健康診断前日の食事メニューは何がいい？NGな食べ物は？

普段、健康には自信があるとしても、実はちょっとした異変が体内に潜んでいる‥といった可能性もあるかもしれません。それを見つけることができるのが、
健康診断。

年に一度は必ず受けておきたいですね。

ただ、胃カメラを飲むような本格的な健康診断の場合は、前日から食事制限が入ることがあります。またこういう時に限って色々と食べたくなるもの。検査の前日には何を食べたら良いのか、やはり気になりますね。

健康診断の前日の食事で気をつけるべき点や、おすすめの食事メニューについて紹介します。

健康診断前日の食事は何時までOK？

まずは書類を確認して！

絶食が必要な健康診断の場合、パンフレット等の書類が渡されているはずです。あるいは口頭で、注意事項が伝えられているはず。

その中で前日・当日の食事について必ず書いてあるので、まずはその内容を確認しましょう。医療機関によっては、一般的な健康診断のケースと指示が違う事もありますので、必ず書類の指示に従いましょう。

10時間前には…

もし書類をなくしたり大まかな指示しかなかった場合は、一般的な健康診断の場合に従いましょう。

一般的には、
・前日夜9時以降は食事を取らない
・当日も朝食は食べない

事になっています。

これは胃カメラを飲む場合、検査時点で胃の中を空っぽにしたいからです。また食事によって血糖値やコレステロール値が上がり、正常な値が測定しづらくなる理由もあります。

食事が消化されて胃が空になるには、9時間～10時間程度かかると言われています。

「夜9時」という目安は、検査時間が翌日午前8時以降に行われることが多いから。検査開始時間が判るなら、逆算して「10時間前に食事を終える」と覚えておきましょう。

水分は？

検査内容によりますが、水分は当日の朝まで飲んでいて大丈夫です。

ただし摂取して良いのは水とお茶だけで、清涼飲料水やお酒は食事と同じく前日までとなります。

お茶に関してもミルクや砂糖が入っているものは、糖分などで正常な値を測定できないことも。糖分の入っていないお茶か、不安なら水だけを飲むようにしましょう。

健康診断前日に適した食事

脂っこいものは避けて

検査開始10時間前までなら、何でも食べて良いかというとそれは違います。ギリギリまでお腹いっぱい食べてしまうと、消化に時間がかかって胃に食べ物が残る危険が。

また食事によっては、当日の血糖値やコレステロール値に影響を及ぼす場合もあります。コレステロール値の上がりやすいものは、食べないほうが正しく検査が行えますね。

具体的には、健康診断前日には次の食べ物は控えましょう。

基本的には油を多く使うもの、油分の多いものは避けるようにしましょう

お魚や野菜を腹八分目で

次にあげる食べ物には、コレステロール値を下げる栄養素を含んでいます。

気休め程度かもしれませんが、前日の夕食はこれらをメインにするのがおすすめ。ただし食べ過ぎは良くないので、腹八分目を心がけましょう。

健康診断前日のおすすめメニュー

ヘルシーに蒸し料理

絶食と言われると、直前の食事をたっぷり食べたくなりませんか。

そんな方におすすめなのが、ヘルシーでたっぷり食べられる蒸し料理です。野菜をメインに、薄切り肉やキノコを一緒に蒸すだけの簡単さも嬉しいですね。

蒸す事で野菜のカサが減りますし、お肉の油分も落ちてヘルシーに。ドレッシングはノンオイルで、ポン酢しょうゆやレモンを絞って召し上がれ。

□一人暮らしで野菜をとる電子レンジレシピ：豚肉と白菜のレンジ蒸し

＊シリコンスチーマーを使えば、レンジで簡単に作れますよ！

野菜たっぷり豆乳鍋

家族みんなで囲むお鍋は、食材を選べば意外とヘルシーな料理です。

特に豆乳鍋は、野菜をメインにしてもコクが出て、美味しくいただけます。

具材は野菜ときのこ類をメインに、お肉は脂身が少ない鶏胸肉やササミがおすすめ。肉団子や豚ばら肉・手羽先や手羽元は、脂分多めなので避けましょう。

シメにうどんやおじやを作りたいですが、食べ過ぎ防止のためにこちらも控えましょう。

□白味噌豆乳鍋のレシピ・作り方

＊市販のつゆも美味しいですが、手作りのつゆも美味しいですよ。

和食は塩分に気をつけて

焼き魚に青菜のおひたし、ご飯と野菜多めの味噌汁にお漬物。

これぞ日本の和食ですが、検査前日の食事にピッタリです。

注意点としては、日本人の食事はどうしても塩分を取りすぎてしまうこと。味噌汁はダシを効かせて、焼き魚やおひたしにかけるお醤油は控えめを心がけましょう。

食べてしまったときは報告を

検査当日は朝食を食べてはいけませんが、うっかり食べてしまうこともあるでしょう。前日遅くまで食べてしまった場合も、必ず事前に申告しましょう。

少量なら検査できる場合もありますし、血液検査でもその点を考慮した結果を出してもらえる事も。隠しているとうまく検査できないばかりか、検査自体を拒否されてしまうこともありえます。

食べないことが前提ですが、食べてしまった場合は正直に申告して検査に臨みましょう。