革靴は大切に扱うと、20年以上履き続けることができます。ブランドによっては靴底などの交換も行っているので、一生付き合える「友」ともなれますね。
しかし革靴の場合、履き始めはどうしても硬く、靴ずれをおこしてしまうことがあります。履き続ければ柔らかくなるとは言いますが、できれば早く柔らかくしたいですよね。
そこで、革靴や革のブーツを柔らかくする方法を4つ紹介しますのでぜひ覚えてくださいね!
硬い革靴やブーツを柔らかくする方法
ドライヤーで柔らかくする
もしつま先が痛かったり、革靴の幅がキツイと感じたら、ドライヤーで柔らかくしてみませんか。
用意するのは、次の2つです。
・熱風の出るドライヤー
・厚手の靴下(できれば2足以上)
ドライヤーを使う手順は次の通りです。
1.靴下を重ね履きしてから革靴を履きます。
2.つま先・親指・小指の付け根部分・甲など、硬いと感じる部分にドライヤーの熱風を当てます。
3.5分程度熱風を当てたら、革靴が冷えるまでそのまま履き続けます。
4.革靴が冷めたら靴を脱ぎます。
ドライヤーの熱風を至近距離で当てると、革靴が変色する可能性があります。また靴下を履いてはいますが、やけどする可能性もあるので、少し離して熱風を当てましょう。
もしブーツの履き口を柔らかくしたい場合は、太ももにタオルを巻いてから履いて熱風を当ててくださいね。
アルコールで柔らかくする
消毒用のアルコールで、革靴を柔らかくする方法もあります。
使用するのは薬局で購入が可能な、消毒用エタノールです。アルコール濃度の違いで何種類かエタノールはありますが、消毒用エタノールがおすすめです。
この他に、
・アルコール用のボトルスプレー
・きれいな水
・吸水性の良い靴下やハイソックス
…を用意しましょう。
アルコールで柔らかくする手順は次の通りです。
1.スプレーボトルに水と消毒用エタノールを同量ずつ入れます。
2.革靴や革のブーツの内側に、軽く湿る程度スプレーします。
3.靴下を履いてから革靴・ブーツを履き、乾くまで20~30分ほど待ちます。
4.待つ間に、柔らかくしたい部分を上から軽くなでると効果的です。
注意点としては、外側からスプレーすると変色する恐れがあります。必ず内側が湿る程度スプレーし、外側にはスプレーしないよう注意してくださいね。
革用のクリームやオイルで柔らかくする
革靴と長く付き合う事を考えるなら、専用クリームを使う方法もおすすめですね。
本革の靴に時々栄養を与えると、ツヤと柔らかさと撥水性が生まれます。そのため「本革の靴用の保湿クリーム」や「専用オイル」を使うと、より長持ちします。
またお店で購入したばかりの革靴は、乾燥して固くなっていることもあります。そこでクリームなどで保湿してあげると、革本来のしなやかさがよみがえるんですよ!
革を柔らかくしたいなら、乳化性クリームがおすすめです。油性クリームやオイルなどもお手入れで使いますが、新しい靴なら乳化性クリーム一つで大丈夫です。
この他に、
・革靴用のブラシ
・ウエス(柔らかい布)
・使い古した綿のTシャツ(柔らかめのもの)
…を用意しましょう。
手順は次の通りです。
1.ブラシを使い、革靴のホコリを落とします。
2.ウエスに少量のクリームをつけ、革靴全体に薄くのばします。
3.ウエスのきれいな部分で、クリームを優しく拭き取ります。
4.綿シャツなどの柔らかめの布で、全体を磨いてツヤを出します。
□靴磨き方法 靴クリームの塗り方。革靴に乳化性靴クリームを塗る方法
*乳化性クリームは靴と同じ色のものか、どの色でも大丈夫なタイプを選びましょう。
クリームは少量で十分染み込みますし、たっぷり塗るとシミや汚れの原因となります。塗り込んだら必ず拭き取って、必要な量だけを革靴に使いましょう。
またひと月に1度程度お手入れを続けていくと、靴も長持ちしますよ。
シューストレッチャーで革をのばす
革靴のお手入れ用品には、「シューストレッチャー」という革靴をのばす道具があるんですよ。
シューストレッチャーは足の形をした木製またはプラスチックの道具で、革靴の幅を広げて履きやすくします。付属品を活用すれば、足の付け根部分だけを広げる使い方も可能です。
革が広がるのには2~3日程度かかりますが、クリームと併用すればさらに効果的。またドライヤーの熱を当てれば更に早く広がり柔らかくなるので、上手に活用したいですね。
足にフィットさせて長く履こう!
革靴は最初の頃は硬く、靴ずれや足が痛くなる原因になることがあります。履いていくうちに革が足に馴染んで柔らかくなりますが、靴ずれなどで苦労はしたくないですよね。
手早く柔らかくしたいなら、ドライヤーの熱風を少し離れたところから当てる方法がおすすめです。靴をいたわりながら柔らかくしたいなら、革靴用クリームをなじませる方法もおすすめですよ。
足にピッタリ合う革靴は履いていて気持ちがよいもの。柔らかくして長く付き合いましょう!
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