レター

味と実益を兼ねて懸賞に応募するという話をよく聞きますが、はがきでの応募が現在でも主流ですね。

人によっては毎月100枚近く、応募はがきを送るという人もいるほど。そうでなくても、お世話になっている方に季節のあいさつ文を送る時など、ハガキを使う機会もまだまだ多いのではないでしょうか。

そんなはがきには種類がいくつかありますが、どんな違いがあるのか、良くわからないという方も多いかもしれません。

そこで、官製はがきとはどういうものなのか?また郵便はがきとの違いや、私製はがきについても合わせて紹介します。ぜひ覚えてくださいね!

官製はがきとは?

切手をはらずにそのまま出せるハガキ

官製はがきとは、一般的には郵便局などで販売しているハガキの事を指します。

その特徴は、左上に切手のような印刷があり金額が書いてあること。これが切手の代わりとなり、そのままポストにだすと配達してもらえる仕組みとなっています。

郵便ポスト

ただし郵便料金の改定などで、ハガキの配達料金が変更される場合もあります。最近では2019年10月1日にハガキの配達料金が値上がりし、1通63円となりましたね。

もし古い官製はがきを使用する際は、左上の数字を確認することが必要です。最新でない場合は、不足金額分の切手を貼って出すようにしましょう。

官製はがきは販売されてない!?

意外と知られていない事ですが、現在では「官製はがき」は販売されていません

というのも官製はがきの「官製」とは、「政府が制作している」という意味。かつて郵便局は、郵政省が管轄する国の機関でした。しかし段階を踏んで組織が変わり、現在は「日本郵便株式会社」という民間企業になっています。

そのため現在の郵便局が製造しているはがきは、官製とは言えないのです。

郵便はがきとは?

郵便はがき=昔の官製はがき

では現在の郵便局が製造しているはがきは、どういった名称となるのでしょうか?

それは郵便局が製造しているので、郵便はがきとなります。

とは言え、はがきの名称が変わっただけで、官製はがきと郵便はがきは同じものなんです。郵便はがきは、官製はがきと変わらず、内容と宛先を記入したらそのままポストに投函できるんですよ。

郵便はがきの種類

かつての官製はがき、現在の郵便はがきには、いくつか種類があるのをご存知でしょうか?まず一般的にはがきというと思い浮かべる、無地のはがきがあります。

そして、ハガキに季節の風景やイラストが印刷された、絵柄入りのはがき。年末に郵便局で販売する年賀状や、暑中見舞い用の「かもめ~る」も郵便はがきの一種です。

さらには、相手から返事をもらいたい時に用いる、往復はがきも郵便はがきとして販売されています。

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官製はがき(郵便はがき)で年賀状を出していいの?

年賀と記入すればOK

年賀状には「年賀はがき」を使用しますが、官製はがき(郵便はがき)で代用は可能なのでしょうか。その答えは、「赤字で”年賀”と書き加えれば、年賀はがきとして使用できる」です。

年賀はがきは12月の特定期間内に投函すると、1月1日に配達されます。この時に年賀はがきかどうかを見分けるのが、切手部分の下にある「年賀」の赤文字。そのため普通の官製はがきでも、年賀の赤文字を入れれば年賀状として認識されます。

年賀状

年賀状は普通のはがきとして使える?

また逆に、年賀状やかもめ~るも、通常の郵便はがきとして使用が可能です。とはいえ、友人知人に対して使うのは常識的でないので、懸賞はがきなどに使うと良いですね。

ただし年賀状に関しては、正月前の12月に使用すると年賀状と誤認されます。なので年賀の部分を黒線などで消すか、12月には使わないようにしましょう。

ちなみに私製はがきとは?

切手が必要なはがき

ちなみに郵便局以外でも、絵葉書などの「私製はがき」が販売されています。

私製はがきは、切手を貼ることで「はがき」として使用できるもの。切手のいらない官製はがきとは違うので、必ず切手を貼ってから投函しましょう。

はがきを書く

私製はがきは大きさと重さが重要

私製はがきで注意したい点としては、大きさ重さがあります。

実ははがきには規格があり、これが守られていないと「はがき」として扱われません。

その規格とは、次の通りです。

  • 紙質と厚さは官製はがきと同等で、宛名面が白か淡色のもの
  • 長辺が14㎝~15.4㎝、短辺が9㎝~10.7㎝
  • 重さは2g~6gの間
  • 宛名面の最上部中央に、「郵便はがき」又はこれに類する文字があること

サイズオーバーや重量オーバーしたしまった場合、封書の扱いとなるので注意が必要です。ちなみにこの規格を守れば、自分ではがきを作ることも可能なんですよ。

私製はがき

はがきの特徴を把握して

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がきは無くても不便はしませんが、あると応募したい懸賞を見つけた時にすぐ出せます。また旅先で絵葉書を友人に送るのも素敵ですし、何より年賀状はハガキがなくては困りますよね。

官製はがきや郵便はがきは切手がなくてもすぐ送れるので、常備しておくと便利です。私製はがきはデザインが素敵な一方で、切手を貼らないと使うことができません。

メールやLINEなどが普及している現代ですが、ハガキのそれぞれの特徴をしっかり把握して、生活の一部に取り入れたいものですね。

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