5月5日の端午の節句には、鯉のぼりとともに、鎧兜(よろいかぶと)を飾るご家庭も多いでしょう。
鎧兜はかっこ良いものですが、子供が小さい場合だとついつい触りたがったりするので、何かと大変かもしれません。
そんな時にさっと折って渡したいのが、
新聞紙のかぶと(兜)。
これならやんちゃに扱っても大丈夫ですし、幾つも用意して家族みんなで楽しめますね。
そこで家族みんなで被りたい、新聞紙で作るかぶとの折り方をまとめてみました。
兜(かぶと)の折り方
まずは準備をしよう
まずは新聞紙を用意しましょう。
失敗しても良いように、朝刊2日分あると良いですね。カラー紙面の多いスポーツ新聞があると、折った時にカラフルになりますよ。
ただしスポーツ新聞は大人向けの紙面があるので、事前に確認して取り除いて下さいね。
新聞紙以外ではハサミと濡れたタオルを用意します。
濡れたタオルは、折った後の手を拭くのに重宝しますね。
意外と新聞紙のインクが手につくので、周囲が汚れる前に手を拭くようにしましょう。
遊び終えたらみんなで手洗いをして、インクをきれいに落としてくださいね。
基本のかぶとの折り方
まずは一番有名なかぶとの折り方を説明します。
□かぶとの折り方 – How to make an Oriagami helmet
https://youtu.be/OmF-tghtTDo
- 長方形の新聞紙を正方形に切る。
新聞紙の短い辺を、長い辺にあわせて三角に折ると、重ならない部分が出来上がります。その部分を切り取ると、正方形の新聞紙となります。 - 三角に折った状態の新聞紙を更に半分に折り、折り目を付けて戻す。
- 三角形の長い辺を上にし、折り目を中心に長い辺の両端が下の角に合うように折る。
- 折った両端を上の角に合わせるように、それぞれ上に向かって半分に折る。
- その角を外に折り返す。かぶとの飾り部分になるので、しっかり折る。
- 下の部分は二枚紙が重なっているので、上の一枚を四分の一ほど残して山折りする。
- 残りの四分の一を更に山折りする。
- 重なっていた下の紙を、内側に折り返して出来上がり。
(6)の部分は言葉で説明すると難しいですが、動画を見て実際に折るとすぐに理解出来ると思います。
お子様にも実際に折ってて見せる方が解りやすいですよ。ぜひマスターしてお子様に教えて下さいね。
折る時に気をつけるポイント
かぶとを折るときに、気をつけて欲しいポイントがいくつかあります。
1・折り目はしっかり付ける
紙を折ったら、しっかり押さえて折り目をつけましょう。これだけで仕上がりが綺麗になりますし、しっかりとした出来上がりにもなります。
2・神経質になりすぎない
そしてこれが一番重要なのですが、角が合わなくても気にしない事です。
新聞紙を正方形に切る時点で、適当な正方形になっているので、出来上がりは左右揃いません。
綺麗に揃うかが重要なのではなく、楽しく折ることが重要です。不恰好でも気にせず折りましょう!
かぶとの折り方・応用編
長かぶとの折り方
基本のカブトからの応用になりますが、長かぶとを折ります。
基本のかぶとより頭の入る部分が小さくなるので、お子様に被せるとぴったりしますよ!
□長カブトの折り方 Japanese Traditional Origami Sitting Helmet
https://youtu.be/1XiwBaE7u9g
- 基本のかぶとの折り方の(1)から(3)までを折る。
- 四角形の左右の角を中心部の線に向かって折る。
- 下の角の部分に重なっている紙の、一番上の部分をそれぞれ上に向かって折りあげる。
- 折り上げた紙を、外に向かって折り返す。
- 下の部分の残りの紙のうち、一枚を四分の一ほど残して山折りする。
- 残り四分の一を更に山折する。
- 重なっていた下の紙を、内側に折り返して出来上がり。
(4)から(7)は、基本のかぶとと同じ折り方をしています。
何ヶ所か折り方を変えるだけでかぶとが長くなりますから、きっとお子様はびっくりしますよ。
かっこいいかぶとの折り方
こちらはハサミを使い、更にかっこ良くかぶとを作ります。
新聞紙でも良いのですが、大きい金色の紙を購入して折るとかっこ良いですよ。
■折り紙: 武者兜の折り方 | Origami: Kabuto (Samurai helmet)
https://youtu.be/r8LmD0miuuE
- 基本のかぶとの折り方の、1から3までを折る。
- 基本の折り方の4のようにまっすぐ上に折りあげるのではなく、少し斜め上に折りあげる。
- 折り上げた部分の、内側から三分の一ぐらいの部分にハサミで切れ目を入れる。
- 切れ目を入れた部分の三分の二部分を、それぞれ外側に折り曲げる。
- 基本の折り方の5から7を折って出来上がり。
切れ目を入れる部分に関しては、左右揃えた幅で切ると、出来上がりが綺麗になります。
ですが、定規でしっかり計らなくても、目分量でも大丈夫ですよ。
「ツノ」がある分、見栄えのある出来上がりになるので、ここは大人の腕の見せ所です。
親子でかぶって仲良くお祝い!
新聞紙で作るかぶとなら、
子供から大人までかぶることが可能です。
新聞紙を正方形に切るところからお子様に任せると、ハサミの使い方の練習にもなりますね。
難しい部分はお父さんが折ってあげると、子供に尊敬されること間違いなし!
その上でお子様に教えてあげて、親子でかぶとを折れるようになりましょう。
折った後はみんなでかぶって、端午の節句をお祝いしましょう。きっと良い思い出になりますよ。
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