メイクをする人にとって気になるのが、メイク落としのクレンジング。
メイクが肌に残ったままだと、肌トラブルの原因となってしまいます。
そこでクレンジング剤が必要となりますが、商品によっては「ダブル洗顔不要」と書いてあることが。
ダブル洗顔を行うのが当たり前だと思いがちですが、本当のところはどうなのでしょう?
クレンジング時のダブル洗顔は本当に不要なのか、あるいは必要なのかを検証してみました。
ダブル洗顔とは
洗顔2回はダブル洗顔ではない
ダブル洗顔とは「クレンジング剤でメイクを落とした後に、石鹸等で洗顔を行うこと」を指します。
その目的はメイクを落とすためで、顔を丁寧に洗うものではありません。
そのため、すっぴん状態の顔を石鹸などで2回洗っても、ダブル洗顔とは言いません。
クレンジング剤とは
クレンジング剤とは、メイクの主成分である油分を溶かしだす効果のあるもの。ほとんどの化粧品には油分が含まれ、これがメイクを長持ちさせる効果となります。
油分を落とすクレンジング剤にもまた油分が含まれる為、クレンジング後には通常の洗顔が必要。
これが「ダブル洗顔」と呼ばれる、クレンジング剤と石鹸で2回の洗顔なんですよ。
一方で成分を工夫することで、油分を減らしたクレンジング剤もあります。こちらの場合は、ダブル洗顔が不要とする場合がほとんどです。
ダブル洗顔は必要か不必要か
ダブル洗顔のメリット
では、ダブル洗顔を行うメリットには、どの様なものがあるのでしょうか。
□種類の違う汚れを落とせる
ダブル洗顔のメリットは、油性と水性の汚れをしっかり落とせることです。
クレンジング剤はメイクなどに代表される、油性の汚れに対して効果を発揮。
一方の洗顔フォームなどは、皮脂汚れや角質などの水性の汚れに効果を発揮します。
このように得意分野が異なるため、一方だけではお肌の汚れを落としきれません。なのでダブル洗顔を行う事で、素肌きれいに洗い上げることが可能となります。
□クレンジング残りを防げる
クレンジング剤でメイクを洗い流しても、お肌がすっきりしない感じが残りませんか?
これはクレンジング剤の油分が、毛穴などに残ってしまった証拠。
そこでもう一度石鹸で洗うことで、メイク汚れやクレンジング剤の残りをすっきり洗顔。
こうすることでお肌に汚れを残ず洗い流せますし、肌トラブルを予防できるんですよ。
ダブル洗顔のデメリット
一方でダブル洗顔には、デメリットもあります。
□洗いすぎ
実はクレンジング剤自体にも、水性の汚れを落とす効果があります。そのためクレンジング剤で洗い終えた時点で、皮脂汚れなどの水性汚れもある程度落ちています。
そんな肌にもう一度洗うのは、お肌に必要な潤いを奪い取る結果を招く結果に。洗顔後に肌が突っ張る・ピリピリするのは、必要以上に皮脂が奪われてしまった証拠なんですよ。
□肌に余計な刺激が
アイメイクなどを落とすときなど、クレンジング剤で丁寧にマッサージを行なって洗い流します。この時のお肌には必要以上の負荷がかかり、お肌のくすみや皮がめくれる原因に。
そんな状態で石鹸の泡を付けてゴシゴシ洗うと、更に肌全体に強い刺激が。汚れをきれいに落とす以上に、強い刺激を与えてしまい肌荒れを招いてしまいます。
ダブル洗顔は不要か?必要か?の結論
「ダブル洗顔は、不要か?必要か?」
ですが、その時のメイクにより異なります。
がっちりメイクの場合は
ウォータープルーフなどの汗や水に強いメイクや、アイメイクなどをしっかり行なっている場合。
これらはクレンジングオイルでないと、メイクがきれいに落とせない可能性があります。そしてこのタイプのクレンジング剤は、ほとんどが「ダブル洗顔」を必要とするタイプ。
ですので、ダブル洗顔を行い、お肌にメイクが残らないようにしましょう。
ただしクレンジング剤を使う時はこすらず、優しく肌に触る事を徹底することが肌を守るコツです。
・目元のクレンジング アイメイクの落し方
https://youtu.be/bFIQ6Eu-PdM
*アイメイクだけ先に落とす事で、お肌に負担をかけにくいダブル洗顔が可能となります。
お肌が弱い人は
一方で、ファンデーションと口紅のみのメイクの時や、お肌が弱くてメイクを極力行わない人の場合。
こちらはダブル洗顔を必要とするクレンジング剤では、汚れ以上に潤いを奪ってしまいます。
そのためダブル洗顔が不要なクレンジング剤で、一度だけ優しく顔を洗いましょう。
こうすることでメイクや肌の汚れを落としつつ、お肌の潤いを残せます。
肌の状態とメイクで使い分け!
ダブル洗顔は、メイク汚れとお肌の汚れを落とすためには欠かせない洗顔方法。
特にしっかりメイクを行う人は、ダブル洗顔を行なってメイク残しが無いようにしたいですね。
一方でしっかり汚れが落とせるという事は、お肌の潤いも奪いやすいということ。軽いメイクの時までダブル洗顔を行うと、肌トラブルの原因にもなりかねません。
お肌の調子を見てメイクを変え、メイクの状態に合わせてダブル洗顔を行うかを選びたいですね!
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