誰でも知っている「銀閣寺」は京都にあるお寺です。
「金閣寺」とあわせて有名なお寺ですね。
銀閣寺には「銀閣寺の日」があるのを知っていましたか?
この記事では、銀閣寺の日の由来や、銀閣寺についてのアレコレをご紹介します!
「銀閣寺の日」制定の由来は?
銀閣寺の日は「2月4日」です。
1482年(文明14年)の2月4日に、銀閣寺の造営が始まったのを記念して、2月4日が「銀閣寺の日」となりました。
ちなみに私が調べた限り、金閣寺の日はありませんでした。
銀閣寺だけ記念日があるんですね~。
銀閣寺についてのあれこれ
銀閣寺を建てた人は「足利義政」
銀閣寺は室町幕府の八代将軍足利義政が、京都に建立した寺院で正式名称は「東山慈照寺(ひがしやまじしょうじ)」です。
足利義政の祖父、足利義満が建築した金閣寺をモチーフにしたと言われています。そのため足利義満に憧れていたのでは、と考えられています。
8年かけて建立されましたが、完成直前の1490年に足利義政は死去しています。
ただ、完成を待たず、工事開始の翌年にはここに移り住んでいたらしいですよ~。
工事途中なのに住む、ってよっぽど移りたかったんでしょうか・・・
元々は別荘として造られていましたが、亡くなった後、供養として寺に改められました。観音殿と寺院全体を含めて「銀閣寺」と呼び、観音殿だけだと「銀閣」となります。
1994年(平成6年)に「古都京都の文化財」として、ユネスコ世界遺産に登録されています。
銀箔が貼られてないのはなぜ?
金閣寺は金箔が貼られていますが、銀閣寺の外壁は黒漆が塗られ、銀箔は貼られていません。
「銀箔を貼る予定にしていたが、財政難で貼れなかった」
「銀箔を貼る前に義政が亡くなってしまった」
「貼ってあったが剥がれ落ちてしまった」
「外壁の黒漆が日の光で銀色に輝いて見えた」
などいろんな説がありましたが、2007年(平成19年)の科学調査で、「建てられた当時から銀箔は貼られていなかった」ことが明らかになったそうです。
貼られていた痕跡がなかったそう。
そもそも建立当初は「銀閣寺」の名称ではなく正式名称は「慈照寺(じしょうじ)」。江戸時代以降、金閣になぞらえて「銀閣寺」と呼ばれるようになったので、銀箔を貼る予定なんて本当になかったんでしょうね。
でも名前が「銀閣寺」なら銀箔貼ってほしかったな~と勝手に思ってしまいますね。
銀色をイメージして観光に行く人は、多いのではないでしょうか!
年に2回特別拝観がある!
本堂の東隣りにある「東求堂(とうぐどう)」は、義政が持仏堂(日常的に礼拝する仏像や位牌を安置する建物)として建てたものです。
中は4室に分かれており、「同仁斎(どうじんさい)」と呼ばれる書斎は、最古の書院造りとして有名で、国宝に指定されています。
普段は拝観できませんが、年に2回、春と秋に特別拝観があるので、中を見てみたい方は特別拝観の時期に行ってみてくださいね。
<見どころ>
・本堂
・国宝東求堂
・弄清亭(ろうせいてい)
所要時間は30分。
・2021年3月下旬~4月上旬
・2021年4月下旬~5月初旬
10:00~15:30
料金:1000円(別途通常入山料500円)
※特別拝観はガイドが案内し、自由に入ることはできません。
京都観光は銀閣寺へ!
銀閣寺についてご紹介しました。
「銀閣寺の日」があることで、「どういう日なんだろう?」と歴史に興味を持つ人が増えるでしょうね。
歴史を知ると、今度は行ってみたくなるはず!
京都に観光に行く際は、ぜひ銀閣寺にも足を運んでみてくださいね!
訪れた際には御朱印をもらって帰ると思い出が残りますよ!
御朱印帳のための専用ポーチもあったりします。とってもかわいいですね。
ちなみに2月4日の2日後、2月6日は「抹茶の日」です。抹茶が好き!という方はぜひご一読くださいね。
2月6日は抹茶の日!制定された由来や開催されるイベントは?
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