
社会人にとって、避けて通れないものの一つとしてあげられるのが、「飲み会」です。
部署内での人間関係を円滑にする為、あるいは人となりを知る為に企画される飲み会も多いのではないでしょうか。そこまで大げさでなくても、上司や先輩や同僚から「一杯どうだい?」と誘われる事もよくあることです。
しかし用事が無くても、行きたくない時もありますよね。それは、お酒が苦手だったり、プライベートを大切にしたいなど様々な理由はあるかと思います。
会社関係の飲み会を上手に断る方法や、断る際に気をつけるべきポイントをまとめまてみました。
飲み会の断り方のポイント
本当は行きたいのですが…
相手が自分に対して、飲み会に誘ってくれることは有難いことです。それだけ自分に、「一緒に話したい、飲みたい」と思う何かがあったから、ということですよね。
その事に対して、たとえ本音では「行きたくない」と、思っていたとしても、誘ってほしくなかった事がわかるようなあからさまな態度で断るのは考えもの。飲み会の誘いを断るのに、あえて波風をたてて心象を悪くする必要はありません。
ここは柔らかく、「本当は行きたいのですが申し訳ありません」という態度をとりましょう。さらに「誘ってくださってありがとうございます」と、感謝の一言も添えればより安心ですね。
そうすれば、相手も次の機会にまた誘おうと思うでしょうし、気分を悪くすることもないでしょう。

全て断らない
飲み会に行きたくない人の場合、あらゆる飲み会を断ってしまいがちです。ただ何度も断ってしまうと、相手が「私のことが嫌いなのか?」と思われてしまうことも。そうなると、どうしても心象が悪くなってしまいがちですね。
行きたくない理由は様々あると思いますが、出来れば全ての誘いを断ってしまうのではなく、2~3回に1度は誘いを受けるようにするのがいいのではないでしょうか。
一度飲み会に参加すれば、相手は納得するもの。次のお誘いまで期間ができますし、一緒に飲んだことによる印象も保てますよ。
すぐ断らない
飲み会に誘われてその場ですぐ断ってしまうと、たとえ申し訳ない態度で言ったとしても、相手にとっても気分が悪いものです。最初から断るつもりだったとしても、一度その場で保留してみましょう。
例えば「今日の帰り飲まないか?」という誘いを受けたら、「ちょっとまって」と一旦保留。その場で手帳やスマホなどで、スケジュールを確認(するふりを)しましょう。
その上で、
- 予定があった…
- 明日早く起きる予定が…
といった理由で断るといったかたちですね。
このような態度をとれば、「予定がなければ行きたかった」となって相手に失礼になりません。またとっさに断る理由が思いつかない場合でも、時間稼ぎができるので便利ですよ。
会社の飲み会の上手な断り方
お酒を飲む体調でない
具体的に飲み会の誘いを上手に断る理由としては、どのようなものがあるでしょうか?
一番良いのが、「あまり体調がよくない」という理由です。しかし仕事中に元気にしていた場合は、この理由は少々苦しいものになります。
なので「ちょっと疲れている」と、無理をしていることを強調しましょう。
あるいは「元々お酒に強くない」と断った上で、「疲れている時に飲むと悪酔いが」というのも有効です。
ひどく酔っ払った人や吐きそうになってる人のお世話は、本音を言えば誰もしたくないですよね。そうなる可能性がある状態だと伝えることで、では体調の良い時にと回避が可能になります。
ただし体調を理由にするのは、何度も使えない手段だという事を覚えておきましょう。あまり多用すると理由をつけて避けられていると、感づかれてしまいますよ。

スケジュールが合わない
次に有効な方法としては、既にスケジュールが埋まっていたということにすること。
別の予定が入っていたでもよいですし、習い事を始めたでも良いでしょう。スキルアップのための勉強中だということにすれば、上司なら評価しつつ誘うことも控えるでしょう。
実際にここで何かの勉強に励めば、自分自身のスキルアップにも繋がりますね。
家族が待っている
これは既婚者に有効な手段ですが、家族との時間をとても大切にしたいという理由も使えます。
奥さんとの時間を大切にしたい、子供との時間を大切にしたいという理由が無難でしょう。あるいは家族のことで事情があって、しばらくの間はすぐに帰りたいという理由も良いですね。
家の事情があると言えば、それ以上聞く人も少ないですし、断られても察してもらえるでしょう。
未婚者の場合でしたら、家族や地元の友人が遊びに来たという理由も有効ですよ。
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嫌がらずに出る勇気も
飲み会に参加することは、同僚や先輩や上司の新しい側面を発見できるなどプラスの面もあります。
実際に参加してみたら思っていたより楽しめた、という事も結構あるもの。飲み会には絶対行きたくない参加したくないと、完全に否定するのは少しもったいないですね。
また忘年会や歓送迎会などの全体での飲み会は、よほどの事情がない限り、参加された方が良いのではないでしょうか。日頃から仕事をきちんとこなしていて優秀であれば、参加しなくても問題ないかもしれません。ですが断ることによって協調性が低いと判断され、マイナス評価に繋がることもありえます。
飲み会が嫌であっても、それも社会勉強の一つと思ってみる。毎回でなくても良いので、時々は参加して積極的に交流してみるのもいいですね。
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