ゴールデンウィークも終わり、夏休みまでの間は時間が空いたように感じられます。
梅雨の時期も重なりますが、梅雨入り前にどこか出かけたくはありませんか?そんな方におすすめしたいのが、岩手県仙台市で5月に行われる仙台青葉まつり。
伊達政宗公ゆかりの演目もあり、また可愛い踊りが見られるんですよ!どんな祭りか気になりますよね。
そんな仙台・青葉まつりの2024年の日程や見どころ、由来、アクセス情報、交通規制情報について紹介していきます。
仙台・青葉まつりはいつ開催?
仙台・青葉まつりの開催日は、例年5月の第三土曜・日曜日。伊達政宗の命日である5月24日に近く、またすべての方が参加しやすい日程となっています。
2024年(令和6年)の青葉まつりについては5月18日.19日の2日間での予定です。
- 開催日程:2024年5月18日(土)・19日(日)
- 開催地:宮城県仙台市
- 開催会場:
- 5月18日:「宵まつり」(前夜祭)
- 市民広場
- つなぎ横丁
- 勾当台公園
- せんだいメディアテーク
- 仙台マークワンスクエア(パルコ前)
- 元鍛冶丁公園
- 中央通り
- 一番町通り
- 定禅寺通
- 5月19日:「本まつり」
- 市民広場
- 勾当台公園
- せんだいメディアテーク
- 仙台マークワンスクエア(パルコ前)
- 中央通り
- 一番町通り
- 仙台市役所前
- 青葉神社~通町(伊達時代絵巻巡行)
- 東二番丁通~定禅寺通(伊達時代絵巻巡行)
- 5月18日:「宵まつり」(前夜祭)
仙台・青葉まつりの見どころ
仙台すずめ踊り
5月18日の宵まつりでまず見て欲しいのが、定禅寺通りを中心に開催される「仙台すずめ踊り」です。
すずめ踊り自体は、1603年(慶長8年)に仙台城が新築移転した際に、石工達が即興で踊ったのが始まり。この「すずめ踊り」を改良し、市民みんなで踊れるものとして「仙台すずめ踊り」を復活させ、第3回目の仙台・青葉まつりから開始されているんですね。
「仙台すずめ踊り」の特徴は、
- 扇子をもって踊る
- 扇踊りも覚えやすい
など、仙台市民なら誰もが踊れるほどです。
演舞も楽しめる一方で、飛び入り参加ができる時間帯もあるので思い切って参加しませんか?
□すずめ踊り 六軒丁睦
https://youtu.be/sYoYBsDsCek
*演者によってアレンジが入りますので、違いが楽しめますよ!
時代絵巻巡行
5月19日の本まつりで注目して欲しいのが、時代絵巻巡業です。
時代絵巻巡業とは、伊達家臣団が合計11台の山鉾とともに、武者姿で街を練り歩くというとても豪華なもの。ここで登場する伊達政宗は、子孫である伊達家の宗主が担当されるというから驚きです。
その他家臣団の方々も、かつての伊達家を支えた家臣の子孫が主に担当。見応えある鎧武者達は、戦国時代にタイムスリップしたかのようです。
11台の山鉾はやはり見応えがありますね!
一台一台特色が異なり、めでたい象徴である「鯛」を象った山鉾や、大黒天を乗せた山鉾も登場します。また伊達政宗にちなんだ山鉾も多く登場し、特徴的な兜をモチーフにした山鉾もあるんですよ。
□青葉祭り武者行列伊達政宗様
https://youtu.be/OFivvATYv4I
*有名な家臣たちの登場につづいて、12秒頃に登場するのが伊達政宗です!
伊達縁
本まつりでもう一つ見て欲しいのが、勾当台公園(こうとうだいこうえん)の「伊達縁」(だてえん)です。
今日は「仙台・青葉まつり」本まつり。勾当台公園の伊達縁も楽しいよ。 pic.twitter.com/f8U2V5FRfF
— 風の庄助 (@nobunobu1958) 2014年5月17日
この伊達縁の特徴は、
- 伝統工芸品の制作風景を間近で見られ、その場で購入もできる
- 縁日らしく射的やお化け屋敷がある
- 寄席や茶席もある
といったこと。
江戸時代のお祭りに迷い込んだかのようで、大人から子供まで楽しめますよ!
仙台・青葉まつりの起源は?
江戸時代から続く
仙台・青葉まつりの起源をたどると、1655年(承応4年)に始まったという記録が残されています。
当時は青葉地区(現在の仙台青葉区)にある、東照宮の例祭「仙台祭」として始まったもの。最大で70基の山鉾が街を練り歩く賑やかなお祭りで、仙台藩も後押ししていたほどなんですよ。
やがて明治時代になると、初代仙台城主・伊達政宗の命日である5月24日に合わせた日程に。この頃より、「青葉まつり」と呼ばれるようになりました。
没後350年に合わせて
長く親しまれてきた青葉まつりですが、昭和40年代に入ると一度途絶えることに。当時の交通事情で、山鉾の運行が難しくなってしまったからです。
しかし1985年(昭和60年)の「伊達政宗没後350年」に合わせて、お祭りが復活。この時にかつてのお祭りを引き継ぐ形で、「仙台・青葉まつり」の名称になり、市民のお祭りという側面が強くなりました。
仙台・青葉まつり再開後の1987年(昭和62年)には、大河ドラマ「独眼竜政宗」が放映されて政宗ブームが到来。その結果、全国から観光客が訪れる、春の仙台を代表するお祭りになったんですね。
仙台へのアクセス
公共交通機関でのアクセス
仙台青葉まつり期間中は山鉾巡業やすずめ踊りの披露もあり、仙台駅周辺の各所で交通規制が敷かれます。そのため仙台へは、公共交通機関の利用を強くおすすめします。
東京方面から仙台へ向かう場合、新幹線の利用が一番便利。
東北新幹線で仙台駅まで向かいましょう。仙台駅を降りたら徒歩15分で定禅寺通り・勾当台公園に到着します。
あるいは、仙台駅から地下鉄で勾当台公園駅まで行けば、下車後、勾当台公園は目の前です。
□勾当台公園
駐車場と交通規制について
仙台青葉祭り向けに用意されている専用の駐車場はありません。近隣の有料駐車場を利用することになりますが、交通規制もあり道路は大変混雑します。
会場は駅からも近く交通の便の良いところなので、仙台駅から離れた別の駅に停めて、パーク&ライドすることをおすすめします。
なお、交通規制は次の通りになります。(過去の内容です)
参考リンク:TOSEI_2022access.pdf (aoba-matsuri.com)
杜の都に遊びに行こう!
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岩手の仙台は別名「杜の都」とも言われ、特にこの春の時期は若葉の柔らかな緑が私達を出迎えてくれます。
そんな時期に開催される仙台・青葉まつりは、仙台市民が敬愛する伊達政宗が深く関係したお祭り。
愛らしく楽しい仙台すずめ踊りや、勇猛果敢な時代絵巻巡行に山鉾。いずれも素晴らしいものばかりで、あっという間に時間がすぎてしまうかも。
梅雨入り前の素敵なひとときを、仙台・青葉まつりで過ごしませんか?
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