国の神社では、様々な神様をおまつりしていますが、中でも島根県の出雲大社は、縁結びの神社としてとても有名です。

そんな出雲大社では、毎年11月に「神在祭(かみありさい)」というお祭りが行われています。神在祭は全国から神様が集まると言われているお祭り。どんな内容なのか気になりますね。

そこで、

  • 出雲大社神在祭2019年の日程と内容について
  • 出雲大社神在祭の見どころ
  • 出雲大社神在祭の歴史
  • アクセス/駐車場/交通規制情報

…について順に紹介していきますので、ぜひ行かれるときの参考にしてくださいね!

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出雲大社神在祭2019年の日程と内容について

2019年は11月6日から!

出雲大社

出雲大社の神在祭は、毎年旧暦の10月10日~10月17日に行われる神事です。全国から神々が集まって、神議り(かみはかり)と呼ばれる会議を行い、縁結び・人の運命のことなど様々な取り決めを行います。

2019年(令和元年)の旧暦10月10日は今の暦で11月6日。そのため今年の神在祭の期間は次の通りとなります。主なスケジュールもあわせて紹介しますね。

  • 行事名:神在祭
  • 開催期間:2019年11月6日(水)~13日(水)
  • 場所:出雲大社(島根県出雲市大社町杵築東195) 他

▼出雲大社神在祭の主なスケジュール

日付 開始時間 行事 旧暦日付
11/6(水) 19時 神迎神事・神迎祭 10/10
11/7(木) 9時 神在祭 10/11
11時 龍蛇神講大祭 10/11
11/11(月) 10時 神在祭・縁結大祭 10/15
11/13(水) 10時 神在祭・縁結大祭 10/17
16時 神等去出祭 10/17
(11/22(金)) 16時 第二神等去出祭 ※非公開 10/26

旧暦(太陰太陽暦)はかつて使われていた暦ですが、現在使用している暦(太陽暦)とは一ヶ月程度のズレがあります。神在祭は毎年同じ日ではなく、11月~12月始め頃に行われる神事なんですね。

出雲大社神在祭の見どころ

出雲

神様をお出迎えする「神迎神事・神迎祭」

神在祭の初日(旧暦10/10・新暦11/6)の19時には、神迎神事(かみむかえしんじ)・神迎祭(かみむかえさい)という神様をお迎えする行事が行われます。

出雲大社の西1kmにある「稲佐の浜」で神々をお迎えし、出雲大社まで送迎します。

神迎神事では、神籬(ひもろぎ)と呼ばれる二本の榊(さかき)が用意され、神事の儀式により神々が宿ります。そして「龍蛇神(りゅうじゃしん)」と呼ばれる神様が先導して、参拝者とともに神迎の道(かみむかえのみち)を進み、出雲大社神楽殿まで送り届けるんです。

そして、出雲大社の神楽殿(かぐらでん)にて「神迎祭」の神事が執り行われます。

神迎神事は一般の方も見学することができ、稲佐の浜では「神迎御幣(かみむかえごへい)」という白い紙のお守りをいただけます。

見物客で混雑はしますが、とても神聖な儀式。静かに神様のご到着を見守りたいですね。

「出雲大社神迎祭」短編(出雲市大社町)

*1分34秒頃に、二本の榊と「龍神様」が確認できます。神楽の音色が美しいですね。

縁結びの「縁結大祭」!

出雲大社といえば、縁結びのご利益があることで有名です。

神在祭でも「縁結大祭」が行われ、神様に縁結びの祝詞(のりと)をあげて参加者のご縁を願います(旧暦10/15、10/17:新暦11/11、11/13)。

特にご利益が高いということで人気の神事ですが、1ヶ月前からの出雲大社への事前申込みが必要です。良きご縁に恵まれたい方は、申し込んでみてはいかがですか?

神在祭は御忌祭とも

八百万の神々が集結して会議(神議り)を行っているとされるのが、旧暦10月11日から17日までの7日間。この間は、様々な神事が行われるものの、多くの行事については一般の方は参列することはできません。

地元でも、神々に粗相があってはならぬということで、静寂を保つ期間とされています。そのため神在祭は「御忌祭(おいみさい)、お忌みさん」とも呼ばれてるんですね。

神等去出祭

旧暦の10/17:新暦11/13の16時は、神等去出祭(からさでさい)が行われます。

7日間の行事を終えた神々が出雲大社を発つため、お見送りする儀式です。

出雲大社を発ったあとは、

  • 松江市の佐太神社(さだじんじゃ)
  • 斐川町の万九千神社(まくせのやしろ)

と順に神在祭が行われ、神々がそれぞれの国へ戻るとされています。

そして、最終的に旧暦の10/26にも神等去出祭がおこなれます。こちらは、神様が出雲の地を去られたことを大国主に報告する儀式。神官が一人で本殿前にて執り行います。

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出雲大社神在祭の歴史

神様をまとめる役目の神様

出雲大社は神話の時代からあると言われ、867年(平安時代:貞観9年)には既に格式ある神社だったとの記録も残されています。

お祭りしている神様は「大国主(おおくにぬし)」で、「葦原国(あしはらのくに)※」と呼ばれていた日本の土地を守っていた神様です。

※葦原国:神話に基づく日本国土の呼称で、古事記や日本書紀では、葦原中国(あしはらのなかつくに)と記されています。

出雲大社

その後、葦原国は天照大神の孫である天孫ニニギに譲られ、大国主は神様をまとめる役目を受け持つようになりました。そして毎年開催される神々の会議(神議り/かみはかり)は、大国主がいる出雲大社に集まることになったんです。

10月の別名「神無月(かんなづき)」は、神様が出雲で会議を行っているからです。逆に出雲では八百万の神々が集まることから、10月を「神在月(神有月)(かみありづき)」と呼ぶんですよ。

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なぜ旧暦10月に神在祭が行われるのか

神様が出雲に集まるのは旧暦10月となっていますが、その由来ははっきりしていません。

その1つに、全ての神々の母となるイザナミ(伊耶那美神)が、黄泉の国へ去ったのが10月。そのため、イザナミを弔うために神々が10月に集まるようになったという説があります。

他にも、昔は収穫のお祝いを旧暦の10月に行っていたため…など、いくつかの説があります。

アクセスや交通規制情報

公共交通機関でのアクセス

遠方から向かう場合は、島根県出雲市の出雲空港(出雲縁結び空港)へ飛行機で向かいましょう。

出雲空港からは空港連絡バスを利用し、JR出雲市駅まで向かいます。JR出雲市駅からは一畑バスに乗車し、出雲大社連絡所で下車すれば到着しますよ。

また出雲空港からの空港連絡バスには1日2本程度、出雲大社までの直通便(約45分)が用意されています。時間が合えばとても便利なので、飛行機の時間を上手に調整したいですね。

出雲市駅

駐車場について

神在祭期間中は、出雲大社や出雲大社前駅周辺に複数の有料駐車場・臨時駐車場が設けられる予定です。

駐車場 台数
出雲大社外苑駐車場 385台
出雲大社第2駐車場 360台
かめやま広場 100台
古代出雲歴史博物館 244台
みせん広場 111台
神門通り広場 91台
出雲市役所大社行政センター 45台
ご縁広場 180台
臨時駐車場(ご縁広場向かい) 120台
旧大社駅 150台
臨時駐車場(旧大社駅近く) 70台

その他、停車台数は少なめですが、「おもてなし駐車場」と呼ばれる臨時の無料駐車場も複数用意されます。

交通規制について

出雲大社神在祭実施中の土日祝は、勢溜交差点周辺で交通規制が行われます。また、初日の神迎祭の日も、夕方以降交通規制が行われます。


▼交通規制区間(神迎神事・神迎祭)

日にち:2019年11月6日(水)

  • 区間:国道431号線 宮内交差点西側(出雲大社駐車場付近)~稲佐の浜交差点
  • 時間:18:30~20:00(路線バスは除きます)

▼交通規制区間(神在祭期間中の土日祝)

  • 日にち:2019年11月9日(土)・10日(日)
  • 時間:10:00~16:00
  • 場所:出雲大社の境内前の「勢溜交差点」周辺

※東進車両の一方通行になります。

出雲大社の神在祭を静かに楽しもう!

出雲大社神在祭は、全国各地から八百万の神様が集まり会議を行うという神事です。神様が沢山集まっているということは、普段以上にご利益があると言えそうですね。

神在祭では縁結びの行事や、神様をもてなす神楽などが披露されます。ただし神様たちの会議を邪魔しないために静かにするという伝統もあるので、はしゃぎ過ぎには要注意です。

神様の息吹を感じながら、出雲大社神在祭を静かに楽しみたいですね。