お腹が弱い人にとって、食事は時として「大丈夫だろうか」と不安になりつつ食べることも。気をつけていたはずなのに、それでもお腹が痛くなってしまうことはありませんか?
お腹が痛い時はお腹をいたわってあげたい時。まずは食べ物でいたわりたいですね。また日常生活で気をつける点や、避けたほうが良い食べ物があるのなら覚えておきたいところ。
腹痛の時に効果のある食べ物や、日常で出来る予防策などを紹介します。
腹痛によい食べ物
りんご
お腹が痛くなりがちな方に、まずおすすめしたいのがりんごです。
腹痛にも種類があり、下痢を伴う場合や、逆に便秘でお腹が痛い場合もありますよね。実はりんごは、お腹が緩い時も、詰まり気味の時にも効果があるんです。
その秘密は、りんごに含まれる「ペクチン」という成分。ペクチンは食物繊維の一種で、腹痛の原因になりやすい悪玉菌を退治する効果があります。しかも食物繊維なので、腸内の老廃物もきれいに掃除する効果が。
なので腹痛に対して、幅広く対応できるんですよ。
りんごのペクチンは皮付近に多く含まれています。できるだけ皮ごと食べたり、まるごとジュースにして飲む事をおすすめします。
はちみつ+ヨーグルト
腸内環境を整える代表的な食べ物と言えば、ヨーグルトはかかせません。
これはヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌が、腸に欠かせない菌だから。これらが腸で増えることで、悪玉菌をやっつけてくれて腹痛が起こりにくくなるんです。
ヨーグルトはそのまま食べても美味しいですが、はちみつをプラスすると更に効果的。はちみつには強い殺菌効果があり、腸内の悪い菌を撃退する効果があります。更にはちみつの糖分は、ビフィズス菌の「ごはん」となります。
なのでヨーグルトとはちみつを一緒に取ることで、悪い菌をやっつけて善玉菌がたくさん増えるんですね。
梅干し+番茶・烏龍茶
下痢気味でお腹が痛い時には、梅干しが効果的です。
梅干しには強い殺菌作用があり、お弁当のご飯に入れることで食中毒を防ぐ効果も。当然腸内の悪い菌を殺菌するので、腹痛の原因が取り除けます。
そのまま食べると酸っぱい梅干しですが、細かくしてお湯で入れると飲みやすくなります。この時、番茶や烏龍茶で割ると更に効果的。というのも番茶などに含まれるタンニンが、腸の粘膜を保護する効果があるからです。下痢で荒れてしまった腸壁を保護するので、自然と痛みがおまりますよ。
□インスタントではない梅昆布茶の入れ方
https://youtu.be/AczIWL_KJvk
*昆布を入れて「梅昆布茶」にしても、美味しくいただけますよ。
これは食べちゃだめ!
逆にお腹が痛い時には、できるだけ控えたい食べ物もいくつかあります。
その代表格が腸に負担がかかってしまう、脂肪分の多い食べ物。唐揚げなどのお肉を揚げた物や、生クリームたっぷりのケーキ類は控えましょう。また激辛系の食べ物は、荒れた胃腸が更に荒れてしまうのでNGです。
体質によってはお腹がゴロゴロしてしまう乳製品は、実は腸にはプラスになる食べ物。体質のこともあるので、無理のない範囲で少しだけいただきましょう。
腹痛の予防方法
お腹も体も冷やさない
腹痛の予防方法でお薦めしたいのが、腹巻です。
お腹が冷えると腹痛が起こりやすくなるのは、お腹を中心に体が冷えてしまうから。まずは腹巻でお腹をカバーして、常に暖かくしましょう。
最近では薄手で衣服に響かないタイプもありますし、インナーと一体型の腹巻もあります。夏の暑い季節でもお腹は冷えがちですので、お腹だけは温めましょう。
またお腹を温めても他が寒いと、冷えた血流がお腹に回って結果的に冷えてしまいます。なるべく体全体も暖かくして、体温は高めをキープしましょう。
腹八分目で
お腹が痛くなりがちなときは、自分でも食べ過ぎたかなと思う時ではありませんか?暴飲暴食はお腹に負担をかけてしまい、腹痛の原因となってしまいます。
なので食事はよく噛んで腹八分目を心がけると、脂っこい物でもお腹に負担が掛かりません。
腹痛以外にも食べ過ぎが原因の万帽子にもなるので、食事は良くかんでいただきましょう。
大丈夫、お腹痛くならないから!
大事な試験を控えた時や、プレゼン直前に腹痛になる人はいませんか?
精神的なストレスも、腹痛の原因となります。そう言った方に多いのが、自分は腹痛になりやすいと思い込んでしまうこと。思い込みがストレスとなって腹痛となるので、あまり思いつめるのはよくありません。
「腹痛になったらどうしよう」ではなく、「腹痛になんかならない」とポジティブに考えましょう。
様子を見て対策を
腹痛はお腹が弱っていたり、無理をした時に体が出すサインの一つ。薬で止めても良いですが、自然に任せて出してしまえば楽になる事もあります。
また日常的な食生活を見なおして、大丈夫と自信を持てば腹痛もかなり防げます。
とはいえ激しい腹痛が起きた場合は、我慢せずに病院へ行くのを忘れずに。軽い腹痛でも長く続くようなら、病院で原因をはっきりさせたが方が安心ですよ。
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