの楽しみがあるんです。
また最近では大道芸の披露もありますし、飲食物の屋台も充実しています。ゴールデンウィーク中ということもあり、毎年150万人以上もの方が訪れる大きなお祭りなんですね。
また、今年は関連イベントとして、6年ぶりに中心市街地での吹奏楽パレード(5月3日)が実施され、NHK大河ドラマどーする家康に関連したイベント(5月5日)も開催を予定しており、今年は、170ほどの町が参加の意向を示しており、本来の浜松まつりの姿に戻りつつあります。
初夏のGW休暇をにぎやかに過ごしたいなら、今年はぜひ静岡・浜松まつりへ遊びに行きませんか?
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