
子供の頃に車やバスなどに乗ると、乗り物酔いをしてしまって辛かった・・という経験を持つ方は、多いのではないでしょうか?
そんな車酔いも大人になるにつれて自然と平気になってくるもの。しかし中には大人になってもまだ乗り物酔いがひどく、車に乗るのが苦痛という人も。
一度車酔いで気分が悪くなると、せっかくのドライブや旅行が台無しになってしまいかなません。出来ればなんとかしたいですよね。
そんな大人の車酔いの原因と、なるべく酔わないようにする対策をまとめましたので紹介します。
大人の車酔いの原因は
三半規管?
乗り物酔いの原因として、乗り物の揺れに対して体の平衡感覚がずれてしまう事が挙げられます。
特に子供の乗り物酔いは、平衡感覚を司る「三半規管」が弱いからおきると言われています。通常は、三半規管は成長とともに丈夫になり、多少の揺れでもバランスが取れるようになります。ですので、大人になるにつれて車酔いになりづらくなっていくものです。
ですが、大人でも三半規管があまり丈夫でない人や、バランス感覚が取りづらい人もいます。そういった場合、比較的乗り物に弱く、車酔いしやすい体質となってしまうのです。

疲れが溜まってる?
移動距離の長い乗り物に続けて乗車すると、車酔いしてしまうという話もよく聞きます。
この場合に考えられるのは、疲れによる体調不要が原因の車酔い。
また体が弱ってくると、相対的に三半規管などの動きも鈍くなってきます。長時間の乗車は体力を消耗しますし、寝不足などで疲れが残っていると体が弱ってしまいます。
そうすると、普段は大丈夫なのに、疲れが原因でバランス感覚が崩れてしまうことにもなるんですね。
スマホ、使ってませんか?
よく車内でスマホを使う人がいますが、これも車酔いの原因となります。
近い距離で小さな画面を集中して見続けると、平衡感覚が崩れやすくなってしまいます。スマホはや読書もそうですが、外の景色を見る時にも要注意。
遠くの景色を見るには良いのですが、流れていく近い景色を見続ける事も車酔いを呼び込んでしまいますよ。
その車内、匂ってない?
車内にいい香りのカーコロンを置く人がいますが、これも場合によっては車酔いを引き起こします。強すぎる香りは、不快な香りと感じてしまい、それが原因で体調が崩れてしまうこともあります。
他にも、ガソリンの匂いやエアコンから出るカビの匂い、同乗者の体臭も不快に感じることも。
車内でお弁当を広げた時の匂いも、車酔いを引き起こす場合があるので注意が必要です。
過剰な不安が酔いを呼ぶ
車酔いしやすい人の大半は、当然ですが車酔いをしたことがある人。
そのため乗り物に対して不安を感じ、一種のトラウマとなっていることも考えられます。過去の経験から車酔いするものだと無意識で考えてしまい、体調不良になってしまう場合もあります。
大人の車酔いの対策は
体調を整えよう
車に乗る前日は、しっかり体を休めて体調を整えましょう。
特に睡眠不足だと翌日に疲れが残りやすく、乗車中の疲労が溜まって車酔いとなってしまいます。
「ゆっくりとお風呂に入って疲れを癒し、たっぷり眠ってすっきり起きる」
これだけのことでも、車酔いは予防出来るんですよ。

薬やツボの力を借りよう
酔い止めの薬も、車酔い防止には効果的です。
中には眠くなる成分が含まれているものもありますが、眠ったほうが酔いづらい場合も。必ず説明書を読んで、正しく薬は飲みましょう。
それでも酔いそうな時は、ツボを刺激してみましょう。
手のひらの付け根から約3センチぐらい肘寄りの部分に、酔い止めのツボがあります。
 「内関」というのですが、ここを押すことで車酔いを和らげる事が可能です。
またこちらの動画のように、酔い止めバンドを使って、ツボを刺激するのも効果的ですよ。
■シーバンド(酔い止めバンド)正しい装着方法
服装をチェックしてみよう
ウエストのきつい服装は、締めつけ感があって血流が鈍りがち。そうなると疲労物質が体にたまりやすくなって、どうしても酔いやすくなってしまいます。
他の人から見えないのならば、ウエストは緩めて乗車するとそれだけでも違ってきます。乗り物酔いの前兆がある時にも、首元を緩めたり、ベルトを外すだけでかなり楽になりますよ。
ポジション取りが大切!
乗り物に乗る際の位置取りも、車酔い対策にはとても重要です。
・車・・・窓側の席に座る
走行中は遠くの景色をぼんやり眺めるようにしましょう。・電車・・・進行方向に向かって座る
景色に惑わされないので酔いにくくなります。・バス・・・真ん中付近の席で窓側に座る
車輪の真上の席は揺れやすいので真ん中付近の席がオススメ。また窓側に座りましょう。
飲食に気をつけよう
空腹状態や満腹状態だと、胃に負担が掛かり酔いやすくなってしまいます。
車に乗る前には、軽い食事を済ませておくと安心です。
また、車内で食事を取ることは、匂いが充満することで酔いを引き起こしやすくなります。窓を空けて空気を入れ替えるなどして、匂いが残らないようにしましょう。
自信を持とう
最後に重要なのは、「自分は車に酔わない」という強い心です。
前の日にたっぷり眠り、乗車前に軽く食事もとった。場所取りもOKで、酔い止めの薬も飲んだ。楽しく過ごせる友人も同乗しているのであれば、後はもう怖いものなどありませんね。
必要以上に不安に思わない事が、車酔い対策ではとても重要なんです。なので、自信を持って、楽しくお出かけしてくださいね。
| 
 | 
コメントを残す