好き嫌いがわかれる食べ物の代表と言えば、「納豆」ではないでしょうか。
独特の匂いがしますし、ネバネバした食感があって、食わず嫌いになる人も多いもの。納豆好きからすれば、そのネバネバが良いのに!と思うものですが、食の好みですから仕方ないですよね。
でも納豆には、体に摂り入れたい栄養や効果が沢山含まれていますので、ぜひ積極的に摂りたい食材なんです。
食わず嫌いな人にぜひ知ってもらいたい、納豆の栄養と効果、また嫌いな人にもオススメな納豆レシピについて紹介します。
納豆の優れた栄養と効果について
納豆には、非常に優れた栄養と効果があります。
血液サラサラ!
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」には、血液をサラサラにする効果があります。
血液がサラサラになることで、
- 脳梗塞や心筋梗塞の予防
- 高血圧症の改善
が期待できるんです。
便秘解消にも!
納豆には、100g中7gもの食物繊維が含まれています。
納豆1パックは平均40gくらいですから、一度に取れるのは約3gと、あまり多そうには思えません。しかし、食物繊維が多そうなかぼちゃやにんじんでも、100gでかぼちゃ2.8g、にんじん2.7g。それらよりも食物繊維が多いんですね。
食物繊維には腸内をお掃除して、便秘を解消させる効果がありますので、食物繊維が豊富に含まれているのは嬉しいですね。
女子力アップ!
納豆のネバネバは、アミノ酸の一種である「ポリグルタミン酸(γ-PGA)」という成分から出来ています。ポリグルタミン酸には保水効果があり、お肌をプリプリに保つ効果があるんです。
また、納豆にはビタミンB1が含まれていますので、貧血予防の効果が期待できます。更に、納豆に含まれる大豆イソフラボンは、更年期障害、生理不順、骨粗しょう症にも効果があります。
いずれも女性にはうれしい優れた健康効果があるので、積極的に食べたいですね。
納豆の効率的な食べ方
次に納豆の効果的な食べ方について紹介します。
食べる前に放置?!
納豆は発酵食品です。そのため、日にちを置いた方が発酵が進み、成分も増加します。一方で発酵が進みすぎると、独特の臭いも強くなってしまいます。
丁度良く美味しく食べるには、食べる30分前に納豆を冷蔵庫から出して、常温にしましょう。
こうすることで、少しだけ発酵が進むので美味しくなり、栄養面もプラスになりますよ。
サラサラ効果は夜に
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は、体内に取り込まれから10時間前後、活発に作用します。そのため、血栓が出来やすい就寝時に作用するように、夕食に納豆を食べると効果的です。
朝に食べるイメージのある納豆ですが、血液サラサラの面からは、夜食べたほうが良いですね。
出来れば加熱しない
ナットウキナーゼは熱に弱い為、70度以上に加熱すると、効果は弱まってしまいます。そのため、納豆は加熱せず、そのまま食べるほうが、サラサラ効果の為には良いのです。
ですが、アツアツご飯程度でしたら、気になるほど弱まりません。普通にご飯に乗せて、美味しく頂きましょう。
チョイ足しでカバー
納豆にはビタミンBは含まれていますが、他のビタミンは含まれていません。栄養素を補うためには、刻んだネギを入れると良いですね。
長ネギは、ビタミンAとCを補ってくれ、香味が納豆の匂いを押さえる効果があります。
また、ほんの少し油を足すことで、納豆の吸収力がアップします。また、ごま油を入れると、匂いも中和して、味も良くなります。
意外なことに、オリーブオイルと黒胡椒を合わせると、パンに合う食材になりますよ。
苦手な人でも食べやすい!オススメ納豆レシピ
納豆が苦手な人でも食べやすくなる、おすすめの納豆レシピを紹介します。
油揚げ納豆焼き
加熱すると、ナットウキナーゼが弱くなってしまいますが、その分、納豆独自の臭いやネバネバも弱まります。
苦手な人が食べやすくなるのでおすすめですよ。
□男子大学生のオトコ飯 「油揚げの納豆包み焼き作ってみた」
https://youtu.be/9rMFTCHOHGw
- 納豆…2パック
- 長ネギ…5センチからお好みで
- かつお節…10g(個別パックなら2袋)
- 納豆についてきたタレ…2パック
- 醤油…少々
- ごま油…少々
- 油揚げ…4枚
- 油揚げは、一度油抜きをします。
ザルに入れて熱湯をかけても良いし、クッキングペーパーに包み、電子レンジで1分弱加熱でも良いです。 - 半分に切り袋状に開く。切る前にまな板の上で、箸を転がすと、簡単に中が分離します。
- 納豆、みじん切りにした長ネギ、かつお節をボールに入れ、ごま油とタレを入れて混ぜます。
- 混ぜたものを油揚げの中に入れます。7分目を心がけると、焼いた時に中身が出てこないです。
- 爪楊枝で油揚げの入り口を塞ぐ。
- フライパンに並べ、中火で両面に軽く焼き色がつくまで焼きまうs。
- お皿に盛り、醤油を少々掛けます。
ここでのポイントは、加熱しすぎず、軽く焼き色程度にすること。、ナットウキナーゼを極力活かしつつ、粘り気と匂いを抑えることができます。
またお好みで、具材にチーズやキムチを入れると、更に匂いが気にならなくなります。食べるときに、レモンをふりかけても、さっぱりして美味しく食べられますよ。
レシピを工夫すれば納豆は食べやすくなります
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納豆には、様々な栄養や効能があるのですから、ぜひ毎日でも食べて欲しいですね。
好き嫌いに関しては、味覚の問題もあるので、嫌いな人には無理をして食べさせる事もないかもしれません。ただ最近の納豆の中には、匂いを抑えた製品もありますし、レシピを工夫すれば食べやすくなります。
納豆は苦手な方も多かったりするものですが、匂いや食感を理由に食わず嫌いをするのはとてももったいないですね。健康維持のためにもぜひ工夫して納豆を食べてみて下さいね。
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