雨の季節のしっとりとした風情は、不思議と古い町並みと良く似合います。

この時期の鎌倉は、雨に触れた街並みと、あちこちで咲く「紫陽花(あじさい)」の花に彩られ、普段以上に魅力的。

そんな鎌倉で、梅雨の時期にぜひ訪ねて欲しいのが、花のお寺として有名な長谷寺です。境内には数多くのあじさいが咲き誇り、雨に濡れた姿はとても魅力的。

そんな鎌倉・長谷寺のあじさい

  • 2019年の開花や見頃の時期
  • 見どころ・楽しみ方
  • 混雑状況は?
  • アクセス

について順に紹介していきます。

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鎌倉長谷寺のあじさい、開花時期や見頃は?

あじさいの花

長谷寺は鎌倉にあるお寺で、その歴史は奈良時代からあったとも言われています。

少なくとも、鎌倉時代の時点で、重要なお寺として存在していたことは確認されています。鎌倉の街の歴史と共に歩んできたお寺とも言えますね。

6月の梅雨のシーズンには紫陽花(あじさい)で人気の長谷寺ですが、拝観時間があります。確認の上お出かけ下さいね。

  • 場所:神奈川県鎌倉市長谷3丁目11-2
  • 拝観時間:
    • 3月~9月: 8時~17時(閉山は17時30分)
    • 10月~2月:8時~16時30分(閉山は17時)

  • 拝観料:中学生以上:400円/小学生:200円
  • ※2019年4月1日に料金が改定されました

6月上旬頃から咲き始める

長谷寺のあじさいは種類が豊富なため、早いものでは5月末頃から咲き始めるものもあります。平均的な品種は、大体6月上旬頃から咲き始め、中旬から下旬にかけて見頃を迎えます

7月半ばごろまであじさいの花は楽しめ、梅雨明けとともに開花の時期は終了します。

長谷寺のあじさいの見頃は?

あじさいの花は天候や湿度に左右されやすく、雨天の時の方が花が綺麗に咲きます

2019年の長期予報によると、6月の関東地域は雨が幾分平年よりも少なくなりそうですが、梅雨入りは「平年並み」の6月上旬とみられます。ですので、あじさいの開花は6月上旬頃からになりそうです。見頃も6月中旬から下旬にかけてになるのではないでしょうか。

あとは、見学される当日の天気が、あじさいが一番きれいに見える「湿度の多い雨上がり」であることを祈るだけですね。

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長谷寺のあじさい、見どころや楽しみ方

40種類以上のあじさいが!

ピンクのあじさい

鎌倉には、紫陽花(あじさい)の名所が他にもあります。最も有名な所では「明月院」がありますが、明月院が青一色のあじさいが咲くのに対し、長谷寺は色とりどり

というのも、長谷寺のあじさいは、品種にして40種類以上、数にして約2500本が植えられているからです。青・紫や赤・ピンクに加え、その日の天候や湿度で色の濃淡が微妙に変化します。

ガクアジサイ、ウズアジサイ、西洋アジサイ、ヒメアジサイ、ブルースカイ、ベニガク、クレナイなど…様々な品種のあじさいの花が咲きます。中には、長谷寺で命名した「長谷の祈り」、「長谷四片」といった品種もあるんです。

そのおかげで、長谷寺のあじさいは非常にカラフルで、品種ごとの違いがしっかり楽しめますよ

※細弁の八重が特徴的な「ダンスパーティ」も人気のあじさいです。

斜面に咲くあじさい

長谷寺のあじさいが人気を集める理由は、そのロケーションにもあるんです。

長谷寺は、

  • 観音山の中腹にある「上境内」
  • 観音山のふもとにある「下境内」

とに分かれています。

あじさいはこの内の「上境内」近くの斜面に植えられています。この斜面には、「展望散策路」が設けられていて、あじさい見物のルートともなっています。

登りきれば「見物台」があり、そこからは、鎌倉の街や海が見渡せる絶好のポイントが。あじさいの花と絶景が一度に楽しめるなんて、とても贅沢ですね。

□紫陽花(アジサイ)咲く鎌倉・長谷寺

*様々な種類の紫陽花があるのが良くわかりますね!

花の寺

長谷寺は別名「花の寺」ともよばれており、あじさい以外の花も数多くみられます。季節ごとに見応えのある花々が楽しめるんですね。

そのなかでも6月のこの時期の主役は、完全にあじさいとなっています。

また、青や紫の花が咲く花菖蒲もありますので、色の違いと楽しむのも面白いですよ。

□鎌倉長谷寺の中央池の『花菖蒲』が今さかり

*少しカメラの動きが早いですが、きれいな花菖蒲が見られます。

貴重な仏像に石碑も

長谷寺には、日本で一番大きい木造観音像が安置された「観音堂」があります。高さが約9メートルもあるので、その大きさは一見の価値があります。

また散策路近くには、

  • 「一回転させると、経典を一回読んだことになる」輪蔵(りんぞう)毎月18日のみ
  • 「マニ車を回転させると、その数だけ経典を読んだことになる」マニ車(摩尼車)

が設置されています。

ご利益もあると言われていますので、タイミングが合えばぜひ回していきましょう。

他にも宝物殿が大規模な改修工事を終え、観音ミュージアムとしてリニューアルオープンしました。貴重な観音菩薩像が見られますのでぜひ行ってみて下さいね。

  • 開館:9:00~16:00(閉館は16:30)
  • 休館日:無休(臨時休館する場合はあり)
  • 料金:中学生以上300円、小学生150円

*長谷寺拝観料とは別になります。

長谷寺は文人とのゆかりが深く、縁のあった方の石碑などが多いことでも知られています。

この中で一番有名なのが、国語の教科書にもよく掲載されている、俳人・小説家の「高浜虚子」(たかはま きょし)ではないでしょうか。長谷寺には、高浜虚子の句碑(くひ)があるので、ぜひ口ずさんでみてはいかがですか?

あじさいシーズンの長谷寺の混雑状況は?

明月院と並んで関東でもあじさいの名所として人気が高い「長谷寺」。6月のあじさいの見頃になると、平日でも非常に混雑します。開門前から行列が並ぶほどですが、特に土日は混雑の状況にあわせて入場規制も行われ、「整理券」が配られます。そして番号順に入場できるようになります。

入場時の混雑は避けられませんが、なるべく朝早めに行くようにすると、比較的並ぶ時間が少なくてすむようになりますよ。

長谷寺へのアクセスは?

長谷寺には駐車場はありますが、30台程度と多くないためこの時期は常に満車となります。車で行くのは非常に困難ですので、途中で車を止めて、そこから公共交通機関を利用することをおすすめします。

電車で行く場合

◎東京方面から行く場合
東海道本線「大船駅」から横須賀線に乗り換え、鎌倉駅を目指します。

鎌倉駅からは江ノ島電鉄に乗り換え、長谷駅で下車したら、5分ほど歩くと長谷寺に到着します。

◎名古屋方面から行く場合
東海道線「藤沢駅」から江ノ島電鉄に乗り換えて、長谷駅を目指します。

海岸沿いを走る、風光明媚な路線ですので、あえて遠回りして藤沢から行くのも楽しいですよ。

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花と景色と時間を楽しんで

長谷寺の外観

6月の時期の鎌倉・長谷寺は非常に人気のスポット。ですので、時として待たされる事を覚悟する必要があります。

とは言え、待たされてるのも納得の、色とりどりのあじさいと街を一望出来る風景が待っていますよ

待つことは退屈かも知れませんが、ゆっくりと時間が流れていく事を楽しむのもまた楽しいもの。慌ててもあじさいは逃げませんし、街も消えてしまうことはありません。

ゆっくり待ってから、たっぷりあじさいと風景を楽しんで、しっとりとした鎌倉を満喫してくださいね。