なにか伝えたいことがあれば、すぐにメールやLINEで事足りるようになった現代。しかしビジネスでは封書を送ることはよくありますし、旅行先で手紙やはがきを書くのも素敵です。
封書を送るには切手が必要ですが、最近ではどこに貼るのかわからないという声も。また知っていたつもりで間違っていた・・なんてこともあるので、改めて確認しませんか？
そこで切手の正しい貼り方や複数枚の場合の貼り方、また状況別の切手の選び方について紹介します！
切手の正しい貼り方
縦長の封筒の場合
ビジネスシーンで使う封筒は、縦長の「長3封筒」を使うことが多いかと思います。
この様な縦長の封筒に切手を貼る場合は、どうすれば良いのでしょうか。
縦長の封筒の場合、上部中央から右に赤枠で郵便番号を書く欄があります。そして左上に空白がありますが、その部分に切手を貼ります。
ただし左上であればどこでも良いのではなく、
・横3.5㎝×縦7㎝
の範囲に貼らなければなりません。
これは郵便局で消印を押す機械が、この範囲にある切手を認識するシステムだから。範囲外に貼られた切手は一度弾かれ、人の目で確認されて改めて消印が押され郵送されます。
なので範囲外に貼っても一応大丈夫ですが、このひと手間があるために、相手方へ届くまでに時間がかかる可能性があります。また相手方から見ると、常識を知らないと印象づいてしまうことも考えられます。
見栄えよく封筒に対してまっすぐになるように、所定の位置に切手は貼りましょう。
横長の封筒の場合
一方で洋封筒と呼ばれる、横長の封筒もあります。結婚式の招待状や、可愛いレターセットに入っている物でお馴染みですね。
横長の封筒の場合、縦長と同じく「左上」に切手を貼る方が多いかも知れません。
しかしこれは間違いで、
・右上の縦3.5㎝×横7㎝
の範囲に貼るのが、横長の封筒を使う場合の正しい貼り方となります。
これは機械で消印を押す際に、縦長の封筒と同じように揃えてしまうから。この位置が横長の封筒を縦にした時に、ちょうど左上に位置になるので推奨されています。
ただし縦長の封筒の時と同じく、所定外の位置に貼っても郵便は届くので安心して下さい。
ちなみに郵便番号ですが、赤枠がある場合はそこに記入。赤枠がない場合は上部やや左側に記入すれば、きちんと認識してもらえます。
封筒に複数枚切手を貼る場合は？
縦長封筒の場合
料金などの関係で複数の切手を貼る場合、どうすれば良いのでしょうか。
縦長封筒の場合は「左上・横3.5㎝×縦7㎝」の範囲に収まるように、縦に並べて貼ります。
ただし、3枚・4枚と枚数が増えた場合、3.5×7㎝の範囲からはみ出すこともあります。その場合でも縦に貼るのがマナーですし、消印も局員さんが手作業で押すので大丈夫です。
横長封筒の場合
横長の封筒の場合は、縦ではなく横へと並べて貼ります。
「縦にした時に、縦長封筒と同じ位置になるように」と覚えておくと、間違えないですね。
状況別！素敵な切手の選び方
ビジネス用には
ビジネスで使用する切手は、一般的な切手が望ましいです。一般的なというと難しく感じますが、いつでも郵便局で購入できるものと考えて下さい。
ワンランク上を狙うなら、ふるさと切手で地元アピールという方法も。
しかしそういった工夫よりも、
- 無難であること
- 宛名などが間違っていないこと
の方が大切です。
冠婚葬祭には
結婚式の招待状や法事の案内などに使う切手は、通常の切手でも構いません。
しかし慶事用・弔辞用にデザインされた切手があるので、そちらを使うのがより望ましいです。
また結婚式の招待状でしたら、「フレーム切手」を利用する方法も。これはお気に入りの写真を切手にしてもらえるもので、フレームなども選べます。
二人の顔写真で作った切手で招待状を送れば、きっと相手も驚きますよ。
可愛く使いたい切手あれこれ
最近では可愛いキャラクターの切手も、記念切手として多く販売されています。
現在では入手困難ですが、かつてはミッフィーの切手も販売していたほど。レターセットと切手を同じキャラクターで揃えるなんて言うのも夢ではないですよ。
また世界遺産や日本各地の観光名所も、よく記念切手として販売されています。旅行先から手紙を出す際に、観光名所がデザインされた切手を使うのも素敵ですね。
切手は意外と見られている
【関連記事】
最近では年賀状も出さない方が増えたため、郵便を利用する機会が減りつつあります。
しかし、郵便の出し方・切手の貼り方は、マナーとして知っておくべき事柄。減ったとはいえビジネスシーンでは今でも使いますし、こういう場面でこそ人は意外と見ています。
- 切手の位置がおかしかった
- 雑に曲がった貼り方をしていた
というだけで印象を損ねてはもったいない。正しい切手の貼り方を覚えて、相手方に良い印象を与えたいものですね！
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