分で料理をするようになって気づくのが、料理は手間と時間がかかるという事です。特に揚げ物もたくさん使いますし、一度調理すると次はいいかな〜と面倒になりがち。

しかし、天ぷら・唐揚げ・トンカツなど、揚げ物料理は美味しい物がたくさん!そんな揚げ物は好きだけど面倒と感じる方は、フライパンで揚げ物にチャレンジしませんか?

フライパンで揚げ物をするのは危険だと思われる方も多いですが、注意すべきポイントを守れば大丈夫です。

そこで、フライパンで揚げ物をする利点と揚げる時のコツについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

フライパンで揚げ物をする利点は?

少量の油で揚げられる

フライパンは間口が広く、底が浅い調理器具。そのため直径が小さいフライパンを使うと、その分少ない油で揚げる事が可能となります。

揚げ物が面倒に思う理由の一つが、揚げた後の油の処理。不純物を取り除いて炒め油に使う事もできますが、大量の油は使いませんよね?また油を捨てる際には地元の処理方法に従う必要もあり、そういった面でも揚げ物は敬遠しがちです。

しかし少量の油で揚げ物が可能なら、処理する油も少量になります。油の節約にもなるので、お財布にも優しい調理方法となるんですよ!

新鮮な油で揚げられる

自宅でつくる揚げ物が今ひとつになる理由の一つが、揚げ物油を使いまわすことにあります。揚げ物鍋に油を入れたままにして、揚げ物をしているスボラさんはいませんか?

油は空気に触れると酸化して味が落ちますし、一度使った油も同様に酸化します。揚げ物がなんとなく美味しくないのは、古い油で揚げたことが原因かもしれないんです。

フライパンは他の調理でも使うため、油を入れっぱなしにはできません。そのため、揚げ物のたびに新しい油を使うため、美味しい揚げ物になるんですよ!

時間がかからない

揚げ物専用の鍋は厚手で深いものが多いですが、これは油の温度を下がりにくくするためです。一方で油が適温になるまで時間がかかり、これが揚げ物が面倒に感じる理由の一つになっています。

しかし熱伝導率の良いフライパンを使えば、鍋よりも早く油が適温になります。特に少量の揚げ物の時は、フライパンのほうが時短になるんですよ!

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フライパンで上手に揚げ物をするコツ

油の目安は1センチ

フライパンで揚げ物をする場合、油は1cm~2cm程度で大丈夫です。

目安としては、揚げ物が浸る程度であれば充分。たっぷり油を入れてしまうと加熱に時間がかかりますし、油ハネが激しくなる要因になってしまいます。

揚げるというよりは、「揚げ焼きにするという意識」で具材を揚げましょう。

□揚げ物の上手な揚げ方:少量の油でサーモンフライ

*1分35秒からフライパンが登場。少量の油でもからっと揚がってますね。

強火で手早く、のちに弱火で

次に、油が適温になるまで強火で手早く加熱しましょう。適温になったあとは弱火にし、温度が上がりすぎないように注意します。

フライパンは熱伝導率がよいため、強火のままだと焦げる原因になります。また温度が上がりすぎた場合、発火する危険もありますので、油の温度には十分注意しましょう

なお、温度(適温)の目安は、菜箸(さいばし)を入れた時の泡の出方で判別が可能です。

★菜箸の先から細かな泡が出て、全体的に広がる → 約160度

葉物野菜の天ぷらや、じっくり時間をかけて揚げるイモ類の天ぷらに最適の温度です。

★菜箸全体から細かな泡が出る

→ 約160~170度前後

唐揚げや天ぷらなど、一般的な揚げ物に最適の温度です。

★菜箸全体から大きな泡が出る

→ 約170~180度

短時間で揚げたい魚介類の天ぷらや、水気の多い野菜をさっと揚げるのに最適の温度です。

温度計つきの菜箸などもあるので、はじめのうちは用意したほうが安心ですね。

 

少しずつ揚げる

フライパンは間口が広いため、一度にたくさん具材を入れてしまいがちです。

しかし、一度に入れると温度が下がり、中まで火が通りづらかったりベチャッとした揚げ物になってしまいます。適温を保つためには具材は間隔をあけ、少しずつ入れて揚げましょう

また具材はあまり触らず、1分程度待ってからひっくり返すほうがきれいに揚がりますよ!

フライパンを使い分ける

揚げ物に使うフライパンですが、できればテフロン加工されていないフライパンを使いましょう。

テフロン加工とは、鍋の表面にフッ素樹脂加工を施したもの。具材がくっつかず炒めやすいのですが、空炊きなどで高温になると樹脂が剥がれやすくなる欠点があるんですね。

そのため揚げ物用に使うと、フライパン自体の寿命が短くなる可能性があります。

  • 鉄のフライパン
  • セラミック加工などの高温に強いフライパン

を使うとより安心ですね!

コツを掴んで美味しい揚げ物を!

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げ物は高温の油を大量に使うため、揚げたあとの後始末が面倒だという声がよく聞かれます。

しかしフライパンを使った揚げ物なら、油の量も節約できるので後始末が比較的簡単。油がすぐ温まるメリットもあるため、すぐ食卓に出したいときにも便利ですね

揚げ物は初心者には大変というイメージもありますが、コツをつかめば実は簡単な料理。今日からフライパンを活用して、揚げ物上手になりませんか?