醍醐桜の巨木

お花見と言えば、千本桜のような沢山の桜を楽しめる名所を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。

しかし、昔は観桜と言えば、神社の境内や庭先に単一で植えられた「一本桜」を楽しむことの方が一般的だったんですよ。

岡山県の真庭市(まにわし)にある「醍醐桜」(だいござくら)も、一本桜のひとつ。山里にあって天に向かってそびえたつ、新日本名木百選にも選ばれた見事な桜です。

そんな醍醐桜の由来、見頃予想、見どころ、アクセス・駐車場情報について紹介していきます。

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醍醐桜とは?

醍醐桜(だいござくら)とは、岡山県北部の真庭市(まにわし)にあるアズマヒガンと呼ばれるヒガンザクラの1種の大木で、1972年(昭和47年)に岡山県の天然記念物に指定されています。

その醍醐桜は、

  • 樹高      …18m
  • 幹周り(目通り)…7m
  • 根本周囲    …9.2m
  • 枝張り     …東西南北20m

と言う巨木で樹齢は700年とも1000年以上とも言われています。

醍醐桜と言う名前は、1332年(元弘2年)、元弘の乱により醍醐天皇が隠岐に流される途中、この地に立ち寄り、一本桜の美しさを賞賛したという言い伝えに由来します。

醍醐桜は、丘の上にそびえ立つ孤高の一本桜。その美しい姿は広く知られ、毎年の開花シーズンには、多くの観光客でにぎわいます。

醍醐桜の木

醍醐桜の開花・見頃予想

平年より少し早く

醍醐桜の見ごろは、例年4月上旬から4月中旬にかけてです。満開時にはかわいらしいピンク色の花を木いっぱいに咲かせます。

2018年は、3月29日開花、4月3日満開でした。醍醐桜は岡山平野部より数日遅れて開花しますが、最近の暖冬傾向から開花時期は早まる傾向にはあります。昨年は全国的にも記録的に早い開花でしたね。

ちなみに、醍醐桜の過去5年の開花日・満開日は次の通りです。

年度 開花 満開
2018年度 3月29日 4月3日
2017年度 4月8日 4月10日
2016年度 4月1日 4月4日
2015年度 4月1日 4月4日
2014年度 4月2日 4月4日

2019年は長期予報を見ると、今年の冬はやや高い気温が推移しており暖冬傾向です。3月以降の天気にも左右されますが、平年に比べるとやや早めの開花になりそうです。

ただ記録的に早かった去年ほどにはならないと思われますので、開花は4月1日(月)頃、見頃は4月4日(木)頃になるのではと予想されますね。

醍醐桜の見どころ

圧倒的な迫力

醍醐桜は、樹齢1000年とも言われるだけに、圧倒的な迫力と存在感、そしてご神木と言えるような神々しさに引き込まれます。

また醍醐桜には横に普通の(?)桜もあるのですが、これは「二代目」とのこと。「普通」とは言っても、立派な桜の木です。

尚、醍醐桜の開花状況は以下の自動音声案内で確認可能です。予め行かれる前にチェックしておくと確実ですね。

観光テレフォンサービス:0867-52-1503

□岡山 醍醐桜

*こちらの動画では様々なアングルから醍醐桜を撮られています。

醍醐桜まつり

4月上旬頃から中旬にかけて、桜の咲いている期間中「醍醐桜まつり」が開催されます。

醍醐桜まつり期間中は、一本桜付近の休憩所で、地元住民らによる軽食や農産加工品の販売などが行われます。例年醍醐桜にちなんで、桜のソフトクリームやたいやきなども販売されているので、ぜひ食べてみてはいかがですか?

ライトアップ!

醍醐桜が5分咲きになると、夜間にはライトアップが実施され、夜9時まで夜桜を楽しむことができるんです。

ライトアップされた一本桜の姿は格別ですね。

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醍醐桜へのアクセス情報

基本情報

醍醐桜の基本情報は次の通りです。

  • 住所:岡山県真庭市別所2277
  • お問合せ:0867-52-1111(真庭市役所落合振興局)
  • 開花状況確認:0867-52-1503(観光テレフォンサービス)

車で行く場合

桜の開花期間中は大変混み合うため、公共機関の利用がおすすめなんですが、最寄りの月田駅・美作落合駅から車でも20分~40分程度はかかります。タクシーを利用するかもしくは自家用車で行くのが無難ですね。

  • 中国自動車道の落合IC~国道313号を西へ~県道84号経由で約40分
  • 中国自動車道の北房IC~国道313号を東へ~県道84号経由で約30分

駐車場は?

駐車場は5箇所あります。

駐車場 台数 金額 醍醐桜まで
第1駐車場 35台 500円 近く
第2駐車場 70台 500円 近く
第3駐車場 30台 300円 あと2km
下諏訪神社駐車場 (不明) 300円 あと2km
カタクリ駐車場 (不明) 300円 あと3km

停車台数もあまり多くなく、桜の見頃時期になると平日でもかなり混みます。狙い目の時間は平日の朝早くに行くのがおすすめですね

なお、第3駐車場・下諏訪神社駐車場・カタクリ駐車場は醍醐桜から少し距離がありますので、ハイキングもあわせて楽しみたい場合は、この3箇所の駐車場に停めましょう。一番遠いカタクリ駐車場からだと、片道徒歩40分ほどです。

電車で行く場合

  • JR姫新線「美作落合駅」(みまさかおちあいえき)下車 、タクシーで約40分
  • JR姫新線「月田駅」(つきだえき)下車 、タクシーで約20分

「一本桜」を楽しもう

醍醐桜の姿

在のような、たくさんの木に咲いた桜の花を団体の宴会で楽しむお花見スタイルは、実は明治以降に一般的になったスタイルです。

たくさんの桜を植えて楽しむためには「財力」が必要なため、お花見と言えば、お寺や領主さまの庭先に植えた一本の桜を愛でることだったわけです。

やがて天然記念物の概念が紹介され、一本桜の保護・育成が言われるようになり、一本桜は、天然記念物に指定されるようになります。今では、一本桜、千本桜ともに、それぞれの美しさを楽しむものになっています。

たくさんの桜も良いですが、一本桜の神々しいまでの美しさもまた格別。今年は「一本桜」を楽しんでみませんか?